「夫婦のニオイ」ケア

ホルモン変化による身体的原因と働き盛りならではのストレスなどの心的要因。30代は自分も夫もニオイが大きく変化するとき。
ニオイが原因でお互いを遠ざけていると心のすれ違いも引き起こしかねないから。夏まっただ中、夫婦のニオイ問題を解決します!

LEE世代の本当にあったニオイ事件簿

夫と妻のニオイ問題

ある日、私の頭をクンクンと嗅いで「おじさんのニオイがする~」と言い放った夫。私は夫の寝起きの口臭が気になっていたけど傷つけまいと心に秘めていたのに(怒)!(35歳・出版)
生理のときデリケートゾーンのニオイが気になってしまって…。隣に座ってきた夫から思わずサッと離れてしまい怪訝な表情をされました(35歳・事務)
就寝時、間違えて夫の枕に頭を置いてしまい、その瞬間、酸化したようなツーンとしたニオイがして思わず枕を投げ飛ばしてしまいました(汗)。子どもも夫の枕を嗅いで「くちゃい!」と鼻をつまんでいます(36歳・主婦)
足裏に汗をかきがちで、すぐにスリッパが臭くなる私。ニオイを嗅いで「おえっ」となるのがひそかな習慣で。テレワーク中に恒例の「おえっ」となっているところを夫に目撃され「何嗅いでいるの?臭いの?」と苦笑いされました。10年以上隠していた秘密を知られてしまい動揺…(41歳・ライター)
妻から「あなたのニオイ、無理!」と言われ大ショック…。焦ってニオイケアのアイテムを使い始めたけど妻がどう感じているのか聞けず(汗)(38歳・金融)
●恋人同士の頃は夫のワキのニオイを「ちょっと汗臭いくらいがワイルドでいいわ! 」なんて思っていた私。産後は「ザ・男」なそのニオイにイライラするように…。今さらワキ臭を何とかして! と言いづらいけど、もう我慢の限界!! (39歳・主婦)

夫婦のニオイの分かれ道

ニオイ問題は口にすれば角が立つし、黙っていればモヤッとする。放っておくとニオイが夫婦の距離を遠ざける遠因にも。リカバリー可能なうちに対策を!


教えてくれたのは?
資生堂 みらい開発研究所 研究員 勝山雅子さん

ストレスを感じたときに全身から「ストレス臭」が発生することを発見。加齢臭・便秘臭も研究。
植物療法士・Waphyto代表 森田敦子さん
客室乗務員を経て、渡仏。パリ第13大学で植物薬理学を修める。現在、植物療法士として活躍中。

30代は生物学的老化の始まりとホルモン変化でニオイが変わる

30代は生物学的老化の始まりとホルモン変化でニオイが変わる

20代の頃はあまり気にならなかったニオイが、自分も夫も気になり始めてきた今日この頃……。これって気のせい? それともちゃんとした原因があるの?

「体臭は汗、皮脂などの分泌物が肌の表面で微生物によって代謝されたり酸化することで発生します。発汗機能のピークは20代、30代ですが、30代ではニオイのもととなる皮脂分泌量もピークとなることから、ニオイの質が変わり体臭がキツくなる可能性が考えられます」(資生堂 勝山さん)

「人間の体臭には食べたものや暮らしぶりのアイデンティティが表れます。有機物でできている私たちの体から発するニオイは動物的なもの。性的にひきつけるニオイでもあるのです。それをイヤなニオイだとすべて排除しようとするのはもったいないこと。無臭または花々や森林の香りだけを、いいニオイだと感じなくてもよいのです。
生物学的に老化が始まる30代はホルモンの乱れによってニオイにも変化が現れます。また30代以降は加齢臭の原因となるノネナールが増加。それを“クサい!”とキツい言葉を放つのではなく、ニオイが変わるのはお互いさま。ケアの方法を伝え合う思いやりが大切です」(植物療法士 森田さん)

30代で体臭は変化するものと自覚し、部位ごとの特性とケア方法をちゃんと知ること。それが夫婦のニオイ問題を解決する糸口に!




次回は『夫婦のニオイケア「 口・頭皮・ワキのニオイケア」編』をご紹介。

撮影/久々江 満(静物) イラストレーション/白ふくろう舎 取材・文/平 輝乃
※LEE 2021年8月号掲載/LEEweb 2021.07.10掲載

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