ちょっと前の話になりますが、先の年末年始を久しぶりに実家で過ごしました。長く続く自粛生活のせいか、パッキング技術がすっかりサビついてしまっていて驚きました。何を詰めればいいんだっけと右往左往し、この数年ですっかり「おうち用」に全振りした大きめサイズのスキンケア用品たちを前に、「ボトルごと…?」と立ち尽くす始末。

顔まわりに使うものはなんとかかき集めたのですが(サンプルもらえる風潮、うれしいですよね)、やはり最後に立ちはだかるのは「ボディクリーム持っていくかどうか問題」でした。

今日のEditor’s Pick!

白いチューブ

ウーマンエッセンシャルズ 保湿クリーム 50ml ¥3,960/BCL 0120-303-820

自宅ではポンプ式の実用一辺倒のものを愛用していましたが、これを詰めるのもなあ…と。とにかく少ない荷物で移動したいので、ボディクリームの大きさがいつもネックだったのだと過去の逡巡を思い出し、この問題に向き合うべく「小さくスマートでいい感じ」のボディクリームを探しに街へ!

そこで出合ったのが、「ウーマンエッセンシャルズ」の保湿クリームでした。旅先でのベストかどうかはまだ検証中ですが、この製品が想像以上に気持ちのいいものだったため、ご紹介できればと思います。

こちらの保湿クリームは、粘膜を除くビキニゾーンまで使える、まさに全身用。手に出してみるとツヤっとパールっぽい見た目で、垂れてくるほどの水っぽさはありませんが、スルッとよく伸びるテクスチャーです。少し敷居の高そうな見た目に反して、使い心地は言うなれば、「優しさ」のひと言! 肌に刺激が少なく、ふんわりとしたいい香りで(ふんわりとしか言いようのない香りなんです…!)、使ったあとに肌が柔らかく感じる、など、いい意味でとがったところがないと感じます。

もともと、「フェイシャルケアと同等にデリケートゾーンケアの重要さを問い直す」ことを理念のひとつに掲げてフランスで立ち上げられたシリーズのため、初めてのケアにももってこいではないかと。使い心地の優しさは、品質への高い志があってこそなんだと実感します。同じシリーズでは、ブライトニングタイプのクリーム、ウォッシュ、オイルなどもあり、デリケートゾーン用の製品が充実しているようです。

帰省中も大満足の使い心地でした。サイズはかなり小さめですが、乾燥が気になるところを中心に保湿すれば、今後も旅先のお供としてすごく心強い存在になりそうな予感がしています。この問題はまだ完璧に解決! とはいえませんが、ボディクリームに関して守りに入っていたからこそ、新しいものを見つけた喜びもまたひとしおだと思う今日この頃です。

写真・文/小島睦美(小説すばる)