食べる時間帯によって太りやすかったりするって知っていますか? やせる食材の法則、やせる食べ方の法則に続き、今回からは食べる時間の法則をご紹介します。

お話を伺ったのは
工藤孝文さん
工藤孝文さん

福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在、福岡県みやま市の工藤内科で、糖尿病内科、ダイエット外来、漢方治療を専門とし、地域医療にあたる。『ズボラな人でも コレステロールがラクラク下がる!』(永岡書店)など著書多数

ぽっこりお腹が引っ込む!
やせる食べグセ45の法則!
食べる時間

35食べる時間を考えて体重コントロール
人体には、体内リズムをコントロールしているBMAL1(ビーマルワン)という時計遺伝子が備わっています。

「BMAL1には、体脂肪がエネルギーとして分解されるのを抑える作用があり、この活動のピークは22〜深夜2時。ですから夜遅い時間に食べると太るのです。BMAL1の変動を考えて食事をとるのが正解です」

BMAL1の1日の変動

36おやつを食べるなら、10〜16時に
おやつも、BMAL1の変動を考えて食べれば太りにくくなります。

「BMAL1の働きは10〜16時にかけて活動が緩やかになるので、おやつはこの時間帯に食べるのがおすすめ。特に最も活動が抑えられるゴールデンタイムは14時なので、14時頃に食べるのがベストです」

おやつは10〜16時に

37夕食が遅くなるときは、2回に分けて食べる
夕食は遅くとるほど太るので、遅くなりそうな日は、2回に分けてとるのがおすすめ。

「夕食が遅くなるなら、ご飯などの最も太りやすい糖質は、いったん夕方6時までに食べましょう。そして帰宅後など遅めの食事では、消化のよいおかずだけにします。これなら遅くなっても太りにくいですよ」

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イラスト/本田佳世 構成・原文/和田美穂
※OurAge 2021.10.22掲載