デリケートゾーン用ウォッシュ5ブランド比較！洗い上がり、香り、泡立ち、何で選ぶ？【yoi×SPUR×MAQUIA】

「集英社yououriプロジェクト」とは？
2024年10月から、「yoi」と集英社の７つのファッション・ビューティマガジンのコラボコンテンツ「集英社yououriプロジェクト」がスタート。yoiの理念である「you（あなた）とi（わたし）でour（わたしたちの）社会を創る」のもと、yoi編集部と各媒体の編集者がエンターテイメント性と社会的意義やウェルネスを両立するコンテンツを創出します。「Seventeen」「non-no」とのコラボは10代前半のα世代、20歳前後のZ世代のインサイト、「MORE」「BAILA」とは働く女性のウェルネス、「MAQUIA」[SPUR]とはフェムテック、「MEN’SNON-NO」とはジェンダーをテーマにお届けします。

エディター ヤマ（以下、ヤマ）：ズボラズの対談企画、第2回はデリケートゾーンウォッシュということで。ぶっちゃけ、皆さんは使っていますか？

エディター ウミ（以下、ウミ）：私は正直あんまり使っていなくて…デリケートゾーン用のウォッシュってやっぱり高価だし、ボディ用と使い分けるのも少し面倒なんだよね。生理中はすっきりさせたいから使うくらいかな。

ヤマ：でもウミちゃんは『MAQUIA』で日々ビューティの情報を扱ってるじゃない？　デリケートゾーン用ウォッシュにも触れる機会は多そうだけど。

ウミ：ボディウォッシュはビューティ企画の一環として色々なものを試すんだけど、デリケートゾーン用はあまり身近じゃないというか。フェムケアはまだあまりビューティのカテゴリに入ってこないことが多いんだよね。

ヤマ：そうか、デリケートゾーン用ウォッシュはコスメのブランドよりもフェムケア専用ブランドから出ているものが多いもんね。カワちゃんはどう？

エディター カワ（以下、カワ）：私はデイリーに使ってる。今お気に入りなのが『ポロロッカ』の「インティメイトクレンジングオイル」。オイル状だから保湿ケアをしながら洗えるから、すごくしっとりするんだよね！　ハーブの爽やかな香りもすごく好み。あと『サマーズイブ』はドラッグストアで買えて比較的お手頃価格だから、それを試してみたり。

ウミ：数種類を使い分けるってかなりの上級者！　そもそもなんでデリケートゾーン用ウォッシュを使い始めたの？

カワ：実はVIO脱毛に行きはじめたのがきっかけ。知らない人にデリケートゾーンを見られることなんてないじゃない？　初めて行くときに「何もしてないけど、においとか大丈夫かな」って不安になっちゃって（笑）。そこからこだわりはじめて、ブランドによって香りもテクスチャーも違うから色々試してる感じかな。

ヤマ：他人のデリケートゾーンを見る機会もないし、不安になる気持ちはわかる！　ちなみに私は香りが大好きな『ナリン』の「インティメイトフォーム」を愛用中。スキンケアもボディケアも香り重視だから、他のものと混ざってほしくないんだよね。だからデリケートゾーン用はスッキリ系の香りか無香料のものを選んでる。あとは泡で出てくるのも大事！　泡立てるの面倒だからね（笑）。

ウミ：お風呂でキャップを回して、フタを開けて、ボトルを傾けて、中身を出して、泡立てて…ってなかなか続かないから、泡で出るのは私にとっても重要事項かも。

ウミ：前回の生理用ナプキンのときにも話したけど、使い続けるためには結局コスパが大切だと思うんだよね。“デリケートゾーンケア＝＋αするもの”という意識がまだあるから、お金も時間もかけづらい気がする。

ヤマ：我々の中では“ナプキンを選ぶことはセルフラブにつながる”、っていう結論が出たもんね。デリケートゾーン用ウォッシュも、まだまだ必需品というよりはセルフラブ、セルフケアの側面が大きいかも。

カワ：それこそ『サマーズイブ』みたいに、ドラッグストアで買えたり、価格の低いものがもっと増えたら必需品に近づきそう。

ヤマ：以前yoiでも紹介した『牛乳石鹸』のブランドが販売している『＆fem』というフェムケアブランドも、まさにそんな感じ。買える場所も価格もすごく身近だし、『牛乳石鹸』のブランドだと“自分が知っているものだ”っていう安心感があって手に取りやすいよね。

ウミ：あとは大容量だったり、全身に使えるものも出てきたらいいな。デリケートゾーン専用という特別感も大事だけど、家族全員で使えるものになるのが理想的かも！

今回、フェムテック初心者の3人が試したデリケートゾーン用ウォッシュを一挙に紹介。ベストコスメに選ばれ続ける名品や、香りが選べる新作もそろえてみました。

おしり、デリケートゾーン、ワキ、足裏などのお悩みエリアに使える「インティメイトフォーム」。きめ細かいフォームが肌に負担をかけず、優しくクレンジングしながらうるおいを与え、かゆみのもとになる乾燥から保護してくれる。

ヤマ：これは私の愛用アイテム！　すっきりした香りも大好きだし、泡切れもいいんだよね。

ウミ：200ml入りと容量が多いのもうれしいね。『ナリン』はオーガニックブランドの代表格というイメージがある。

カワ：デリケートゾーンだけじゃなくて、おしりやワキ、足裏にも使えるんだって！　汗をかく夏場はもちろん、冬はブーツを履いたときの足のムレも気になるし、すごく助かる。

ウミ：デオドラントケアとしてジェンダーレスに使えるのも素晴らしい！

ワンプッシュで弾力のあるもっちり泡が作れて、毎日心地よく洗えるポンプタイプの「インティメイト フォーミングウォッシュ」。きめ細かな濃密泡が、デリケートゾーンをふんわり包み込んで、摩擦から守りながら細部の汚れやにおいの元をきれいにオフ。

ウミ：『ワフィト』はスキンケアアイテムも人気だし、ファッションのセレクトショップに置かれていることもあるから、知っている人も多いんじゃないかな。

ヤマ：香りは、やわらかいけど甘すぎなくてみんな好きそう！　パッケージもスタイリッシュでいいよね。

カワ：手の甲に乗せて拭き取っただけでも、保湿力が高いのがわかる！　洗い上がりがしっとりするほうが好きだから、次に買うのはこれにしようかな。

グリーンクレイ配合の柔らかな泡が、肌のうるおいを保ちながら、かゆみ・かぶれの原因となるかさつきを予防する「デリケートハイジーンソープ」。顔や体の皮膚とは異なるpH値を持つデリケートエリアのためのソープで、肌本来がもつ自浄作用を守りながら、においやトラブルの原因を優しく洗い流す。

カワ：今回のラインナップの中では、香りも洗い上がりもいちばんすっきりしてるね。

ウミ：泡で出るタイプじゃないからコスパもよさそうだよね。ジェルっぽいリキッドだから、より洗浄力が高そうな気がしちゃう（笑）。

ヤマ：このくらいすっきり感があるほうが、きちんと洗えている感じがして私は好きだな。

においの元となる汚れを落とす天然由来の洗浄成分、乾燥を防ぐスクワランなどの保湿成分を配合した、すべて天然由来成分の「ナチュラルインティメイトウォッシュ」。デリケートゾーンの肌に合わせた弱酸性。もっちり柔らかな泡で汚れを優しく落とすフォームタイプ。フランキンセンスやゼラニウムなど上質で爽やかなアロマの香り。

ヤマ：フェムケアアイテムには珍しい、ちょっぴりウッディな香り。ゼラニウムの少し苦みのある、アロマっぽい雰囲気だね。

カワ：洗い上がりはどちらかというとすっきり系かな。すっきり派もしっとり派も満足できそうな、オールマイティさがある！

ウミ：泡切れもよさそう。保湿もできるし、泡を拭き取ったあとの肌がもっちりした気がする…！

泡タイプで弱酸性処方の「インティメイトウォッシュ」。CICA配合デリケートゾーン用ウォッシュ。汚れをしっかりと落とし、におい^*1の原因にもアプローチ。
^*1 洗浄効果によるもの

カワ：スイートブーケは、今回のラインナップの中でいちばん甘めの香り！　私はすっきりめなリラックスバーベナの香りが好きだな。

ヤマ：ボディクリームみたいな香り方だね。トイレに入ったときに「デリケートゾーンがいい香りだな」って思えるのは、確かに満足度が高そう。

ウミ：泡はすごくもっちり！　しかもCICA成分配合だから、保湿力も高くて使い心地よさそうだよね。やっぱり好みの香りを選べるのはうれしいし、無香料があるのも気がきいてる。

ヤマ：デリケートゾーンウォッシュってものによってこんなに違うんだね！　洗い上がりも香りもそれぞれだし、どれもボトルがおしゃれ。普段のボディウォッシュでいいじゃん、って思う気持ちもわかるけど、やっぱり専用のウォッシュを使うと状態がよくなるんだよね。

カワ：デリケートゾーンって目にする機会があまり多くないから、意識が向きづらいもんね。顔だったら毛穴とか黒ずみとか嫌でも見えてきちゃうけど。

ウミ：そう考えると、アイクリームみたいな位置づけなのかな。目元の皮膚ってすごく薄いからアイクリームは必須なんだけど、実際使っている人って少ないじゃない。デリケートゾーンも経皮吸収率が高いし、専用のウォッシュや保湿アイテムを使ったほうが絶対にいいっていう。

ヤマ：本当にそうだね！　デリケートゾーンなんて粘膜そのものだし、目元以上に気を遣わないと。

カワ：そう言われたらもう放置はできない……！　ますますみんなが手に取りやすいアイテムが求められますね！

撮影／柳 香穂　イラスト／ツルモトマイ（動物のイラスト）、　MIDORI KOMATSU（似顔絵）　構成・取材・文／堀越 美香子