子どもの自己肯定感を下げる言葉

日常的につい言いがちな言葉で、子どもの自己肯定感はダウン!? 実例で解説!

人格を責めるのはNG

「いつも」という言葉が入ると人格を責めていることになるので、子どもは「いつも自分はダメだ」と思い自己肯定感はダウン。注意をするなら人格と行動は切り離して「今日は時間に遅れちゃったね」などと伝えるようにすると◯。

失敗を叱るのはNG

子どもの自己肯定感を最も下げるのは親からの非難。失敗をするから気づいたり成長するのに、責められると条件付きの自己肯定感が育ち、親の顔色ばかりをうかがうように。1回叱ったら2回目は我慢など、親ができる範囲で調整を。

能力を褒めるのはNG

たとえ、100点や賢い子などのいい意味でも、能力を褒められると条件付きの自己肯定感に。いい点数を取り続けないと自分には価値がない、親に愛されないと思い込んで、結果を追い求めるばかりで苦しくなります。

人と比較するのはNG

比較も、条件付きの自己肯定感を育てる大きな要因。「お兄ちゃんより計算ができないわね」はもちろんNGですが、「あの子よりも点数がいいね」といい意味でもダメ。比較するならば、本人の過去と比べて、その頑張りを認めて。

自己肯定感が低い子ども

わが子の自己肯定感アップのために親ができることは?

今日からできる! わが子の自己肯定感アップのために親ができることは?

愛を伝える

親が愛情を伝えることで「こんなに愛されている自分は大事な自分」だと自然に思えて、自己肯定感はアップ。愛してくれる人がいることは、自分の存在の土台に。ただ、子どもは脳がまだ未熟なので間接的なことは伝わらず「毎日ごはんを作ってくれるから愛されている」とは思えません。愛してる、大好きという言葉や、ハグなどのスキンシップでしっかり伝えて。

共感する

親は子どもがいいことを言うと褒めて喜ぶけれど、必要なのは子どもの「ネガティブな気持ち」への共感。負の要素を否定すると、いい子でないと親から愛されないと思い、条件付きの自己肯定感が育つことに。共感の示し方は、例えば子どもが「友達が嫌い」と言ったら「あの子が嫌いなんだね」と受け取るだけで気持ちは落ち着きます。「ママもあの子嫌い」などの同感はNG。

親も謝る

子どもに身につけさせたいのは、条件なしの安定した自己肯定感。条件付きの自己肯定感の問題は、成功すればいいけど、失敗したり間違えたら自分に価値はないと思い込んでしまうこと。親が言いすぎたり、悪いことをしたと思ったら子どもにちゃんと謝ることで、失敗してすべてが終わりじゃない、いくらでも挽回はできることを教えることができます。

プロセスを褒める

能力や結果だけを褒めると、子どもに条件付きの自己肯定感が育ちます。失敗するかもしれないけれど挑戦したこと、毎日勉強したこと、集中したことなど、結果にたどり着くまでの、努力、工夫、勇気などプロセスを褒めることで、無条件の自己肯定感に。
たとえ点数は低くても、前は50点だったけど今回は60点になった、その頑張りを褒めてあげてください。

小さな成功体験を積ませる

親は最初からハードルを上げがちですが、小さなハードルで成功体験を積むスモールステップで進むと自己肯定感がアップ。自分はやればできると思う「自己効力感」も育ち、挑戦→できたを繰り返すと、自己肯定感にも直結します。内容は、スポーツやブロックなど子どもが好きなことが◯。子どもが夢中になれることの発見にもなり、夢中は勉強やほかのことにも伝染します。

教えてくれたのは
松村亜里さん

ニューヨークライフバランス研究所代表

松村亜里さん

医学博士、臨床心理士。専門はポジティブ心理学。「世界に通用する子どもの育て方」オンライン講座が人気を集める。『お母さんの自己肯定感を高める本』(WAVE出版)など著書も多数。

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イラストレーション/macco 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
※LEE 2021年1月号掲載/@LEEweb 2021.05.02掲載

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