産後で気になるのが、子どもができたら、みんな一体どこでセックスしているの?ということ。「子どもが気になり集中できない」「時間が短くなった」など、産前産後で夫婦のセックスが変わったという声も。
そこで、セックスレス解消アドバイザーの三上かすみさんに、間取りという視点から、夫婦のセックス事情についてアドバイスいただきました!

セックスカウンセラーに聞く!
子どもがいる場合、どこですればいい?【セックスと間取り】問題

子どもがいる場合、どこですればいい?

産後のセックスの場所についてアンケートをとったところ、LEEメンバーに多かったのは、「子どもが寝た後にリビングで」「別室にふとんを敷いて」など、子どもが寝ている部屋以外で、という回答。とはいえ、「川の字で寝ていて場所もないので、子どもが寝ている隣で」という人もけっこういた!また、「子どもがいない昼間に」という人も。

今の日本の住宅事情では、セックスする場所を確保するのも難しいよう……。

お話をうかがったのは・・・
三上かすみさん

セックスレス解消アドバイザー

三上かすみさん

自身もセックスレスに悩んだ経験を生かし、カウンセリングを行う。著書に建築家の船渡亮さんとの共著『セックスレスにならない間取り』(かえるけんちく)。
https://ameblo.jp/mamaself-blog/

セックスと間取りの疑問01
子どもが気になってセックスがしにくい日本の住宅事情や間取りは、セックスレスの原因になる?

根本原因ではなくても、セックスの回数が減るきっかけにはなります。
「子どもが隣で寝ていてセックスしても平気な人はいいのですが、気になる人はぜひ見直しを。


また、子どもがいてもセックスを楽しむためには、場所を決め込みすぎないこともポイント。夜の寝室でなくても、リビングのソファ、浴室など1畳あればどこでもセックスはできます」

セックスと間取りの疑問02
セックスレスになりにくい、おすすめの間取りはある?

子どもの動線上に、夫婦の寝室は置かないことが鉄則。
「夜中に子どもがトイレに行くかもしれない場合は、トイレの奥に寝室を置く。浴室に直行できる部屋を寝室とするのもおすすめです。子ども部屋と夫婦の寝室が隣同士の場合は、隣り合っている壁側に本棚を置くことで防音効果が期待できます。

一軒家であれば、意外に音が気になるので、夫婦の寝室と子ども部屋を上下に配置しないこと。寝室にカギをつける、ドアの隙間にタオルを詰める、防音カーテンに変えることでも、安心して営むことができます。

雑然とした場所ではいい雰囲気を作りにくいので、不要な持ち物は断捨離し、部屋の中をスッキリ保つことで「気持ちのスイッチ」も入りやすくなります」

セックスと間取りの疑問03
間取りとあわせて取り入れたい、セックスレス解消のためのアイデアは?



一緒に住んでいるといつでもできると思い込んでしまいますが、家族でも生活パターンは違うもの。時間をひねり出さないとセックスできません。
「セックスするのはどうしても夜だと思いがちですが疲れていると思うので、おすすめは休日の早朝。4~5時頃、いわゆる男性の朝立ちを利用して営むとスムーズ。

子どもが大きくて気になるのであれば、学校に行っている昼間に有給を取るのも○。スイッチが入りにくい人は、月1回第3金曜日は営む時間、などとタイミングを決めて気持ちを盛り上げるのもいいと思います」

イラストレーション/いいあい 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
※LEE 2020年4月号掲載/LEEweb 2020.06.16掲載