急なパニックを抑えるのが5・5・5呼吸法。「交感神経と連動して働く脳内ホルモン・ノルアドレナリンの暴走を防ぎ、不安や興奮、恐怖を抑える効果が。交感神経と副交感神経の両方を適度に上げ、平常心を取り戻せます」。そう話す医師・医学博士の根来秀行先生が呼吸の方法をレクチャー。
お話をうかがったのは…

医師・医学博士
根来秀行先生
ハーバード大学医学部内科客員教授。事業構想大学院大学理事・教授。著書は『病まないための細胞呼吸レッスン』(集英社)など多数。

【1】楽な姿勢になり、ゆっくりと鼻から息を吐ききり、おなかをへこませる。

【2】5秒間息を止める。

【3】おなかを膨らませながら、5秒で鼻から息を吸う。

【4】5秒間息を止める。

【5】おなかをへこませながら、5秒でゆっくりと鼻から息を吐く。2〜5を5回繰り返す。
取材・原文/和田美穂 イラスト/カツヤマケイコ
※éclat2021年2月号掲載 Web éclat 2021.1.9連載