心がツラいと感じたとき、解消するためにアラフィー女性読者が実践しているセルフケアを神経セラピストの浅井咲子さんがチェック。効果をさらに高めるワンポイントアドバイスや注意する点などを指摘していただきました。

教えてくださったのは…
浅井咲子さん

神経セラピスト

浅井咲子さん

米国ジョン・F・ケネディ大学院にてカウンセリング心理学の修士課程修了。’08年、セラピールーム「アート・オブ・セラピー」を設立し、講演や講座も開催。著書に、『不安・イライラがスッと消え去る「安心のタネ」の育て方』(大和出版)ほか。

とにかくお笑いを見ます。吉本の劇場にも行きます。
(46歳・主婦)


Advice!
劇場で声を出して笑うのは、人とのつながりも感じられ、腹側迷走神経を大いに活性化させます。見たあとで、よい興奮がおさまっていく経験もできると、なおよいですね。




3行日記を寝る前に書きます。
(51歳・会社員)


Advice!
日記をつけるのは自分の感情や行動を俯瞰する作業。心を落ち着け、神経を整えるのに役立ちます。しかも寝る前に行っているのが○。交感神経を刺激するスマホから離れるという点でも効果大です。




自分の好きな香りの入浴剤を入れたお風呂にゆっくりとつかる。
(45歳・会社員)


Advice!
香りは脳を直接刺激するので、注意が必要。入浴後、気分が落ち着いているならかまいませんが、イライラしたり、疲労を感じたら、香りが適してない場合があります。




ホットヨガに行く。
(48歳・自営業)


Advice!
深呼吸やゆっくりした動きが多いヨガは、自律神経を整えるのに役立ちます。ただし、高温多湿な室内で行うホットヨガは、体への負荷がかかりがち。自律神経が整っていない人は控えめに。




腹式呼吸法を行う。丹田を意識して息をゆっくり吐きながら、体の中の疲れやネガティブな考えも一緒に吐き出すような感じで。そして、息を吸うときは、新鮮な空気が体内に入り、細胞が生き返る様をイメージしながら行います。
(52歳・主婦)


Advice!
完璧なセルフケア! 腹式呼吸は背側迷走神経を、胸式呼吸は腹側迷走神経を刺激するので、習慣にしてほしいですね。呼吸の際、感謝したい人を思い浮かべるなど、人とのつながりを意識すると、さらに効果的。

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取材・原文/村上早苗 イラスト/北住ユキ 
※エクラ2021年11月号掲載/Web eclat 2021.10.17掲載