コロナ禍のマスク生活で、顔だちが急激に老けたと感じる女性が増えている。大事なのは、家に帰ってマスクをはずしたら、筋肉をゆるめてから鍛えること。顔立ちをいきいきリフトアップさせる「指鍼(ユビバリー)」をご紹介。

知らず知らずのうちにたるみが加速!
マスクをはずしたら、この事態…

頬…頰が縦に長くなった
目の下…ゴルゴラインが顕著に
ほうれい線…ほうれい線が深く、長くなった
口元…マリオネットラインの影、出現
口角…口角が下がった
フェイスライン…フェイスラインがゆるみ、あご下がダブついた
表情筋の凝り固まりが、顔だるみを加速させている!

エステティシャン・鍼灸師
光本朱美さん
美容鍼灸サロン『ハリジェンヌ』の院長。筋肉にアプローチする技術が評判。近著に『顔が上がる指鍼(ユビバリー)』(主婦の友社)。www.seiryukiyomizu.com
コロナ禍のマスク生活で、顔だちが急激に老けたと感じる女性が増えていると光本朱美さん。
「マスクを長くつけていると、顔はたるみます。人から見えないという緊張感のゆるみだけでなく、ふわっと覆われているようでも、実は目から下が圧迫され、表情筋を大きく動かせなくなっているからです。話す際もマスクがじゃましてモゴモゴ。楽しくても、大きく笑うことに制約がかかります。顔に25種類ある表情筋は凝り固まり、特に頰、口まわりはカチコチに。また、マスクの圧迫は肌の血流、リンパの流れを滞らせ、老廃物がたまりがちに。顔だるみが一気にすすむのも無理はありません。大事なのは、家に帰ってマスクをはずしたら、筋肉をゆるめてから鍛えること。指鍼(ユビバリー)なら簡単に、短時間でゆるめられ、ダラけた顔だちをキュッとリフトアップさせることができます」
ユビバリー(指鍼)とは
自分の指を「鍼」のように使い、エステの技を融合させて顔の筋肉を刺激する、光本さん考案のリフトアップ小顔術。よけいな力を使わなくても強く、簡単に、複雑な筋肉にアプローチ。道具いらずで効果的に顔だちを蘇らせることができる、最強のセルフメソッド。

ここがユビバリー
【親指】
指鍼(ユビバリー)のメソッドでは、親指も重要。指ユビ鍼バリーの支えとなったり、人さし指と親指で筋肉をはさんで揉んだり、揺らしたりしてほぐす。
【人さし指】
人さし指・第2関節の、骨が出っぱっている両わき2点が「指鍼(ユビバリー)」。この2点で顔や首の筋肉に圧をかけ、刺激する。
撮影/ケビン・チャン 構成・原文/小田ユイコ イラスト/きくちりえ(Softdesign LLP)
※エクラ2020年9月号掲載/Web eclat 2020.07.31掲載