【猫の日記念に猫テック（にゃんテック）】最新IoT６選！モニタートイレ、ウェアラブルデバイス、ペットカメラ…進化がスゴい！

猫グッズ＆猫のヘルスケアの世界にもIoTの波が押し寄せて、続々と進化中！　泌尿器系の不調のリスクなどを早期発見できる「モニタートイレ」、猫の１日の生活リズムをチェックできる「活動記録ウェアラブルデバイス」、外出中の録画はもちろん、コミュニケーションや餌やり機能も搭載の「多機能ペットカメラ」。３つのジャンルから、2024年最新おすすめアイテムを詳しく紹介！

飼い猫の健康管理で気をつけたいのが、尿のチェック。猫に多い泌尿器疾患などのリスクを回避するには、1日にトイレに行く回数や尿量、体重の変化を知ることが大切だといわれています。忙しい飼い主にかわって24時間猫トイレを見守り、しゃべれない猫のかわりに不調のサインを知らせてくれるのが、アプリと連動したモニタートイレ。

大手家電メーカーのシャープが獣医師との共同研究で開発した「見守る猫トイレ　ペットケアモニター」（通称「ペケモニ」）は、猫のおしっこの量・回数・体重などを自動で計測＆クラウド上に記録し、専用アプリでいつでも飼い主がチェックできるという優れもの（クラウドとの接続には無線LAN環境またはBleutooth(4.2以上)が必要です）。

おしっこの量が多い／少ない、トイレに行く回数が増えている、体重が増減した、トイレの滞在時間が長い、という変化があれば、スマホアプリで通知がくるので安心。しかも、体重差で複数の猫を識別してデータを取得できるので、多頭飼いでもそれぞれの猫の体調管理が可能です。

初期費用はモニタートイレ１台6980円、アプリの月額使用料は330円（10頭・11台まで）。「猫が使ってくれなかったらどうしよう？」とお悩みの飼い主には、「１ヶ月お試しプログラム」で全額返金も可能。

猫の健康をいつでも見守ってくれる「ペケモニ」、飼い主の事情や心配に合わせた細やかなサポートもうれしいところ！

「トレッタ」は、カメラつきIoTスマートねこトイレ。猫がトイレに入るたびに体重やおしっこの量などを自動で計測、またトイレ中の猫の様子も静止画と動画で記録し、スマホに通知されます。

カメラは猫がトイレに入ると録画を開始。「AIねこ顔認識技術（特許登録済み）」搭載で、多頭飼いでも、首輪や専用タグをつけずに猫の個体識別を行うことができるため、猫にストレスがかからず安心。

自撮りのようなアングルで猫の顔が見えるカメラだから、普段なかなか見ることができないトイレ中の様子や表情をキャッチ。猫の体調や様子の変化を映像でも確認することができます。それに、愛猫のトイレ中の顔をこっそり愛でられるというお楽しみも。

また、画像と同時に、体重・尿量・尿回数・滞在時間・入室回数・経過時間の６種のデータを計測。 獣医師と共同開発したAIが、それらの計測データを毎回チェックし、体調の変化を通知します。アプリにはフードの量や通院、投薬の記録などを簡単に入力できるカレンダー・メモ機能つき。タイムラインで記録を集約できたり、グラフで変化を見ることができたりと、猫の体調に関する情報を一括管理し、健康を見守ります。

費用は、トレッタのトイレ本体とサービス利用料、専用の猫砂とトイレシートがセットになった一括購入プランで定価64,000円。その他、初期費用9,980円＋月額使用料1,480円を支払う「月額プラン」も用意されています。猫がトイレを使えなかった時に使える30日間返金保証サービスも実施。「猫の顔の見える」見守りトイレとしてリピート率97%、累計利用頭数は30,000頭を突破（2024年1月時点）という人気ぶり！

猫が身につけることで、24時間の行動記録をモニターできる猫のためのウェアラブルデバイスにも注目。猫の活動量や食事・飲水・排便のタイミングのデータを計測して、猫の体調変化を”見える化”！

「Catlog」は、軽量小型で猫へ不安のかからない首輪タイプのデバイスとアプリが連動した、IoTペットケア。猫の首元の振動から行動を判定する「Catlog Pendant」と、そのデータをクラウド上にアップロードし、首輪の充電も行うハブデバイス「Catlog Home」がセットになっています。

「Catlog」搭載のAIによって識別できる猫の行動は、「食べる」「水飲み」「寝る」「走る」「歩く」「毛づくろい」「くつろぐ」の７パターン。さらに、最近のアップデートで排泄時間や嘔吐まで分かるように。これらはリアルタイムでチェックすることができて、24時間の活動データも蓄積。留守中、“今どうしているかな？”というときには、タイムラインで猫の様子がすぐわかり、また、一緒にいて“今日も元気かな？”という心配にも、普段のごはんや睡眠の普段のデータと比較できて、大切な判断材料になります。

初期費用は、新規の猫を登録すると、最大67%OFFとなる「猫割」が適用され、「Catlog 基本セット」9900円〜、月額780円〜（１頭あたり）。さらに、別売りの「Catlog Board」（「猫割」9900円）は、トイレの下に置くだけで、体重と尿など排泄物の量やトイレの回数を、毎日自動で無線LAN経由でを記録。Catlog アプリで一括管理することが可能。

猫は、自分で体調の変化をなかなか教えてくれないもの。「Catlog」は、健康にまつわる猫とのコミュニケーションツールとしてぜひ活用したい！

動物病院が開発した「PLUS CYCLE」は、首輪に装着するタイプの活動計。活動量とジャンプの回数、睡眠時間を記録し、スマホアプリと同期することで、猫の健康管理をサポートします。犬猫兼用なので、猫と犬を一緒に飼っているというお家にもおすすめ！

アプリでは、飼い主が体調／食事／排泄を毎日記録できる欄もあるので、ダイエット中の猫にもぴったり。また、「PLUS CYCLE」の記録した活動量が今までの平均値から20%下がったときは、アプリの通知があり、不調の早期発見にもつながります。初期費用は、首輪につける小さな活動量計とアプリにつながるWi-Fiゲートウェイのセット17050円。また、月額550円のサブスクリプション「わんにゃんプラスケア」に加入すると、消費カロリー（運動時エネルギー）算出などのサービスが受けられます。

開発とサービス提供を行なっているのは日本動物高度医療センターという動物病院。その特徴はなんといっても、全国に４つの直営病院があり、全国で4400以上の動物病院とも提携しているということ。PLUS CYCLE対応病院には「PLUS CYCLE」からのデータをより詳細に見るツールが提供されているので、普段の活動記録が診療に役立てられます。また、病院や獣医系大学と「PLUS CYCLE」を活用した医療の共同研究も実施。

愛猫の健康異常の早期発見だけでなく、猫医療全体の進歩につながるかもしれない未来を見すえた最新のIoT猫テックに注目！

留守中の猫を見守り、リアルタイム映像を送ってくれるペットカメラ。最近では給餌機能も兼ね備えた進化タイプも登場して、猫シッター並みに頼りになる！

世界で110万台の売り上げを記録するペットカメラシリーズの最新モデル「Furboネコカメラ 360°ビュー」は、なんとおもちゃつき！　留守番中の猫と話せて遊べておやつをあげられる画期的機能が猫好きの心をつかみます。

360°の回転ビューカメラは自動追尾機能を搭載。動き回る猫を追いかけ、全方位から見逃しません。カラー暗視モードで暗闇でも姿を確認でき、高性能のマイクとスピーカーは、猫の鳴き声を検知してスマホに通知したり、飼い主の声を愛猫に聞かせることも可能。

さらに驚くのが、付属の猫じゃらしのリモート操作で遊ベる機能と、ランダムな数のフードが飛び出すおやつ機能！　猫の心をとらえつつ、インテリアにもマッチするデザインもうれしい。Amazonアレクサとも連携し、AIの学習機能も搭載している。単体購入の定価31980円のほか、月額798円の「Furbo ネコシッター」つきで本体価格がお得になる定額セットプランも。

ベストセラーアイテムの最新型は、猫と飼い主の気持ちがわかりすぎてる機能満載！　ペットカメラを超えた猫ケアIoTといえそう。

「ブリシア 多頭飼いカメラ付きWiFi接続式自動給餌機」は、見守りカメラと５Lの自動給餌機が合体。

カメラは自動切り替えの暗視モードと動体検知機能を搭載。音声録音と再生機能がついてるので、ごはんをあげるタイミングで飼い主の音声を流すこともできます。

注目は、大容量のフードタンクについたオートフィーダー。スマホアプリ「SmartLife」で、１日に10回までのスケジュール設定と、１回の給餌量を猫に合わせて設定。決まった時間に決まった量の餌をあげることができるので、留守中だけでなく、普段からの健康管理にも最適です。

USBと乾電池、どちらからも給電できるので、停電時や災害の時も心強い。価格19800円と、多機能でこの価格はお得、月額の使用料も必要ありません。

大切な猫が、いつも、いつまでも元気でいてくれるための最新猫テックは、どんどん進化を続けています。2月22日の猫の日を機に、あなたの猫にもプレゼントしてみませんか？

取材・文／久保田梓美