私、デスクにハンドクリームが10個くらいあって。ありとあらゆる製品をかなり使ってきた自信があります。しかし、とても正直に申しますと、本当にいいなと思うものにはなかなか出会いません…!

さらっとしたテクスチャーのものは、塗った後の肌がキシキシしてしまうものが多い印象。逆にこってりタイプは、表面はベタつくのに、うるおった感じが全然しない。表面をオイルでコーディングしただけの、かりそめのうるおい的なものが多くて、「またこのタイプね…」とがっかり。こんな気持ちに共感してくださる方、いますでしょうか…。

そんな中で最近出合ったのが、『OSAJI』のリトリート ハンド マッサージ セラムとリトリート ハンド モイストクリームです。

今日のEditor's Pick!

顔や髪と同じように手肌にも慈しみを。血行とターンオーバーに着目した『OSAJI』のハンドケア_1

(左から)リトリート ハンド マッサージ セラム¥2,530・リトリート ハンド モイストクリーム ¥2,750/OSAJI 0120-977-948

こちらは、スキンケアで化粧水→乳液、とステップを踏むように、ハンドケアでもセラム→クリームと二段階でケアすることをおすすめしているユニークなアイテム。使い方としては…

①まずはセラムで指先までマッサージ

顔や髪と同じように手肌にも慈しみを。血行とターンオーバーに着目した『OSAJI』のハンドケア_2

大人の手肌をしっかりと整えるには、血流を指先まで巡らせることが必要なんだそう。そうすることで、手肌の修復に必要な酸素・栄養分が行きわたり、余分な老廃物を排出、ターンオーバーを促す効果が期待できるとのこと。これまで、とにかく手の甲にクリームをごしごし擦り付けて終わりだったことを反省しました。

②クリームでうるおいの膜をキープ

顔や髪と同じように手肌にも慈しみを。血行とターンオーバーに着目した『OSAJI』のハンドケア_3

セラムがしっかりと肌になじんだら、クリームで蓋を。少量を指に取り、手全体を包み込むように塗り広げます。遠赤パウダーが、マッサージによって温まった指先から体温を逃さず、手元先の冷えを改善してくれるらしく、冬場ギョッとするほど血色が悪くて紫茶色みたいになっちゃう私の手でも効果を感じられそう…! クリームなのにジェルみたいな質感でなじみがよく、塗ったそばからすぐに次の作業に取りかかれるのも、ストレスフリーに使えるポイントです。

気になる香りですが、どちらも「アオモジ」「ラベンダー」「ゼラニウム」がブレンドされた、OSAJIならではの品のある調合。ネイチャーの中にも色っぽさをたたえた感じ。セラムだけだと、ゼラニウム強めの爽やかな香り。クリームをレイヤードすると、どこか紅茶のような深みのある香りに変化していくのも楽しいです。

特に夜寝る前に使用するのがおすすめ。スキンケア、ボディケアの流れで、1日の疲れをリセットするように手指をマッサージしてみてください。私は、翌朝明らかにいつもと違うふっくらした手元に、ちょっと幸せを感じちゃいました。手のうるおいは心のうるおいなのでした…!

使い続けてどう肌が変化していくか、とっても楽しみです。

写真・文/種谷美波(yoi) 製品撮影/山崎ユミ