yoiが注目するHOTなアイテムをセレクトし、約1カ月間使用した感想をお届けする連載『Try & Report!』。第13回は、30日以上かけてじっくり熟成・乾燥させて製造された『ザ・コールドプロセス』のナチュラルクラフトソープをお試し!
『ザ・コールドプロセス』のナチュラルクラフトソープをTry&Report!
(左から時計回りに)ザ・コールドプロセス B07 ゴートミルク&ペアー(ボディ)・同 F03 米ぬか(フェイス)・同 B10 フレッシュシトラス(ボディ)・同 F01 ハーブ&アルガン(フェイス)各140g¥3,850/ザ・コールドプロセス https://thecoldprocess.tokyo/
突然ですが、皆さんは"洗うアイテム"にこだわったことはありますか? スキンケアについて取材をしていると、肌を美しく健やかに保つためには「汚れをきちんと落とすこと」「そのあとに肌を丁寧に保湿すること」の2ステップの大切さがよく話題に上がります。洗い方の過不足によって肌への影響が出てしまうと知ってから、私は洗顔料やボディソープのような"洗うアイテム"にこだわるようになりました。
そんな私が今気になっているのは、最近よく耳にするようになった「コールドプロセス製法」の石鹸! この製法は、通常の高温加熱して短期間で作るホットプロセス製法に対し、余分な熱を与えないことで原料となる植物油脂の有効成分を損なわずに作ることができるというもの。つまり熱に弱い保湿・美容成分はもちろん、天然のハーブや植物オイルの香りをそのまま閉じ込め、自然の恵みを最大限に活かした石鹸なんです。
そんな手間ヒマをかけた「コールドプロセス製法」を用いた石鹸を、1個につき30日以上かけてじっくり熟成させて作っているブランドが『ザ・コールドプロセス』。植物オイルが本来備えている保湿成分や天然のグリセリンによって肌の油分をほどよくキープし、しっとり滑らかな後肌をかなえてくれます。
今年11月にデビューしたばかりの『ザ・コールドプロセス』のラインナップは全35種類とかなり豊富! 用途はフェイス、ボディ、ヘア、ハンド、ベビー、キッチン、ペット…と多岐にわたり、洗浄成分や保湿成分の配合をそれぞれの用途に合わせて変えていて、色や香りも原料となる天然素材の個性が反映されています。石鹸ごとにおすすめの用途はあるのですが、天然のクラフトソープなので基本的にどれも全身使いしてOKなのもうれしいポイント!
シックなグレーの箱から中身を引き出すと、真空パックされた石鹸がお目見え。保存料や防腐剤不使用のナチュラルクラフトソープゆえに、変色しないように密閉した状態で販売しているのだそうです。パッケージのおしゃれさにテンションが上がりますが、すーっと引き出したときに原料のハーブがチラ見えするのも可愛い♡
今回お試し用にフェイス用とボディ用でそれぞれ2点ずつセレクトしたうち、特に気に入ったフェイス用の「ハーブ&アルガン」を写真つきでご紹介。こちらはダマスクバラ花、ラベンダー花、カミツレ花、ローズマリー葉という4種のハーブエキスによって肌にハリをもたらす効果が期待できるとのこと。泡立てるにつれてハーバルフローラルの香りもぐんぐん広がり、洗面所が癒しの空間に早変わり!
そしてコールドプロセス製法の石鹸は、一説には泡立ちにくいと言われているのですが、こちらの予想を超えてかなりスピーディ&モコモコの泡立ち! 泡立てネットを使わなくとも濃密な泡が作れるので、慌ただしい朝の洗顔タイムもノーストレスでした。
顔全体をなでるように泡を広げたあとは、ぬるま湯でさっとすすぎ洗いして完了。固形石けんは洗浄力が強くて肌がつっぱるという印象があったのですが、乾燥を感じないどころか、むしろ慌てて化粧水をつけなくても不安にならないしっとり感! 写真では差がわかりにくいので撮影していませんが、実は今回セレクトした石けんはどれも泡の立ち方や肌の仕上がりが少しずつ違うんです。
同じくフェイス用の「米ぬか」は名前からは想像がつかない爽やかなトロピカルフルーツの香りで、泡立ちは柔らかめ。肌がワントーン明るくなったような透明感を与えてくれます。ボディ用の「ゴートミルク&ペアー」はミクロな泡立ちで、ボディクリームなしでも十分なほどの保湿力を発揮! 「フレッシュシトラス」はややすっきりめの泡立ちで使いやすく、なんといっても香りが長続き。ジワッ…と汗ばんだときのにおいが気になるという方にぴったりだと思います。
Try&Report 後記
製品はオンラインストアでも購入できますが、実際の香りや使い心地を試したいという方はぜひ表参道にある旗艦店へ。後日、他のアイテムも試したい…! と思って訪ねてみました。店内にある洗面台で使用感を試しつつ、石鹸は包丁やピーラーで薄く切ると使いやすいと教えていただきました。
店頭にディスプレイされているものは自由に香りを嗅いでOK。気になるものはスタッフの方にお願いすればお試しさせてもらえます。ブランドのイチ押しだというフェイス用の「プレミアム」ラインには、それぞれCBD、シルク、プラセンタといったより高級感のある成分が配合されているのだそう。
『ザ・コールドプロセス』は、プラスチックごみや海洋ごみ問題の解決につながる取り組みで環境にも配慮しているそう。そういった背景も、アイテムを選ぶひとつの基準になりますね。
クラフト素材のギフトボックスも老若男女問わず好まれそうなビジュアルで、ホリデーシーズンのギフトにもぴったり! 見た目だけでなく香りや使い心地からも楽しんでもらうことができる『ザ・コールドプロセス』の石鹸を、大切な人への贈り物にしてみませんか?
撮影・文/井上ハナエ