アラフィー女性読者Jマダム®が実践しているセルフケアを、神経セラピストの浅井咲子さんがチェック。効果をさらに高めるワンポイントアドバイスや注意したい点などを教えてもらった。

神経セラピスト
米国ジョン・F・ケネディ大学院にてカウンセリング心理学の修士課程修了。’08年、セラピールーム「アート・オブ・セラピー」を設立し、講演や講座も開催。著書に、『不安・イライラがスッと消え去る「安心のタネ」の育て方』(大和出版)ほか。

自分の「好き」と思えるものや趣味を増やしておく。好き=肯定的な感情だから、そういうものをたくさんもっていることは落ち込んだとき自分を引っぱり上げてくれる大切な要素になるのでは、と若いころから心がけています。
(47歳・主婦)
Advice!
「好き」「楽しい」「美しい」といった肯定的な感情を抱くことは、自律神経を整えるのに役立ちます。そうした感情を抱いたとき、体がどう反応するかも意識すると、さらに神経が育ちますよ。
飼い犬とのんびりだらだら過ごす。
(54歳・会社役員)
Advice!
愛犬と“つながる”ことで、腹側迷走神経が育まれています。幸せホルモンとも呼ばれるオキシトシンの分泌も。のんびりすることで背側迷走神経への刺激にもなるはずです。
家中の目のつくところに生花を飾り、「きれい!」と思える気持ちを大事にしています。
(52歳・主婦)
Advice!
自分を取り囲む環境に注目することは、腹側迷走神経を刺激します。花を見るとき、「目のこのあたりがゆるむ気がする」など、体の感覚にも意識を向けると、さらに腹側迷走神経が鍛えられますよ。
イライラしたり、むしゃくしゃしたときは、ジムでサンドバッグをたたきます。終わったあと、スカッとした気持ちに!
(53歳・自由業)
Advice!
何かを思いきりたたくなど、強度の高いことをしないとストレス解消されないのは、要注意。むしろ、「気持ちが収まるまで、この状況と付き合おう」など、自分の神経と向き合って。
好きな音楽を聞きまくる。
(51歳・主婦)
Advice!
耳には腹側迷走神経が通っています。特におすすめなのが、高音や抑揚がある音楽。朝3分間、女性の歌声を聞くと、腹側迷走神経が刺激され、晴れやかな気分になりますよ。
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取材・原文/村上早苗 イラスト/北住ユキ
※エクラ2021年11月号掲載/Web eclat 2021.10.19掲載