yoiで提案しているファッションウェルネスを軸に、ライター堀越さんが今気になるアイテムを試着、リアルな使用感をお届けする連載『着心地のいい服 Dig&Report!』。第36回は、ワックスジャケットで知られる『Barbour(バブアー)』のキルティングブルゾン「SPEY」とウールコート「SNOWDON」をdig。
『Barbour』の新作キルティングブルゾン&ウールコートをDig & Report!
『バブアー/Barbour』とは
1894年、イギリスのサウスシールズで生まれた『Barbour』。北海に面した厳しい気候のもとで働く労働者のために、冷たい雨風をしのぐワックスドコットン製のアウターウェアを提供したことをきっかけにスタートしました。ワックスコットンを使用したジャケットは、リワックスすることで撥水・防風機能を保ち、生地の耐久性を高められるため、長く愛用できるサステナブルな点も近年高く評価されています。
SPEY(スペイ)キルティングブルゾン
【SPEY /スペイ】キルティングブルゾン ¥46200/Barbour
今シーズンかなり人気が高まっている『Barbour』。少し無骨なワークっぽいアイテムの印象が強いですが、こんな可愛らしいモデルも見つけました。こちらは2024年の新作! 短め丈が特徴の「SPEY(スペイ)」から、キルティング素材が登場です。
元々はフィッシング用のアウターとして作られた「SPEY」は、川の中まで入っても裾が濡れないよう短め丈に設計されています。背中にベントがないため身幅が広く見え、より今っぽいバランス。他のモデルより可愛らしい印象があるため、スウェットパンツなどのラフなボトムと合わせても着こなしやすそうです。
キルティング素材のため、暖かいし軽い! 動きやすさもピカイチです。外にいる時間が長い旅行やレジャーはもちろん、お仕事服としても活躍しそうなポテンシャルを感じました。
“JAPAN LIMITED”SNOWDON /スノードン ウールチェックロングコート
“JAPAN LIMITED”【SNOWDON/スノードン】ウールチェックロングコート ¥82500/Barbour
「SPEY」とは対照的に、膝下丈の「SNOWDON(スノードン)」は、「BURGHLEY(バーレー)」をベースに現代的なアレンジを加えた日本限定モデルのロングコート。英国調のチェック柄ウールツイードがクラシカルな雰囲気を醸します。
身幅もしっかりとあり、ウール特有のほどよい重厚感と柔らかさで“守られている感”がある…! そこまで厚手ではないですが、中に着込めるので冬場も活躍しそうです。
このちょっと野暮ったいチェック柄ウールと、スタイリッシュな超ロング丈という絶妙なバランスが最高に好み! あえてダボっとしたパンツと革靴を合わせて、メンズっぽいコーデを楽しみたいですね。
袖口を絞れるスナップボタン付きという心遣いもニクい。
短丈の「SPEY」とロング丈の「SNOWDON」、あなたはどちらがお好みでしたか?
ライター
主にwebメディアで活動。文化女子大学(現・文化学園大学)でファッションを学び、ショップスタッフとして5年ほど勤務経験あり。身長が170cmあり、服のサイズ選びが難しい。プチプラファッションに目がなかったが、yoiでの執筆を機にウェルネスに開眼。ファッションウェルネスについて絶賛勉強中。
取材・文/堀越美香子 企画・構成/福井小夜子(yoi)