高温多湿の日本の夏、みなさんいかがお過ごしですか? 
1日中クーラーにあたって冷え切った体は水分をたっぷり溜め込んでしまうから、「ぶよぶよ」しただるさを感じている人も多いはず。 そんな時におすすめなのがセルフお灸です。

今日のEditor’s Pick!

まもなく40歳になる私ですが、ダイエット鍼をきっかけに20代後半ごろから鍼灸院に通うようになりました。
以来10年以上、結婚式前の体型管理から心身の改善まで、かなりお世話になっています。
何か不調があれば即鍼灸院に駆け込む生活でしたが、コロナ禍で思うように外出できなくなり、“自分でできる体にいいこと”を探していた時に出会ったのが本書『新版 お灸のすすめ』でした。

「新版 お灸のすすめ」書影写真

『新版 お灸のすすめ』お灸普及の会 定価(本体1400円+税)/池田書店

私が購入した書店では期間限定でお試し用のお灸がついており、初心者でも迷わずトライできるというのも魅力的だったのです(現在は熱さや香りなど好みのお灸をAmazonで注文しています)。


本書はお灸の効能や“すえ方”など基本的知識はもちろん、冷えやむくみ、ストレスなど日常のプチ不調から、月経不順やPMSなど女性特有の症状まで、改善したいポイント別にシンプルで分かりやすい解説が掲載されています。
体の歪みや小顔に効くツボもあり、お灸って本当に奥が深い。

お灸写真

お灸で「合谷(ごうこく)」を温め中。目の疲れ、肩こり、頭痛などに効くツボで、パソコンやスマホを長時間使用する現代人をマルチに助けてくれる!

お灸は1日に1回、リラックスできる夜に行うのがおすすめ。
私は寝る前にリビングでテレビを見ながらお灸をすえることが多いのですが、本来は“ながら”ではなく静かに集中して行うのがベストだそう。
ライターで火をつけると、ぷすぷすと赤く静かに燃えるもぐさ(よもぎでできています)。ツボに載せるとやわらかな熱を感じます。
火を眺める目や肌の温感はもちろんですが、何より癒やされるのは煙の香り。
心身がほわーっとほぐれ、とても気持ちいいのです。


今の時期、冷えからくる「ぶよぶよ」むくみには、内くるぶしの上にあり新陳代謝を促す「三陰交(さんいんこう)」や、膝下にあり内臓の不調に効く「足三里(あしさんり)」のツボなど。前出の「合谷」も不要な水分や老廃物を排出を促してくれます。


その日の不調はその日のうちにスッキリ解消! 夏のセルフお灸、ぜひ試してみてくださいね。