【石田ニコルさんのおすすめフェムケアグッズ5選】「実験感覚で良品を見極めています」〈インタビュー後編〉

──「日本フェムテック協会認定資格2級」と「メディカルアロマインストラクター」の資格を取得した石田さん。ご自身が愛用するフェムテック＆フェムケアグッズはどのように見極めているのでしょうか。

石田ニコルさん（以下、石田）：私にとってフェムテック＆フェムケアグッズを探すことは本当に楽しくて、普段はもちろん、生理のたびに実験感覚でいろいろ試しています。今はいろんなグッズがあるので、生理が月に1回だと足りないくらい。

“自分のために何かをしてあげる”という感覚を大切に、フェムテック＆フェムケアグッズを探求してみるのもおすすめです。

今回は、たくさんある愛用品の中から厳選した5つをご紹介します。参考にしてみてください。

石田：このオイルは、とにかく保湿力がすごいうえ、べたつかない。スリランカの職人さんが、石臼を使いゆっくり挽いて搾った100％ピュアセサミオイルで、デリケートゾーンを含め、体中に使えます。

いろんなオイルがありますが、粘膜まで使えるものはなかなかない。私はお風呂上がりに、デリケートゾーンとお尻まわりを保湿しています。

石田：大麦小麦が入った手作りのカイロ「ホットウィート」と「ワイルドフラワーエッセンスのクリーム」のセットで、クリームは3種類から選べます。私はリラックス用の「スキンラスタークリーム」の香りがお気に入りで愛用中。

20代前半からずっと使っていて、とにかくホットウィートがいいんです。ちょうどいい重みと心地よい肌触りで、体も本当に温まる。

生理痛のときはクリームをお腹まわり、眠れないときは胸まわりに塗ってホットウィートをのせています。

胸まわりに適度な重みと温かさがあると、リラックスしてすぐに眠ることができるように感じます。なかなか眠れない日は試してみてください。

顔や体の皮膚とは異なるpH値を持つデリケートエリアのためのソープで、こちらも20代前半からずっと愛用しています。洗い上がりは乾燥しないのに、すっきりとした清涼感が続くので快適。香りがいいのもお気に入りポイントです。 

生理中、お手洗いでデリケートゾーンを拭くときにトイレットペーパーだと摩擦が気になるし、スッキリしない感じもある。ちょうどいいものがないかなとずっと探していて見つけた商品です。

大判のウェットティッシュが入っていて、使った後はそのままトイレに流せる。しかもデリケートゾーンに最適な弱酸性かつ、弱酸性に保つために必要な乳酸菌も含まれています。もちろん他の成分も安全にこだわっていて、安心して使うことができます。

これで拭くととてもさっぱりするし、持ち運びもラクなので、ぜひ皆さんに伝えたいと思って選んだ一品です。 

アロマの勉強をしていて見つけました。パッケージにも入っている「ヒルデガルト」は実在した女性で、ハーブやスパイスの薬効を探求し、心身の不調のためにハーブのさまざまなレシピを作った中世ドイツの修道女なんです。

このお茶は、彼女が遺したレシピをベースに、現代人に合うように調合したハーブティーで、そういった歴史的背景を含めて魅力的だなと思います。

スパイスのピリッと感があり、女性のPMS改善に効果的なので普段から飲むようにしています。ノンカフェインなので、夜もおやつ代わりに飲んだり、ゲームのお供にも（笑）。

自然由来のものですし、“自分をケアするため”という感覚で飲めるので、とても気に入っているお茶です。

トップス￥89100・スカート￥103400／ともにサカス ピーアール（セファー 03-6447-2762）バングル￥342100／エドストローム オフィス（シャルロット シェネ 03-6427-5901）

撮影／井手野下貴弘 ヘア＆メイク／岡田知子 スタイリスト／秋島亜未 構成・取材・文／長谷日向子