口元のコンプレックス上位は「歯並びの悪さ」と「歯の黄ばみ」

マスクが生活の必需品になってから約2年。ワクチン接種が進んでも、まだまだ手放せない生活は続きそう。でも、行動の制限が緩和されてきているので、少人数での会食の機会も増えそうな予感……! ただ、長い間マスクで口元を隠していたからこそ、「マスクをはずして口元を出すのが恥ずかしい」という声もあるようです。  

医療法人社団健青会が2020年に行なった調査では、「口元にどんなコンプレックスがありますか?」という質問に対し、「歯並びが悪い」の61.4%に続き、「歯の黄ばみ」が59.9%と、このふたつがダントツで上位でした。

歯並びの矯正はお金と時間がかかりそうなイメージですが、歯の黄ばみはすぐにでも解消へ向けて取りかかれそうですね。

黄ばんだ歯と白い歯の比較写真

歯が黄ばんでいると顔全体の印象も悪化!

ご存じですか? ホワイトニングの"種類"

■ホワイトニングは大きく分けて2種類!


歯を白くするには、①歯そのものを白くする方法(ホワイトニング)と、②歯を削ってかぶせて白くする方法(ラミネートべニアなど)の大きく2つがあり、特に①の歯の表面に薬剤を塗り、歯そのものを白くする方法は、近年急速に普及しているそう。

また、①の歯そのものを白くするホワイトニングは、歯科医院やクリニックで行う「オフィスホワイトニング」と、家で行える「ホームホワイトニング」に分けられます。



●オフィスホワイトニングとは


歯科医院やクリニックで行なうもので、30%以上の過酸化水素を薬剤として用い、歯に薬剤を塗ってライトで照射していく方法(※薬剤の配合などはクリニックにより異なります)。薬剤の濃度が高いため、歯茎を保護しながら施術する必要があります。1回の診察時間は1~2時間と長くなりますが、1回で確実に歯を白くできるため長期的な時間の確保が難しい人におすすめです。


マスクをはずしても自信を持って笑えるように…。今こそ健康的な白い歯にチェンジ!_2

●ホームホワイトニングとは


歯科医院やクリニックで型を取り、歯並びに合わせて作成したマウスピースの中にジェル状の薬剤を入れたものを使用します。自宅で継続的に2時間ほどマウスピースを装着。効果はマウスピースをつけ始めて約1カ月過ぎた頃から表れ始めるため、白さを実感するのに時間はかかりますが、オフィスホワイトニングよりも白さの持続性は高いそうです。

マスクをはずしても自信を持って笑えるように…。今こそ健康的な白い歯にチェンジ!_3

■ホワイトニング後に注意するべき点は?


ホワイトニングは一度行なっても、時間がたつと「後戻り」といって、再び歯に着色してしまいます。白い歯を維持するためには、次の4つに注意することが必要です。

・ホワイトニング後24時間は、歯に色のつきやすいものを避ける。
コーヒー、紅茶、お茶、赤ワイン、カレー、タバコなどは要注意!

・色がつきそうな飲食物を口にしたあとは、うがいを。
歯に長時間色がついたままにしておくと着色につながるため、色のつきやすいものを口に入れたあとはうがいを忘れずに。

・半年に一度は歯科医院やクリニックでメンテナンス。
歯科医院で行う、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング)という、歯の磨き残しや歯ブラシでは磨くことができない歯周ポケット(歯と歯肉の間のみぞ)内を専門的な機械で徹底的にクリーニングする方法も有効です。歯周病や虫歯のチェックもしてもらえる上、定期的にPMTCを受けることで、虫歯になりにくい口腔環境に整えることができます。

・ドラッグストアなどで販売されているヤニ取り専用の歯磨き粉は避ける。
ヤニ取り専用の歯磨き粉を使いすぎると、配合されている研磨剤が歯の表面を削ってしまい、もとに戻らなくなります。同じくドラッグストアで手に入る「歯の消しゴム」のような商品は連続して使用するものではないため、用法を守って使用すれば問題ありません。ただし、こちらも使いすぎると歯を削ってしまうので、月に一度ぐらいの頻度で使用するのがおすすめです。


ホワイトニングに興味がある人は、マスク生活が続いている今こそ、まずは近くの歯医者さんで相談してみては。健康的な白い歯をキープできれば、いつマスクをはずしても、思い切り笑えてハッピーな気持ちでいられそう!

中村隆志 先生

歯科医師

中村隆志 先生

大手前短期大学歯科衛生学科の学科長、教授。大阪大学歯学部卒業、同大学院修了・歯学博士。専門は歯科補綴学(かぶせものや入れ歯)。大学院修了後、30年以上にわたり、大学附属病院での診療と歯学部学生、大学院生の教育に従事している。

構成・文/宮平なつき Photo by Simpson33/iStock/gettyimages

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