インナーダウン専業ブランド『TAION』、着てみたらすごかった＆高コスパにも驚き！【着心地のいい服 Dig & Report! Vol.34】

『TAION』は2016年に日本で誕生したインナーダウン専業ブランド。ブランド名には「TAION＝体温（潜在的な暖かさ、日本のイメージ）」という意味が込められています。一般的に使用されるダウン（600flp前後）よりも軽くてたくさん空気を含む800flpダウンを採用したり、ダウンの吹き出しを最小限に抑える専用糸を使うなど、専業ブランドならではのダウンへのこだわりも。国内外のさまざまなブランドとのコラボレーションも注目されています。

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秋冬アイテムがショップの店頭に並び出すと、途端に見かけるようになる『TAION』の文字。インナーダウンブランドとしてさまざまなブランドとコラボしているのは知っていたのですが、オリジナルのアイテムに袖を通したのは今回が初めてでした。

まずブランドを調べていて驚いたのが、その価格。定番のダウンベストは4,950円、ダウンジャケットは7,920円…って、お手頃じゃないですか!?　ダウンアイテム＝高価というイメージもあるし、専業ブランドならなおさらだと思っていたので、このコスパのよさは嬉しい誤算。

まず試着したのは、『TAION』のベストセラーだというクルーネックのダウンジャケット。スクエアのステッチが特徴です。アウターとしてはかなりコンパクトなので、上からコートを羽織ってももたつかなさそう。ウィメンズはウエスト部分を少しシェイプしてあるので、アウターとして着てもほどよくきれいな印象に。

両サイドにコンシールファスナー付きのポケットもあり。インナーダウンはポケットがないことも多いですが、ちょっと買い物へ出るタイミングでさっと羽織ったとき、スマホや鍵を入れるのに実は重宝するんですよね。

続いて試着したのは、珍しいシャツタイプのダウン。シャツの衿と両胸のポケットがポイントです。こちらはユニセックスなので、少しゆとりのあるサイズ感。可愛い！

前たてやポケットはすべてスナップボタン。袖のカフスにもスナップがついています。いわゆるインナーダウンっぽい印象は薄いですが、インナーダウン専業ブランドならではの豊富なラインナップはコーディネートの幅を広げてくれそう。

裾もシャツ型の曲線を描いたラインになっていて、洒落っ気たっぷり。

『TAION』ではほかにもプルオーバーやダブルボタンのベスト、スカートやパンツ（しかもそれぞれ複数型！）まで展開していて、オンラインで見ているだけでもワクワクしちゃいます。ぜひチェックしてみてください！

取材・文／堀越美香子　企画・構成／福井小夜子（yoi）