日頃から冷えを感じてるという人、多いのでは? 冷えは体の不調につながるので、今すぐに対策を!

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温活を始める前に…
冷えに関するQ&A
冷えを自覚しているからこそ、抱えている悩みもたくさん! 読者から寄せられた疑問を石原先生に尋ねてみました。
A 生理痛や肩凝りがひどい、など体に不調があれば冷えが原因
「生理痛がひどい、肩凝りや腰痛、便秘ぎみ……など何か不調を感じていたら冷えが原因の場合が多いです。冷えを改善すると、体の調子がよくなって、肌つやもよくなります。あとは、朝10時頃に脇で体温をはかってみて、36.5℃以下だと体が冷えている可能性大です!」
A 治ります。諦めないで!
「大丈夫、治ります! 運動や食事、生活習慣で改善できます。私の患者さんでも、体温が2週間で0.5℃、1か月で1℃上がった人などが多くいます。冷えている原因の習慣が絶対あるはずなので、それを見直せば、体の不調も軽減されますよ」
A 最低でも2週間は温活を意識した生活を続けて
「2〜3日で肩凝りが楽になった、便がスムーズに出た、と早めに改善される不調もありますが、まずは2週間を目安に温活を続けてみてください。体温の上昇を実感できると思います。もちろん、温活はずっと続けることが大切です」
A 全然問題ないです! 体を温めるほうが大事。足浴でもOK!
「生理前や生理中は体が冷えやすい時期。ぜひ湯船につかって。血が出る心配があると思いますが、水圧でほとんど出てきません。それでも抵抗があるなら、バケツなどに43℃の熱めのお湯を入れて足浴をしてください」
A 体内の水分が余っているから
「汗の本当の役割は、運動をしたりお風呂に入ったりした時に、水分を体外に放出することで体温を下げ、一定に保つことです。体が冷えていても汗が出るのは、体温を下げるための水分が余っていて、外に捨てたい状態になっているのが原因」
A 脂肪は血流が悪いので、冷たいのはしょうがない
「女性は、お腹やお尻、太ももに脂肪がつきやすい体質。さらに脂肪は、筋肉と違って、もともと血流が悪いので触ると冷たいんです。運動を続けてインナーマッスルを増やしていけば、脂肪の体積も減って、冷たさを感じることも少なくなるはず」
A 冷えた体は、代謝が低く脂肪が燃えにくくなっています
「体温が1℃低くなるだけで、代謝が約12%落ちるといわれています。なので、同じものを食べていても、低体温の人のほうがエネルギーとして使われにくいんです。すると、脂肪を蓄えやすくなるため太りやすく、水分も汗として排出されにくいのでむくみやすくなります」
A 汗をかきにくいので詰まる一因になるかも
「汗をかく習慣がある人は、汗を出すと同時に毛穴から汚れを自然と排出できるので、毛穴が詰まりにくい傾向にあります。対して、冷えている人は、汗をかきにくいですし、皮膚の代謝も悪いので、もしかしたら毛穴詰まりが起こりやすいかも。毎日お風呂に入ったり、定期的に運動したりして、汗をかく習慣をつけると、一種の予防になると思います」

内科医。イシハラクリニック副院長。父、石原結實氏のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、病気の治療に当たっている。
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モデル/松川菜々花 撮影/浜村菜月(LOVABLE) ヘア&メイク/サイオチアキ(Lila) スタイリスト/金山礼子 取材・原文/宮平なつき web構成/轟木愛美 web編成/ビーワークス 撮影協力/UTUWA
※non-no 2022年1月号掲載/non-no Web 2021.11.29掲載