閉経した人たちへのアンケート調査で見えてきた「生理のそれぞれの終わり方」をいくつかのタイプに分けてご紹介。今回は、量や周期や日数がバラバラな生理を経験したのちに閉経をむかえたという「乱高下タイプ」の方たちのエピソードを公開。

教えてくださったかた
高尾美穂先生
高尾美穂先生

女性のための総合ヘルスクリニック「イーク表参道」副院長。産婦人科専門医。医学博士。スポーツドクター。ヨガマスターとしてヨガ指導も行う。女性の体の悩みへの明解なアドバイスがテレビで反響を呼び話題に。

《乱高下》量や周期や日数がバラバラ!

乱高下イメージイラスト

47歳ごろから量が少なくなり、間隔もバラバラで期間も短くなり、2〜3カ月なかったと思ったら突然あったりしましたが、49歳から50歳にかけての1年間にまったくなくなり閉経しました。(56歳・主婦)

もともと生理不順で2カ月くらい間隔が空くこともあったのに、閉経前の2年間くらいは、28日周期でぴったりくるようになった。ただ、出血が2週間ほどだらだらと続いて、次の生理までが中2週間しかないので大変だった。出血量も多いときがあって、出かけられないほどだったり、生理前の頭痛もひどくてつらかったが、あるときからピタッとなくなった感じで閉経した。閉経後は、あれだけつらかった頭痛も嘘のようになくなり、とても楽になった。(60歳・主婦)

(編集部が行ったアンケート結果より。40歳以上の女性595人の回答)

高尾先生イラスト

Opinion!

周期や経血量の乱れは特に閉経2年前になったら起きやすくなります。“あと2年ほどで閉経するかも”と認識しておきましょう。(高尾先生)」 

■Web eclatで関連記事を読む
【エクラ世代の閉経エピソード⑤】一度だけ急に生理になって閉経する「最後の打ち上げ花火タイプ」
【エクラ世代の閉経エピソード③】だらだらと経血が続く「出血が止まらないタイプ」の経験談

取材・原文/和田美穂 イラスト/中村久美 
※エクラ2021年6月号掲載/Web eclat 2021.05.12掲載