yoiが注目するHOTなアイテムをセレクトし、約1カ月間使用した感想をお届けする連載「Try & Report!」。第39回は、皮膚科学をベースに敏感肌向けのアイテムを展開するトータルビューティブランド『OSAJI(オサジ)』の、ブランド初となるヘアスタイリングシリーズをお試し!

『OSAJI』初のヘアスタイリングシリーズをTry & Report!

オサジ ヘアスタイリングシリーズ

(左から)デューイー スタイリング オイル(100ml)¥3,960・フリーリィ スタイリング ジェル(100g)¥3,300・ポイント セット ヘア スティック(10g)¥2,200/OSAJI https://osaji.net/

6月初旬に梅雨入りを果たした関東。雨がしとしと降ったり止んだり、晴れたと思いきやじめっとした空気に包まれる日々。低気圧による頭痛も相まって気分が沈みがちなシーズンに、さらに私を悩ませるのが、ヘアセットが決まらないこと! 髪を巻いてもすぐに取れるし、ストレートにしてもいつの間にか毛先がうねっているし、浮き毛がホワホワ出てくるし…。普段のヘアケアに力を入れていかないと、なかなか思うように髪をセットできないなと感じています。

そんなお悩みを解決すべく、ヘアケア成分を中心としたスタイリング剤を使うことに。髪を乾燥や紫外線ダメージから守りつつ、パサつきや広がりを抑えたセットを両立できるはず! 数あるアイテムのうち、今季のマイヒットは『OSAJI』から新たに発売されたスタイリングシリーズ♪ スキンケア製品にも使用しているコメヌカ油やツバキ種子油を中心に配合し、シリコンフリー・合成香料フリーの処方に。健やかで美しい皮膚を保つためのライフスタイルを提供するブランドらしい、肌が敏感な方にも配慮したスタイリングアイテムです。

いずれのアイテムも、天然精油の香りに癒されるウッディシトラス系♡ オレンジやベルガモットのフレッシュな柑橘をベースに、シベリアモミやニオイヒバの豊かなウッディノート、ベチバーやクローブなどアクセントになるスパイスがブレンドされています。

オイルのテクスチャー

「デューイー スタイリング オイル」はさらりと軽いヘアオイル。毛髪の1本1本にスピーディになじみ、しなやかなツヤめきを与えてくれます。仕上げに使う以外に、髪を巻く前のスタイリングベースにもぴったり。

ジェルのテクスチャー

「フリーリィ スタイリング ジェル」はウォータリーベースのみずみずしい質感。パーマや巻き髪の動きをきれいにキープしつつも、ジェル系スタイリング剤特有のキシキシとした手触りを感じさせません。そのため、細くて柔らかい髪質の方もペタッとボリュームダウンして見えることがないんです。

ヘアスティックのブラシ

「ポイント セット ヘア スティック」はマスカラタイプのポイントスタイリング剤です。髪を繊細に絡め取り、自在にまとめる独自設計のブラシにこだわったのだそう。水っぽいテクスチャーの液体がトップの浮き⽑やサイドの後れ⽑、前髪のうねりを抑えたいときに便利!

オイルでヘアスタイリング

オイルの使用方法1

①2プッシュ分のオイルを手に出し、両手を擦り合わせて手のひら&指先まで全体に広げます。次に髪をひとつに束ねるイメージで、髪の内側から数回サッサッサッと手ぐしで通してオイルをなじませて。表面からなじませるとベタッとした油分過多な質感に見えてしまいがちなので、必ず髪の内側から通すのがコツ!

オイルの使用方法2

②手に残ったオイルを指先に広げ、前髪やこめかみあたりにニュアンスをつけて仕上げます。毛束を細めに取り、中間〜毛先にのみオイルをなじませると、自然な束感が生まれてこなれた印象に。

オイルで仕上げたヘアスタイル

③オイルによるヘアスタイリングが完成! ヘアアイロンが温まる時間を含めて5分もあればできる、私が日頃よくやっている簡単スタイルです。これまで私は、高温多湿な天気の日にスタイリングオイルをつけると、時間が経つにつれて髪がギトギトしてくるのが苦手でした。しかしこのオイルはセミウェットな質感で重たくならず、手で髪を触ってもギトギトしない! うるおいによるまとまりを出しながらも、快適な束感仕上げをキープしてくれるんです。

オイルをアウトバストリートメント使い

オイルの使用方法3

①スタイリングとしてはもちろん、髪を洗ったあとのアウトバストリートメントとしてもGOOD。使用量は1プッシュを毛先にのみなじませる程度でも十分。ダメージが気になる人は様子を見ながら足してもよさそう!

アウトバストリートメント使いしたヘア

②髪を乾かすと毛先にかけて全体的にまとまり感が。指どおりはサラッと仕上がるので、夜つけて就寝しても不快感はありません。多めにつけた部分はややオイルによる重さが出ますが、朝に髪を洗う場合は事前にオイルをつけて乾かすだけでスタイルが完成するので意外とラク! その日の余裕度合いによって使い分けていました。

ジェルでヘアスタイリング

ジェルの使用方法1

①ジェルは人差し指の第一関節と同じくらいの分量を取り、すべての指先にまんべんなく広げます。手のひらに広げると髪につける量が調整しづらく、つけすぎにより重たく見えてしまうのでご注意!

ジェルの使用方法2

②前髪から後頭部にかけて大胆に手ぐしを通し、指先についたジェルを髪全体に行き渡らせます。髪の分け目を消すような気持ちでラフに手でかき上げ、一度オールバックヘアにしましょう。

ジェルの使用方法3

③かき上げた前髪を片手で押さえ、もう片方の手でちょろっとうぶ毛のような細い毛束を引き出します。続いて指先に残ったジェルor足りなければジェルを追加し、サイドをなでつけてタイトに整え、毛先をグッと外向きにハネさせます。

ジェルで仕上げたヘア

④ジェルによるスタイリングが完成! オイルに比べてホールド力が高く、立体感を作りやすいのでアップヘアにしてみました。時間が経ってもパリパリに固まらず、今まで出合ったスタイリングジェルのなかでもトップクラスの軽やかさです。ツヤ感は残しながらもパラパラと動きのついた毛束を演出できるのが使いやすいものの、人によってはこの手触りが髪のパサつきのように感じるかもしれません。

しかしその心配は、帰宅して髪を洗ったときに杞憂だったと気づくはず! スタイリング剤がついた髪を洗ったあとはヘアダメージが気になりがちなのに、このジェルではいっさい感じないんです。スタイルキープ力だけでなく保湿力まで頼もしい、まさにヘアケア発想のスタイリングジェル♪

ヘア スティックでお直し

ヘアスティックの使用方法1

ヘア スティックは外出先のお直しにお役立ち。家を出て数秒で出現するトップの浮き毛をこまめに抑え、清潔感のある印象をキープ。トップのボリュームをつぶしすぎない自然な使⽤感がうれしい♡

ヘアスティックの使用方法2

私が気に入っている使い方は、こめかみ付近の髪になじませて後れ毛のニュアンスを出すこと! 後れ毛があると顔まわりがあか抜けて見えるものの、自分で毛量を調整するのは意外に難しくて…。ところがこのヘア スティックだと、ブラシでちょいちょいと引っ掛けるだけで適度な毛を引き出せて、束感を出すのが簡単! 時間がない日はヘア スティックで部分的にヘアセットするのもありだと思います。

Try&Report 後記

髪につけたスタイリング剤が地肌について皮脂や汗と混ざり合い、生え際に吹き出物ができてしまう私にとって、敏感肌に配慮した処方のアイテムは探し求めていたもの。今回のお試しをはじめる前からこめかみ付近に吹き出物ができていたのですが、使い続けていても悪化せず、新たに出現することもありませんでした。

スキンケアにはじまり、メイク、ネイル、ヘアケア、ボディケア、フレグランスまで幅広い製品ラインナップでユーザーを魅了し続ける『OSAJI』。どんなインテリアにもなじむユニセックスなパッケージも、これからの時代にもっと求められていきそう!

撮影・文/井上ハナエ