みんなの閉経エピソードをいくつかのタイプ別にご紹介。今回は、生理がなかなかこない時期を挟んだ後、最後に一度だけ生理がきたという「最後の打ち上げ花火タイプ」の経験談をピックアップ。

教えてくださったかた
高尾美穂先生
高尾美穂先生

女性のための総合ヘルスクリニック「イーク表参道」副院長。産婦人科専門医。医学博士。スポーツドクター。ヨガマスターとしてヨガ指導も行う。女性の体の悩みへの明解なアドバイスがテレビで反響を呼び話題に。

《最後の打ち上げ花火》なかなかこなかったのに最後に1回だけ

打ち上げ花火

40歳を過ぎ、生理の間隔は短く、量は多くの状態が続き、45歳を過ぎたころに生理がこなくなりました。これで閉経かと思いましたが、一度だけ急に生理になり、終わってなかったんだと思いましたが、その後は生理がきていないので閉経したのだと思います。(51歳・会社員)

45歳くらいから2カ月に一度、生理がきても1日で終わることもあり、かなり不定期で日数にもバラつきがあった。量は少なくなってきて、48歳後半くらいには、まったくこなくなったと思いきや、50歳で一瞬生理がきた! この一瞬が、どうやら“長年お疲れさま”のサインだったもよう! (55歳・自営業)

(編集部が行ったアンケート結果より。40歳以上の女性595人の回答)

高尾先生イラスト

Opinion!

卵巣機能が衰えると、子宮内膜がたまっているのに、それを出すスイッチがなかなか押されず、最後に一気に出るのがこのパターン。(高尾先生)
 
 

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取材・原文/和田美穂 イラスト/中村久美 
※エクラ2021年6月号掲載/Web eclat 2021.05.09掲載