仕事の人間関係、家族のこと、コロナの不安。いろんなストレスが重なって、なんだか元気が出ない毎日。つらい、苦しい、不安。だけど、どうしたらいいのかわからない…。そんなときのために、臨床心理師の伊藤絵美さんが提案する「つらい私」の対処法を試してみてください。張り詰めた心がすっと楽になるかもしれません。

教えていただいたのは
伊藤絵美さん

伊藤絵美さん

1967年生まれ。公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士。カウンセリングの専門機関「洗足ストレスコーピング・サポートオフィス」所長。クライアントへのカウンセリングのほか、企業研修やセミナー、ワークショップを積極的に開催。『セルフケアの道具箱 ストレスと上手につきあう100のワーク』(晶文社)など著書も多数。

焦らず「自分助け」の方法を身につけて

生きているかぎり、ストレスがないことはあり得ません。良いことも悪いことも含めて、人はストレスと共存しながら生きるようにプログラミングされているともいわれています。

でも、ストレスを受けたときの反応にはとても個人差がありますね。その人の性格にもよりますが、実は大きな差がつく原因はストレス対処法のスキルの違いにあります。

専門用語では「コーピング(自分助けの手段)のスキルの違い」といいます。スキルが高ければ、同じようなストレスを受けても心や体の反応は小さく、つらさの度合いも軽くなるのです。

羊さんイメージイラスト

スキルを高めるのは、決して難しいことではありません。ストレス心理学の研究が進み、ストレスを無理なくスルーして楽になる手法が広まっています。それらをわかりやすく嚙み砕いて皆さんにアドバイスするのが、私たちカウンセラーの役目。

次回からそのピースをお裾分けしていきます。少しでも気になる「自分助け」があったら、ぜひ日常生活に取り入れてみて。少し練習が必要なワークもあります。

「こんなことが役に立つの?」という感情が湧いてくるかもしれませんが、ちょこちょこ続けるうちにスキルが上がっていたりするものです。気軽に試してみてください。(伊藤絵美さん)

イラスト/雨月 衣 指導・監修/伊藤絵美(洗足ストレスコーピング・サポートオフィス) 構成・原文/蓮見則子
※OurAge 2021.04.12掲載

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