yoiで提案しているファッションウェルネスを軸に、ライター堀越さんが今気になるアイテムを試着、リアルな使用感をお届けする連載『着心地のいい服 Dig&Report!』。第28回は、『ユニクロ:シー』のメンズシャツとハーフコートをdig。
『UNIQLO:C(ユニクロ:シー)』の「ブロードオーバーサイズシャツ」と「3WAYコットンオーバーサイズハーフコート」をDig & Report!
『UNIQLO:C(ユニクロ:シー)』とは
数々のメゾンのクリエイティブ・ディレクターとして活躍してきたクレア・ワイト・ケラーが手がける、2023年にスタートした『ユニクロ』のコレクション。当初はウィメンズのみの展開でしたが、2024年秋冬からメンズもスタート。洗練された都会的なスタイルと、削ぎ落とされた着心地のよさで人気を集めています。
「ブロードオーバーサイズシャツ」
ブロードオーバーサイズシャツ ¥3990/ユニクロ:シー
『ユニクロ』の新しいコレクションラインとして注目を集める『ユニクロ:シー』。2024年秋冬の展示会を訪れた際、やはりいちばん驚いたのは“メンズの展開がスタートした”ことでした。以前からあるウィメンズはボトムやアウターは大きめ、トップスはタイトめなメリハリのあるシルエットが特徴的ですが、メンズはオーバーサイズのものが多い印象。シルエットはゆったり、素材やディテールでクリーンな雰囲気を演出しているように感じられます。
そんな中で最も気になっていたのがこちらのシャツ!
薄手だけどほどよくハリのあるシャツは、季節の変わり目に欠かせない存在だと思っています。特にオーバーサイズのものだと、肌離れもよくて脱ぎ着もしやすい、しかもレイヤード次第で真冬まで使えるから個人的に大好き。
この「ブロードオーバーサイズシャツ」は、まさにその理想型に近いデザイン。全体はオーバーサイズだけど襟はそこまで大きくなく、裾もスクエアカットなので長すぎず、いかにもメンズのシャツを着ています!というあざとさが出なくてちょうどいいのです。
袖をちょっと捲ってもいい感じです。この暑さが落ち着いたらタンクトップやTシャツの上にサラッとはおって、涼しくなってきたらシアーなロンTやタートルネックのニットとレイヤードしたり、上からざっくりニットのベストを着るのもよさそう!
洗濯機洗いOKなのも、日常使いするうえでかなり高ポイントですよね。今の時期から腰に巻いたり斜めがけしておけば、オフィスや電車でのクーラー冷えにも対応できます。
「3WAYコットンオーバーサイズハーフコート」
3WAYコットンオーバーサイズハーフコート ¥12900/ユニクロ:シー
もちろんウィメンズにも魅力的なアイテムがたくさん! 「3WAYコットンオーバーサイズハーフコート」は一見11〜12月頃まで使えそうなアウターですが、実は…
ライナーのベストが取り外しでき、ベスト単体でも着られるのです! 中綿入りですがそこまで厚みはないので、秋になればTシャツやシャツの上に重ねても◎。スタンドネックの後ろ部分に付いたループで、アウター本体とも簡単につなげられます。
コート本体はハリのある生地とカジュアルすぎないデザインで、お仕事服としても使えそう。ベルトを絞ってウエストマークするとシルエットを変えることもできます。
ベストだけ、コート本体だけ、そしてベストとコートを合体させて。3WAYで使えるってすごい。
「ブロードオーバーサイズシャツ」もそうですが、いくつもの着方ができるということは、それだけさまざまなシーズンに着られるということですよね! 季節の変わり目に欠かせない頼れるアウター、ぜひ『ユニクロ:シー』でチェックしてみてください。
ライター
主にwebメディアで活動。文化女子大学(現・文化学園大学)でファッションを学び、ショップスタッフとして5年ほど勤務経験あり。身長が170cmあり、服のサイズ選びが難しい。プチプラファッションに目がなかったが、yoiでの執筆を機にウェルネスに開眼。ファッションウェルネスについて絶賛勉強中。
取材・文/堀越美香子 企画・構成/福井小夜子(yoi)