【伊藤千晃のフェムケアライフ vol.11 生理痛】心も体も頑張りすぎず、温活アイテムを活用！

伊藤さん：生理が始まったばかりの10代の頃は“生理痛ってなに？”というくらい、痛みとは無縁でした。ところが年齢を重ねるごとに不調を感じるようになり、30歳で出産してからは、下半身全体が重くなるような痛みを感じるように。

30代前半は生理痛がいちばんひどくて、子宮がずどんと落ちたかのような痛みを感じてベッドから起き上がれないこともあったんです。30代後半の今のほうがラクになっていて、その理由は体を冷やさないようにしたことや、ピラティスや美容家電で意識的に骨盤底筋を鍛えていることが大きいと思います。

生理痛の痛みや症状は人それぞれだから、こうすると絶対に効く！といったことはないけれど、最近、昔よりは手軽にケアできるアイテムを手に入れられるようになったんじゃないかと思います。

私が生理痛を緩和するためにやっているのは、お腹はもちろん体全体を温めること。保温性のある下着や温灸は、私自身デイリーに助けられているアイテムなのですごくおすすめです。お風呂でしっかり温まる習慣も大切ですし、とにかく体温を逃さないように心がけてみてください。

伊藤さん：30代前半は生理痛が重くても、何事もなかったかのように仕事をしなきゃと思ったり、具合が悪そうにしているとまわりの人から体が弱い人と思われたり。自分自身を慰めながら痛みと孤独に戦わなければいけないことがいつもつらかったし、悔しかったです。

でも、フェムテックを勉強した今は、いい意味で完璧をあきらめることができるようになりました。目の前のことを頑張りたくてもうまくできないこともある、と。自分に優しくなるのは難しいことではありますが、たまには自分自身を優先させることも必要だなと。そう思えるようになってからは、生理痛を含め不調を感じることが不思議と減ったように思います。豊かな人生を歩むためには、何よりも健康が大事ですしね。

伊藤さん：約２年前にいただいて以来、ずっと愛用。最初は半信半疑だったんですけど、このショーツの温かさはすごい！ お腹まですっぽり包みこんでくれるサイズ感はもちろん、蒸れない点も優秀です。冷えが気になる日は腹巻きとダブルで使えば、きつい生理痛も緩和する気がします。肌に寄り添うような使用感も好き。

伊藤さん：いつでもどこでも使える、火を使う必要のない温灸がここ数年は欠かせません。温めたいところにぽんと貼ると巡りがよくなって、生理痛はもちろんPMSのときも役に立ちます。私の場合は、メイク中は足首に、歌う日は鎖骨になど、その日のスケジュールに合わせて使い分けることも。じんわり温まる感覚が心地よくて、いつも持ち歩いています。

伊藤さん：私がプロデュースしているフェムチアーズティー。新作の2種は甘酒ベースのハーブティーで、生理痛や冷えが気になる日にぴったり。タンパク質、食物繊維、葉酸、チェストベリーなど、女性にうれしい成分がおいしくとれますよ。腹持ちがよいのでおやつ感覚で取り入れるのにもぴったりです。

ジャケット￥26900、トップス￥11900／ともにDesigual（デシグアルストア 銀座中央通り店 03-6264-5431）　ジャンプスーツ￥46200／URUH（contact@uruh.jp）　シューズ￥25300／VEGE（03-5829-6249）　イヤーカフ￥9900、イヤリング￥11000／すべてJouete（0120-10-6616）　リング（右手中指）￥30400／Puppets and Puppets（LYDIA 03-3797-3200）


撮影／松岡一哲（人物）、三浦晴（静物）　ヘア&メイク／松永奈巳　スタイリスト／藥澤真澄　画像デザイン／前原悠花　取材・文／通山奈津子　構成／渋谷香菜子