そろそろフレグランスも夏仕様にチェンジしたい気分。太陽のもとで思いきりエンジョイ派にも、エアコンの効いた屋内で静かにインドア派にも。どんなシチュエーションにもマッチする、初夏を彩る香りを厳選。
「シャネル」の『チャンス オー スプランディド オードゥ パルファム』

チャンス オー スプランディド オードゥ パルファム(100ml)¥24200/シャネル カスタマー ケア センター
チャンスをつかむ準備ができていれば運は味方する。好機を自分のものにして人生を切り開いてきたガブリエル・シャネルのように、そう信じる気持ちを後押しする『チャンス』に待望の新作が。
5番目に登場したヴァイオレットカラーの『チャンス』は多幸感に満ちていながら、どこかミステリアスなフルーティフローラル。 トップノートは甘酸っぱいラズベリーと華やかで気品あるローズ ゼラニウム。さらにセダーとホワイトムスクがウッディノートを奏で、アイリスの清廉で洗練されたパウダリーな香りが寄り添います。
多面的で輝きあふれるフレグランスとともに、キラキラとした夏の物語が始まりそうな予感。
「バイレード」の『ブランシュ アブソリュ ドゥ パルファン』

バイレード ブランシュ アブソリュ ドゥ パルファン(100ml)¥50600〈2025年6月2日以降〉/バイレード ジャパン
バイレードを象徴するフレグランス『ブランシュ オードゥパルファン』を、より豊かで深い解釈で表現した香り。清潔な肌を包み込む柔らかなリネンのような静けさとあたたかみはそのままに、純粋さと強さの対比が顕著に。
強調されたアルデヒドのきらめき、トップに加わったブラックペッパーのアクセント、ハートノートの大胆なフローラル、より強まったベースのムスクやウッド。すべてが心地よく調和し、センシュアルな余韻を残します。
また、日本の伝統的な焼き木工技法に着想を得たキャップは美しく、ガラスボトルのシンプルで洗練された曲線と引き立て合います。
『ブランシュ』ファンはもちろん、香水ラバーならきっとコレクションしたくなる1本。
「パルファム ジバンシイ」の『ド ジバンシイ アンファン テリブル』

ラ コレクション パルティキュリエ ド ジバンシイ アンファン テリブル(100ml)¥36850/パルファム ジバンシイ[LVMH フレグランスブランズ]<6月1日より一部店舗、公式オンラインショップにて発売>
厳選された香料を使用した、ジバンシイのプレミアムフレグランス「ラ コレクション パルティキュリエ」に、夏の新作オードパルファム3種が“レ ジャルダン”シリーズとして仲間入り。
“レ ジャルダン”はユベール・ド・ジバンシィの城館シャトー・デュ・ジョンシェの庭園に着想を得た香り。しかも、庭園そのものではなく、そこで偶然出会うかもしれない、大胆な人物像をイメージ。そう聞いただけでも、なんだかワクワクしませんか?
なかでも印象的なのが『アンファン テリブル』=恐るべき子ども(!)。 最初に感じるのは、意外にも爽やかなベルガモット。そのすがすがしさとともに、スパイシーなジンジャーのアクセントが光り、次第にウッディでまろやかな香りへと変化します。この鮮やかなコントラストが、ジェントルマンでありながら反逆精神を持ち「オートクチュール界の恐るべき子供」と言われたユベール・ド・ジバンシィとシンクロするよう。
爽やかで気品にあふれる魅惑的な香りをまとい、天才クチュリエに思いを馳せて。
「ノンフィクション」の『ヤングメモリーズ オードパルファム』

ヤングメモリーズ オードパルファム(100ml)¥27170/ノンフィクション ジャパン
韓国発の人気ブランド「ノンフィクション」から、待望の新作が登場。
「ザ・フラワーズコレクション」は、調香師のドミニク・ロピオンとモーリス・ルーセルがクリエイトしたフローラルオードパルファムのコレクションで、4種をラインナップ。二人の独創的な解釈と想像的な技法により、フローラルの香りがよりエモーショナルに心に響きます。
『ヤングメモリーズ』は野原を駆け回っていた子どもの頃の、風や太陽、自然の香りをイメージしたフレグランス。中核となる潰したワイルドフラワーの新緑と、ミントやバジルが奏でる爽やかなハーモニーに、木のあたたかみが優しさを添えます。
のどかな景色を思い浮かべながら、ノスタルジックな気分に浸って。
問い合わせ先
・シャネル カスタマー ケア センター 0120-525-519
・ノンフィクション ジャパン 0120-121-770
・パルファム ジバンシイ[LVMHフレグランスブランズ] 03-3264-3941
・バイレード ジャパン 03-6450-5873
撮影/植田 翔 スタイリスト/宗藤 かな子 構成・取材・文/横溝 なおこ