yoiが注目するHOTなアイテムをセレクトし、約1カ月間使用した感想をお届けする連載「Try & Report!」。第27回は、日本人の肌の特性に合わせた処方を追求した新スキンケアブランド『ORIFUSI(オリフシ)』の、「モイストバイオセルロースマスク」をお試し。

『ORIFUSI』の「モイストバイオセルロースマスク」をTry & Report!

モイストバイオセルロースマスク

モイストバイオセルロースマスク(5枚入り)¥4,950/ORIFUSI https://orifusi.com/

今年は10年に一度レベルで花粉が大量飛散しているそうですね。その影響は凄まじく、今まで花粉症状のなかった人からも「いよいよ花粉症デビューしたかも」と聞くほど。私もしばらく鳴りを潜めていたアレルギー体質がぶり返したのか、目と鼻だけでなく、肌も乾燥でかゆくなる緊急事態(泣)! ただでさえ季節の変わり目で肌コンディションが揺らぎがちなのに、春の乾いた風は花粉や黄砂、ほこりなどを帯びていて肌にはさらなるダメージが…。

例年以上の乾燥&粉塵ダメージを感じた私は、『ORIFUSI』のシートマスクで早急に肌のうるおいを取り戻すことに。こちらのブランドは3月16日にデビューしたばかりで、“季節”や“その時々”を意味する“折節(おりふし)”が名前の由来。折節の肌を適切にケアし、自分が納得できる状態に整えて、年齢に応じて変化していく肌までも愛おしく思えるようなお手入れをコンセプトにしています。

日本人の肌に合わせた処方を追求するため着目したのは、日本の伝統的な植物である「和ハーブ」。花粉による肌ダメージは和ハーブのチカラで立て直す…。まさに今の季節&私にぴったりのスキンケアアイテムでは? ということで、週に1〜2回ほど取り入れてみました。

袋の中身

『ORIFUSI』が考える“日本人特有の肌”には、角層が薄く、皮脂腺が発達し、真皮層が厚めという特徴が。これは高温多湿な時季があることや、外国と比べて紫外線量がそれほど多くないという日本の風土が関係しているのだとか。水分保持力が低めの日本人の肌をたっぷりのうるおいで満たし、適度な油分で肌を守る成分の配合にこだわっています。

そこでキーとなるのが7種の和ハーブ。ソメイヨシノ、クロモジ、チャ葉、ハトムギ、ドクダミ、ツバキ、ゲットウ、各植物の葉・枝・花・種子などに含まれる有効成分を抽出したエキスを採用しています。さらに、肌のうるおいとバリア機能を健やかに保つために欠かせないビタミンやアミノ酸を豊富に含む、日本産の米由来の保湿成分も配合!

和ハーブ×米由来保湿成分の最強タッグで、乾燥で揺らぎやすくなった肌をみずみずしく保湿し、クリアな透明感を引き出してくれるのだそう。

バイオセルロースシート素材

そんな日本産のエキスを贅沢に取り入れた美容液を、天然由来のバイオセルロースシートにたっぷり浸透! ぷるぷるのゲル状素材は保湿力と密着力に優れ、肌の凹凸にぴったりフィットして有効成分をあますことなく届けてくれます。個人的に、バイオセルロースのシートマスクはどこのメーカーも肌に弾力をもたらしてくれるイメージがあり、使う前から期待値は高め。15〜20分と長めにつけていてもシートが乾いてこないのもいいですよね♪

マスクの使い方1

シートマスクは形が崩れないように、メッシュ状のシートで両面を保護されています。中身を取り出したら、片面の保護シートを剥がしてから顔にのせます。剥がした保護シートにも美容液が残っているので、とりあえず腕などに貼りつけておき、あとでボディ保湿に再利用するのがおすすめです(笑)。

マスクの使い方2

顔にのせたらもう片面の保護シートを剥がし、凹凸に合わせて密着させます。およそ15分たったらマスクを取り、手のひら全体で美容液をハンドプレスしてなじませます。

マスクの使い方3

私は乾燥すると肌がかゆくなってついかいてしまうのですが、このシートマスクをすると肌状態が落ち着くんです。和ハーブエキスとバイオセルロースシートの相乗効果で、炎症が起きた肌を穏やかに沈静させてくれているのかも! 

ちなみに肌ダメージがいちばんハードなときに週に2回使ってみたところ、一日じゅう外にいても乾燥を感じないくらい、肌がうるおいで満たされていることを実感♡ それ以降は週に1回使うだけでも肌コンディションが乱れにくくなり、肌のかゆみ症状が出ることもなくなりました。

マスクの使い方アレンジ2

ひとつ残念なのは、シートマスクの穴が大きすぎること。私の顔の形には合わせにくく、赤みが出やすい頬のトップや小鼻のキワをカバーしきれませんでした。あご下まではすっぽり覆えるのにもったいない…。

なのでシートの一部をはさみでカットし、まんべんなく広げられるようにアレンジ! 柔らかい素材ゆえに形を変えやすく、ぐいっと伸ばして細かい部分までフィットさせて使うことができました。

マスクの使い方アレンジ1

頬を覆う部分を引き上げてあまったシートを折りたたみ、目の下ギリギリまでカバー。手間はかかりますが、これにより正真正銘、肌のすみずみまで美容液を届けることに成功。乾燥でちりめんジワが出やすいパーツも、ふっくら保湿されることで目立ちにくくなるはず! 期待していた肌のハリ感も得られ、大満足の結果に。

Try&Report 後記

箱の再利用方法

『ORIFUSI』は廃棄すると自然に戻るバイオセルロースシートを取り入れるほか、配送箱を兼ねた外装箱にするなど、資源のムダ使いを減らしています。外装箱の背面を一部切り離して組み立てると、シートマスクケースとして再利用できる工夫が!

箱の再利用方法2

ムダを省いて浮いたコストは品質の向上に投じ、日本の自然の恵みが存分に詰め込まれた「モイストバイオセルロースマスク」。季節も肌状態も変わりゆく今の時期、肌を守る頼もしい味方になってくれるはず♪

撮影・文/井上ハナエ