アラフィー女性たちへのアンケートで、多くの方が「なんとなく不安」を感じていることが明らかに。今回は年齢による体力や外見の変化が現れはじめたことで、女性としての自信を喪失ぎみだというY・Tさんのエピソードをお届け。
体験談
少しずつ現れはじめている、年齢による体力や外見の変化。女性として輝けなくなるようで自信喪失ぎみ……。(Y・Tさん)

一昨年、閉経を迎えました。私の場合、ホットフラッシュや動悸のようないわゆる「更年期」の身体的症状は特に感じられていません。でも、体力や外見の変化を実感するたびに、もう「女性」として輝けなくなってしまうのかな……と自信を失っている自分がいます。私は、若さのかわりに何を増やしていくことができるんだろう?と考えてしまうんですね。楽しくて大好きだったおしゃれやメイクも、なんとなく消極的になってしまって……。
それと同時に、不安を感じる場面がどんどん増えてきました。例えば、外出したとき。「あれ、カギはかけたっけ……?」と考えだすと、いてもたってもいられません。仕事に向かう途中でも、遅刻を覚悟で引き返し、確認します。もちろん、ちゃんとカギはかかっているのですが。戸締まりはもちろん、ドライヤーのコンセントや火の始末など、外出中は常になにかしら不安。以前の私なら「大丈夫!」と確信をもてていたのに、今は「最近の私は忘れっぽいから……」と弱気なのです。
また、ちょっといやなことがあると、引きずったり悩んだりするようになりました。睡眠の質が落ちて疲れやすくなったのは、そのせいかもしれません。これも、以前の私なら軽く受け流せていたはず……。子供たちは社会人と大学生。もう立派に親離れしているのに、私のほうが子離れできずにいることにも「なんとかしなくちゃ」とあせりを感じます。
今、この状況を変えようと計画していることがあります。それは、初の「ひとり旅」に出かけること。まずは日帰りの遠出から始めて、国内一泊、いつかは海外……。これができたら、自信を取り戻せるような気がするんです。
ちなみにこんな声も…
来年は50歳。人生の半分以上を過ぎています。これからの残された人生で何ができるのか。自分自身どうしたらいいのか。何がしたいのか。自分に対する期待感もありつつ、漠然と未来を思って不安に感じるときもあります。(T・Iさん)
取材・原文/三宅智佳
※エクラ2020年4月号掲載/Web eclat 2020.03.02掲載