体のお悩みや疑問、恥ずかしくて相談しづらい? でも正しい知識は自分を守り、周りの人を大切にすることにもなる大事なこと。ABEMAオリジナルドラマ『17.3about a sex』に出演した3人と、性の知識を学ぼう!

ジェンダー&ボディについてシオリーヌさんに聞く後編は、「ルッキズム」についてと、「他人を傷つけないために気をつけるべきこと。

きちんと知るべき“性”のこと

Q. 最近よく聞くルッキズムって?

ずばり、外見至上主義。外見で評価する時代は終わり!
莉子 ルッキズムという言葉、初めて聞きました。

シオリーヌさん 直訳すると外見至上主義。外見でその人の価値をはかり、差別する考えや行動のことで、"太っている人はヤセている人より劣っている"などがわかりやすい例かな。

汐梨 どうして今、問題になっているのですか?

シオリーヌさん かつては芸能人やモデルなど〝選ばれた人"がお手本となることが多かったですよね。でも近年、SNSの普及でさまざまな体型・肌の色の人が発信できるようになり、美しさの定義はひとつじゃないんだ!という認識が広まったことが関係していると思います。すでに海外では、履歴書に顔写真を貼らないなどの変化が起きています。

梨々花 なるほど。写真がなければ、外見で判断できませんね。

シオリーヌさん そもそも、生まれ持った顔の構造や体格、体質、肌の色は自分で選べないもの。それで人としての価値を決めつけるのは、人の権利を侵害する行為。

莉子 そういえば最近、さまざまな体型のモデルを起用するブランドが増えていますよね。

シオリーヌさん それも、ルッキズムがきっかけ。同時に"ボディポジティブ"と呼ばれるムーブメントが拡大していて、自分が居心地よく過ごせる体を大切に!というメッセージを発信してるよ。

汐梨 ダイエットをしにくくなりそうですね……。

シオリーヌさん ダイエット=悪というわけではなく、自分のためにヤセるのか、他人や世間の評価のためにヤセるのかがポイント! 自分を変えたいと感じたら、今の自分を愛せているか、そしてポジティブな努力かどうかを見極めてみてね。

上を指さすシオリーヌさん

Q. 他人を傷つけないために気をつけるべきことは?



A. 外見に関するコメントは極力控えよう!
シオリー
ヌさん  私は学生時代に、ダイエットが原因で摂食障害になった経験があるんです。その時期に、どんなに食べても太らない友達がうらやましくてホメたら、悲しそうな顔で「太れないことがコンプレックスなんだ」って。とても反省して、外見についてのコメントは避けるようになったんだ。

莉子 人の悩みやコンプレック
スって、近くにいても気づかない場合も多いですよね。とくに外見。

シオ
リーヌさん "ホメ言葉だったら言ってもヨシ!"と思ってる人も多いけど、本人がそれをどう評価しているかで、受け取りかたが全然変わってしまうんだよね。本人が変えられない骨格や肌の色などの場合、なおさらダメージ大。

 難しいですね。

シオリーヌさん 日本はとくに、"美しい"とされる外見を決め
つけた発信にあふれているように感じます。"美白になるためには"細見えコーデ"など、まるでそれしか選択肢がないみたいにもとれる。

莉子 なるほど。

シオリ
ーヌさん 考えれば考えるほど、言葉選びに悩んじゃうよね。でもちょっと視点を変えれば、人にはいいところがたーっくさんあるんです。笑顔やあいさつのほか、その人の努力が見えるファッション、ヘアアレンジ、メイク、ネイルなど。努力を認められて傷つく人はいないし、むしろ、うれしさは倍増するはず。

梨々花 本当ですね。

シオリーヌさん 同様に、ジェンダーやセク
シュアリティの決めつけも気をつけたいことのひとつ。例えば、好きな男子のタイプは?」という何気げ ない一言も、相手が異性愛者じゃなかったら傷つけてしまう可能性があると覚えておくといいかも!

手で大きな丸をつくるシオリーヌさん

対談を終えて…

今日の理解を深めたい!(田鍋梨々花)
シオリーヌさんの一言一句に感動! 社会を変えるためにも、みんなにぜひ読んでほしい♡

正しい知識って大切(秋田汐梨)
友達の経験談で知ったつもり 広めたい!になっていたけど、自分で学ぶことの大切さを痛感。さっそくみんなと共有したい!

視野がぐんと広がった(永瀬莉子)
刺激が多すぎて、3 時間半があっという間に感じた! さっそく今日から、人との接しかたや発言を見直したいと思った♪

社会は必ず変わります!(シオリーヌ)
みなさんの悩み&相談を聞いて、私の高校時代からかなり前進していることに感動! このペースで、未来をさらに明るくしていきましょ♡


撮影/山崎ユミ ヘア&メイク/中軍裕美子 モデル/田鍋梨々花、永瀬莉子、秋田汐梨(STモデル) 構成/中西彩乃
※Seventeen 2021年8月号に掲載(Seventeen-Webには掲載されておりません)

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