2023年9月に公開した第1回、2024年3月に公開した第2回に続き、「第3回フェムテック&フェムケアアワード」を開催! 本記事ではその番外編として、アワードの選者として参加してくれたPUMP management所属のモデル3人による“性”についての座談会をお届け。フェムテックアワードにノミネートしたセルフプレジャーアイテムや、yoiでも話題に上がることが多いセックスレスについて、仲良し3人がトークします!
気になる最新セルフプレジャーアイテムは?
——今回のアワードには、セルフプレジャーアイテムも多数ノミネートされていますが、知っているアイテムはありましたか?
iroha+/iroha
(左から)iroha+ RINGOTORI・iroha+ KUSHINEZUMI・iroha+ YORUKUJIRA 各¥11000/iroha
やわらかな質感と多彩な刺激が好評のセルフプレジャー・アイテム「iroha+」がリニューアル。驚きの静音設計と振動力はそのままに、形状やボタン設計を見直し、リズムパターンを1種類追加しました。
HIBARI:これ、友達の誕生日プレゼントであげたことある!
SAKURA:『iroha』はブランド自体も有名だからみんな喜んでくれるし、デザインもとにかく可愛いよね。振動も繊細で、優しさを感じるな。
一絵:モデルによって形状とか溝の入り方が違うから、使い方もいろいろありそう。セルフプレジャーだけじゃなくて、パートナーとも楽しめるよね。
HIBARI:リビングに置いても違和感なくおしゃれなのめっちゃいい。
Womanizer Blend/ウーマナイザー
Womanizer Blend ¥17850/ウーマナイザー
クリトリスの吸引と膣への挿入を同時に楽しめるプレジャートイ。吸引強弱は8段階、振動パターンは6種類搭載。ボディは軽量で柔らかく、片手やハンズフリーでも使うことができます。
SAKURA:これ有名な“吸うやつ”だ! あ、でも吸引するだけじゃないんだね。U字形になってて…反対側は挿入するみたい。
HIBARI:吸引と挿入が一緒にできるの!? 天才的! 絶対に気持ちいいよね! でも、パートナーがこの気持ちよさに慣れちゃうのはちょっと困るかも…。
一絵:HIBARIがパートナーと一緒にこれを使いこなせるようになればいいんだよ! しかもこれは挿入するほうも振動するから、こっちをあてがってもいいね。
DOT™ Travel、MIA™ 3/LELO
(左)DOT™ Travel ¥16500 (右)MIA™ 3 ¥16500/LELO
DOT™ Travel
クリトリスをピンポイントで刺激するバイブレーター「ドット」の、コンパクトなトラベルサイズ。ポーチに入れられるサイズながら、しっかりとした振動を楽しめます。トラベルロックも搭載。
MIA™ 3
持ち運びに便利なリップ型バイブレーター。本体を捻ると直接USB充電口があり、USBアダプタに差し込んで充電ができるため、充電ケーブルも必要なし。完全防水仕様で、バスルームでの使用や水洗いも可能です。
一絵:すごいコンパクト。黒いほうはキャップをはずしたらそのままUSBポートに差して充電できるんだって! スマートだね〜。
(PUMPマネージャーさん):実は私『LELO』のアイテムをめちゃくちゃ愛用しているんです。前の職場では上司も含めみんなでプレゼントしあっていて、全員同じものを持っていたりしました。
HIBARI:プレゼントし合うの素敵! パッケージもブラックでかっこいいもんね。そしておいらはこのピンクのやつが気になる…お絵描きするみたいに体をなぞったりとか?
一絵:先端を気持ちいいポイントにあてたりとか?
SAKURA:ピンポイントに攻められる感じが実はいちばんセクシーかも! 使ってみたいね。
Le Bisou/PUISSANTE
Le Bisou ¥17930/PUISSANTE
フランスの女性たちが立ち上げたブランド『PUISSANTE(ピュイサント)』のプレジャートイ。独特のデザインと厚みのあるシリコン素材で、体の奥に響くような振動を楽しめます。
——BOXの中に書いてありますが、このブランドのコンセプトは「EAT,DRINK.MASTERBATE」。「食べたり飲んだりするように、マスターベーションを」という意味です。
一同:(拍手)
一絵:たしかに! 素敵な考え方ー!
HIBARI:本当にそのとおりだよね。
SAKURA:この考え方は大事! デザインもおしゃれだし、振動も優しいし、私たちが求めていることをわかってる感じがするね。
一絵:ボックスの可愛さもテンション上がる! マッサージにも使えるって、もうパーフェクトじゃない?
感度が高まる!? デリケートゾーンオイルに興味津々
——実は、セルフプレジャーアイテムだけでなく、こんなアイテムもノミネートしているんです。
YES O YES/YES
YES O YES ¥3960/YES
デリケートゾーン専門ブランド『YES』が新しく発売した、感度を高めるロールオンタイプのオイル。オーガニック認証のナチュラルオイルのみを使用し、グリセリン・パラベンは不使用なので安心して使えます。
SAKURA:これは…塗ると感度が上がる…!?
HIBARI:え、本当に!? ちょっと耳に塗ってみてもいいですか?
一絵:私も塗ってみたい!
(3人とも片方の耳に塗布)
HIBARI:…これ、本当に塗ったほうだけ感度が上がってるかも。手でパタパタって仰ぐだけで違うよ!
一絵:うん、違うね。なんだろうこれ、スースーするというか、柔らかい感じ?
SAKURA:ちょっと熱くなるし、感じ方の奥行きが違う気がする。
HIBARI:すごすぎる…めちゃくちゃ欲しい!
SAKURA:塗ったところを触られるとゾワっとするもん。こんなアイテムもあるなんて、本当に奥深いね。
“性”について話すこと、どう思う?
——皆さん本当に仲良しですが、性の話題もオープンに話されるのですか?
HIBARI:細かく何をしているとかまでは言わないけど、自然に話題になることはあるよね。
一絵:でも昔はタブーだと思ってたな。別に特別なものじゃなくて、日常の中にあるものじゃん、って気づいてからカジュアルに話せるようになった感じ。
SAKURA:対友達とだったらカジュアルに話せるけど、対恋人でも同じように話せる?
HIBARI:恋人には全部言っちゃうな。「あなたのここが素晴らしい、ここが素敵」って。
一絵:私も「あなたのこういうところがセクシーだと思う」とか話すよ。日常の中で素敵だなって感じことは共有してる。
SAKURA:私は「恋人相手だと言えない」っていう気持ちもわかるなぁ…変に深刻になっちゃって、フランクに話せなかったり。
HIBARI:それってこちら側の姿勢で変えられるんじゃないかな。たとえばセックスっていう単語を相手が使いづらいなって思っていても、自分がごく自然に使っていたら、相手も「言っていいんだ」って安心して使えるようになる、みたいな。まずはこちらが開いてますよ〜って示してみるのが大事な気がする。
一絵:確かに。パートナーがフランクな人だったら話しやすいんだと思う!
HIBARI:日常の細かいことでも、「また靴下落ちてる…片付けるか」「また洗濯物たたんでない…じゃあやるか」って積み重ねるとどんどん嫌になっちゃうでしょ? 溜め込まないで「これ落ちてるの嫌だから片づけて」って一言言えれば、相手も「細かい不満も伝えていいんだな」って思ってくれると思う!
SAKURA:なるほど、普段からこまめに気持ちを共有しておくと、まだ不満が小さいうちに解決できるかもしれないってことだね。
パートナーとの“性”には、コミュニケーションが不可欠
一絵:“そういう雰囲気にならない”を放置してたらセックスレスに…っていう話もよく聞くよね。結婚や出産がきっかけになって、っていう人もいるし。
SAKURA:日本人は特に、パートナーと大っぴらに性の話をするっていう文化がない気がする。真剣に話そうって思いすぎて逆に相手が構えちゃったりとか。
一絵:風俗の文化が多種多様なのも、「こういうことしたい、でもパートナーには言えない」っていう欲求からだと思うんだよね。性についてのコミュニケーションが難しいって、もはや国民性と言ってもいい気がする。
HIBARI:今初めて気づいたけど、おいらはコミュニケーションをとって気持ちを伝えてるけど、相手は言いたいことを言えていない可能性もあるってことだよね…それは嫌だな。
SAKURA:伝えるだけじゃなくてヒアリングも大事だよね。
一絵:相手が話してくれたときに、ナチュラルに受け止める準備も必要かも。深刻に受け止めちゃうと「話さないほうがよかったかな」って思わせて、次から気持ちを伝えにくくなっちゃうから。
HIBARI:お互いにソフトな受け皿を持っておかなきゃだね。めちゃくちゃ難しいことだけど、大事な人とのコミュニケーションってそのぐらい努力が必要なんだな。
SAKURA:結局最初に戻っちゃうけど、こまめなコミュニケーションと思いやりが大事ってことだ! 二人と話して、改めて確認できた気がする!
撮影/森川英里 取材・文/堀越美香子 企画・構成/yoi編集部