「yoi」の人気連載「SELF-CARE RELAY」では、リレー形式でバッグの中のセルフケアの愛用品をご紹介いただきます。前回のharu.さんがバトンをつないだのは、タトゥーシールブランド『opnner(オプナー)』を主宰する、デザイナーの岩谷香穂さん。自分の作るタトゥーシールはもちろん、ないと不安だというノートや鉛筆、爪を守るためのケアアイテムなど、“ものづくりの人”ならではのバッグの中身を見せていただきました!

Vol.13 『opnner』デザイナー・岩谷香穂さん

岩谷香穂さん opnner  目線あり

岩谷香穂

『opnner』デザイナー

岩谷香穂

ポートランドのタトゥー文化に影響をうけ、日本でのタトゥー文化を拓くため2015年に『opnner』を立ち上げる。タトゥーシールを製作販売するほか、タトゥーの図案も手がける。そのほか本の執筆や、ワインのラベルやロゴデザインなど、”だれかに励ましを届ける”ものづくりを続けている。「タトゥーというのは、体が変わろうとも人生を共存できる最高の励ましであって、永遠のジュエリー。」というメッセージのもと、『opnner』がタトゥーのイメージを変える入り口になれるよう、精力的に活動を行なっている。

岩谷香穂 opnner 絵を描く

自分が納得するものを追い求めるがゆえに、仕事に集中しすぎて消耗してしまうことも多いという岩谷さん。そんな自分を支えてくれるのは、お気に入りのケアアイテムと、友人からもらったお守りや手紙、言葉や音楽など。それは、自分を守ってくれる武装具のようなもので、いつもそばに置いておきたいと岩谷さんは言います。


Kaho's Self-Care Rules

1. いつでもタトゥーシールをそばに
2. 自分の気持ちを聞く
3. 体の一部を光らせる

バッグの中身はこんな感じ

岩谷香穂 opnner バッグの中身 セルフケアアイテム

「荷物が少ないときに使うのが、手作りのショルダーバッグ。自分で染めてスタンプで柄をつけました。どんなときも必ず持ち歩くのは、ノートと鉛筆。AirPods Maxのヘッドフォンでは、Jerroのアルバムを聴くことが多いです。特に『Pantheon』という曲は、夜中にドライブしているような疾走感が心地よくて、自転車に乗りながら聴くことも。家の鍵につけているのは、韓国のアイドルグループ『NCT』のメンバー・マークのトレカ。推しの存在は日々のメンタルケアに欠かせません。見るたびに癒されています」

つくるタトゥーシールは今の私そのもの

opnner タトゥーシール 薬 缶ケース

タトゥーシール/ opnner (缶ケース)in your pocket holly village(ミドリ)tiny luck(キイロ)/いずれもopnner 

「自分がつくるタトゥーシールはいつも持ち歩いていて、名刺がわりのようなものかもしれません。『よかったらつけてみますか?』と、差し出してみると、それまでタトゥーシールというものにあまりピンと来ていなかった人が、うれしそうに身につけてくれたり、それによって相手と距離が縮まったりして、私も楽しい気持ちになります。とてもいいコミュニケーションツールなんです。

緑色の缶ケースに入れているのが、タトゥーシール。今日は何を貼ろうか、そのときの気持ちを自分に聞くような気持ちで選びます。例えば『今日はカラフルな色を身につけたい』とか『金色の光っているのがいいな』とか…。たったひとつのタトゥーシールでその日の心持ちが変わるんだから、タトゥーシールって、本当に面白い。

黄色の缶は薬を入れるレスキューケースにしています。気圧のせいか、すぐに頭が痛くなるので必ず常備しているのがバファリン。喉も乾燥に弱くてイガイガしやすいので、気になったときにサッと舐められるようのどあめも入れています。そちらも持っておくだけで安心できるアイテムです」

パンクしそうになったら、立ち止まって整理する

岩谷香穂 タトゥーシール opnner 絵を描く

「仕事のスケジュールは、春頃にその年の終わりまで決まることもあります。その後にいただくお仕事があれば、合間合間に組み込んでなんとか頑張りたいと思うので、気づいたらやることがパンパンになっていることも。

この間も、もう何から手をつければいいのかわからなくなって、“プス〜”とパンク状態に陥ってしまって、そんな私を見かねた夫が『香穂ちゃん、まずはやらないものを決めよう!』と声をかけてくれました。言われるがまま、まずは、目の前にいっぱいにある物事に優先順位をつけ、一旦減らせるものは減らしてみたところ、頭の中がスッキリしてトントン仕事が進み、その結果、できないとあきらめていたものまでできてしまったんです。一回立ち止まって整理するって、大事だなと改めて実感しました」

岩谷香穂 opnner 笑顔

「夫の存在は、本当にありがたいですね。いつも死にかけみたいな状態で、『私、今日はこれだけやりました...』と報告すると、『本当によくやってるよ。よしよし!』って、めちゃめちゃ褒めてくれるんです(笑)。もちろん自分で自分を褒めることもできるけど、やっぱり音声として『よくやってる』と聞くと、気持ちが全然違うんです。『もう大丈夫やで』とか言われると、常に心の糸が張り詰めているせいか、すぐ泣いちゃいます。人に褒めてもらうことで、ほどける糸もありますね」

ないと不安になるノートと鉛筆、お守りのシャープペンシル

opnner × HININE NOTE opnner select "HUG RHYTHM"/HININE NOTE 8900-B 6角軸 12本入り/Tombow ユニボール シグノ 超極細 0.28mm 黒/三菱鉛筆 ディズニーランドで買ったシャープペンシル

(中央から時計回りに)鉛筆削り opnner × HININE NOTE opnner select "HUG RHYTHM"/HININE NOTE ユニボール シグノ 超極細 0.28mm 黒/三菱鉛筆 8900-B 6角軸 12本入り/Tombow ディズニーシーで買ったシャープペンシル

「外出先でも、移動先でも、何か思いついたときすぐに描けるよう、ノートと鉛筆は絶対に持ち歩いています。ないと不安になってしまうんです。愛用するノートは、HININE NOTE(ハイナインノート)とのコラボのひとつ。「pick your mood」をテーマに、3種類の表紙デザインをつくりました。緑のみずみずしさをぎゅっと抱きしめているような、木の下でそよそよと風に揺られているような気持ちを柄にしました。

鉛筆は、『トンボのB』と決めています。じゃないと、筆圧が迷ってしまうんです。HBだと硬すぎるし、逆に2Bだと柔らかすぎてやる気が出ない。やっぱりBでないとダメなんです。ペンも、使うのはずっとユニボール シグノの0.28mmと決まっていて使わない日はないくらい。このシャープペンシルは、仲の良い、塩塚モエカちゃんと、枝優花ちゃんと3人でディズニーシーへ行ったとき、おそろいで購入しました。二人との思い出をいつもそばに置いておきたくて、お守りとしていつも持ち歩いています」

言葉から得るインスピレーション。最近は英語の本が好き

岩谷香穂さん oppner 読書

The Alchemist Paulo Coelho (著)/HarperCollins; Rev. printing.

「アウトプットとインプットのバランスをどうしているのかと聞かれることも多いけれど、作品のためにわざわざ『アイデアを探しに行こう!』ということはなくて。なんでもないときに、ふっと言葉や景色が降りてきたりするんです。それはたぶん、日常の中で私が自分の中に留めてきたものたちなんだと思います。

言葉でインスピレーションが湧いたりするのも、例えばいつか読んだ小説のワンフレーズや言葉が、一度自分の内側に入って、何かのタイミングで形を変えて湧き出てくるのかなと思っています。考えていることを整理したいとき、まずするのは、頭の中にあるものを紙に描くことです。あとは、ひたすら歩くこと。

仕事の合間や移動中など、時間があれば本を読むことが多いですね。最近読んでいるのは、パウロ・コエーリョの『アルケミスト』。とにかく面白くて私がいちばん好きな小説なので英語でも読んでみたいと思ったんです。英語の本は、一冊読み切ったときの達成感にハマってから、よく読むようになりました。

英語を学び直そうと思ってから、本を読む以外に映画『マイ・インターン』を一日に一回観ています。最近ハマっているのは、アニメ『フェアファクス』。勉強のためにわざわざ時間をつくるとなると苦しくなってしまうけど、本やアニメなら空いた時間に気軽に英語に触れられて、しかも楽しいから続くんですよね」

心が弱ったときにひらく「幸福論」

岩谷香穂さん oppner 読書 幸福論 日経BP

幸福論 アラン著, 村井 章子 訳 /(日経BP)

「心が弱ったり疲れたりしたとき必ず開く一冊があって、それが、数年前に父がプレゼントしてくれた『幸福論』です。いつも自宅のトイレに置いてあるのですが、長期の旅行には持って行くようにしています。『ハァ〜、つらい』と思いながら、この本をパッと開くと、今ほしい言葉があったり、教えられることがあったり。これまで何度助けられてきたことか。『幸福論』をイメージしたタトゥーシールをつくったこともあるんですよ」


やれることは全部やりたい。納得するまでひたすら向き合う

「ものづくりのプロセスは、すごく泥臭いことの繰り返し。『これだ!』と思うものがすぐにできればいいのですが、結構悩むことも多いんです。そんなとき、本当に心が求めていることがどんなものなのかを考え、ひと目惚れのような直感に従って進んでみます。それからとにかく描いて、つくって、ものすごい数の候補を出すこともあります。今、ちょうどつくっているクリスマス用のアドベントカレンダーのデザインも、もう何十個と候補を出してやっと絞られてきたところ。『もっといいものができるんじゃないか』『まだ何かできるんじゃないか』と思ってしまうんですよね。だから、一度全部を出してから決めたい。

この“追う”プロセスは面白いけれど、いちばん力のいる部分かもしれません。たくさんいろんな方法を試して、試行錯誤して、ベストオブベストを見つけたいっていうことなんだと思います。

2023年の春、「windmill(風車)」をテーマにしたタトゥーシールを発表したのですが、春の風の中で飛び跳ねるウサギたちは、はじめ、何気ない落書きだったんです。それでもなぜか無視できなくて、『ウサギって、どういう形しているんだろう』と、ずーっと描いて追求していきました。そうやって納得のできるものが描けるまでやっぱり鍛錬でしかないんですよね。そもそも私は、タトゥーシールをつくりたくて絵を描き始めたので、専門の勉強をしたというわけではなくて。だから、そういう毎日の鍛錬で描けるようになるものが増えてくのはすごくうれしいです」

仕事も人間関係も生活も、自分が納得できる形にしていく

岩谷香穂 タトゥーシール oppner 頬杖

「つらいとか苦しいとか、本当に嫌なことがあったとき、遠慮の気持ちが働いて言わずに我慢してしまうことってあると思うんです。でも、大切なのはその伝え方なんですよね。例えば、仕事で納得できないようなことがあったとき、私は『検討してもらいたい』と伝えます。今のこのやり方では私は長く続けられないし、すごく悲しくて寂しい気持ちになるから、検討してほしいと。いきなり『こうしてほしい』と言うのではなく、理由を伝えて考えてもらうんです。疑問に思うようなことがある場合も、まずは自分で考え、それでもダメなら『ここがハテナです』とちゃんと聞くようにしています。それこそブランドを始めた頃は大学生だったこともあって、嫌な思いをすることもありましたし、戦わなきゃいけないこともありました。言われたことをただただやるんだったら、私じゃなくたっていいと思うんですよ。

自分が説明できる仕事を受けるようにしたいんです。納得しないと説明できないし、『?』と思いながら仕事するのはつらいから。仕事も人間関係も生活も、互いに納得できる形にしていくって、すごく大切。そうじゃないと長く続けられないですよね」

スキンケアは自分に合った保湿バームで。体をうるおせば、心もうるおう

ハンドクリーム 40g / DAMDAM WATER IN MULTI BALM/SENN メンソレータム 薬用リップ リペアワン(無香料)/ロート製薬

(左)WATER IN MULTI BALM/SENN(右)ハンドクリーム 40g / DAMDAM 

「悩むことはたくさんあるけれど、やっぱり仕事は好きだし、土日も、『今日は休もう!』と決めてガッツリ休むというより、15%くらいは仕事しつつ、ゆったり過ごすということも多いですね。友人と食事したり展示を見に行ったりして、『なんとなく今日は休みだったな』という感じ。逆に世の中が休みの日に、仕事をバッキバキにやったりすると、『みんなが休んでいるときに、こんなにやったった!』と誇らしくなってしまうような性格でもあります(笑)。

とはいえ、リフレッシュすることはやっぱり大切で、自分をケアする術はたくさん持っています。例えば消しゴムはんこをつくることもそのひとつ。好きなものをただひたすらつくる時間は、すごくストレス解消になります。あとは、昼からワインを開けて映画を観たり、料理をしたり、思い立ってお風呂に入ることも。

お風呂上がりに全身シアバターや保湿バームを塗ると、体がうるおうからか心までうるおうような気がします。スキンケアにはあまりこだわりがないのですが、肌が敏感なので、自分に合うものを見つけると長く愛用します。


『DAMDAM(ダムダム)』は、PRの方と仲良くなったことがきっかけで使うように。ハンドクリームは、うるおうのにベタベタしないところが気に入っています。『SENN(セン)』のWATER IN MULTI BALMは、植物由来のオイルとロウがベースになっているそうで、髪にも顔にも全身に使えます。優しい香りも好きです」

大好きな調香師のつくり出す、“記憶”と結びつく香り

LIGHTNING PAW 9ml/OLO FRAGRANCE namida 5ml/かほりとともに Perfume. MOSS/Perfumer H 香水

(左)LIGHTNING PAW 9ml/OLO FRAGRANCE (中央)namida 5ml/かほりとともに、(アトマイザーに移し替えたもの) (右)Perfume. MOSS/Perfumer H

「『SENN』といえば、二層式のオールインワン美容液WATER OIL BALANCERが代表的ですが、その香りをつくったのが、調香師の沙里さんです。香りは記憶と結びついていると私は思うのですが、沙里さんのつくり出す香りは、記憶のなかでも本当にささやかでパーソナルな感情や景色を呼び起こしてくれるんです。

namidaという香水は、沙里さんが主催する、『かほりとともに、』のもの。小学校のプールの帰りとか、海で泳いだあとの、あの気だるいような心地いいような、“あの感じ”を思い出させてくれます。はじめてこの香りを嗅いだときは、こんな記憶を思い起こすことができるのかとびっくりしました。

ほかにもお気にいりの香水をその日の気分で使い分けています。『OLO FRAGRANCE(オロ フレグランス)』は、ブランドを立ち上げるきっかけにもなった、ポートランドで出合いました。LIGHTNING PAWは、甘すぎず、今でも自分にいちばんしっくりくる香りだなと感じます。『Perfumer H(パフューマー・H)』のMOSSは、私から彼にプレゼントしたものなのですが、木や土のような香りが好きで一緒に使っています」

指先につくる自分の世界。「育爪」で素の爪をきれいに保って

(左)ネイル ベース パーフェクター(右)ネイル グロース アクセレーター/いずれもlongleage

(左)ネイル ベース パーフェクター(右)ネイル グロース アクセレーター/いずれもlongleage

「最近、仕事で知り合ったネイルサロンに通うようになり、素の爪がきれいに伸びるよう形や長さを整えてもらっています。意外と爪を使う作業が多いので、何もしないとすぐボロボロになってしまうんです。そのため4年ほど前にネットで見つけてから愛用しているのが、『longleage(ロングルアージュ)』のベースコートと爪専用美容液です。美容液はスッとなじんで、ベタベタしないのがお気に入り。仕事の邪魔になりません。ベースコートは爪を守る補強用に。その上からジェルでコーティングもしています。やっぱり爪がきれいだと心穏やかにいられるような気がしますね」

岩谷香穂 opnner  ネイルケア タトゥーシール

「爪をケアしたあと、さらにタトゥーシールをプラスすることもあります。私は爪の上だけでなく、指の関節にも貼るのが好きです。爪と指につながりをつくることで、ここに小さな自分だけの世界をつくり出せるような気がするんです」

爪 opnner タトゥーシール

目元や頬にラメを。光れば光るほどケアになる

岩谷香穂 opnner ラメを塗る メイク

「たとえすっぴんでも、爪や目元がキラキラしていると、やっぱり気分が上がります。今日目元に塗ったのは、『rihka(リーカ)』のアイシャドウ。これは誕生日プレゼントでもらいました。ベージュベースに大粒のグリッターが入っていて、目元だけでなく、頬や唇の上にも塗って楽しんでいます。光れば光るほど、ケアになると思って(笑)」

plump eyepolishS tan/rihka アイシャドウ メイク

plump eyepolishS tan/rihka

日々を生き抜くために、大切な石を身につけて

石 お守り トルコ石 天然石

「昨年の展示"observe"が終わったあと、何かがストンと落ちた気がして。それで今、新しい場所でずっと夢だったことに挑戦しようとしているんです。そんな私に、親友がくれたのがこのトルコ石。私を勇気づけるようなプレゼントをずっと探してくれていたそうで、偶然見つけた石屋さんの店主に『トルコ石は旅先で危険から身を守ってくれる』と教わり、なかでもいちばんかわいい石を選んでくれたんです。すごくうれしくて、ペンダントにしようかと考えています。

私は、友人にもらったプレゼントや手紙など、大切なものはなんでも身につけたいと思ってしまうところがあって。今日つけている、ネックレスやロケットも思い入れのあるものばかりです。たぶん、日々、戦っているような気持ちがあるので、こういうものを武装具として身につけて、なんとか生き抜こうとしているんじゃないかな(笑)」

自分で自分を励ましながら、みんなに「大丈夫」を届けたい

opnner タロット イラスト

つくったタロットカードのなかで、いちばんのお気に入りの言葉は「いずれ良くなるよ、大丈夫」

「『opnner』を始めた頃から私が描き続けているのが、天使の絵です。天使は、どんなときも穏やかで、あたたかく抱擁してくれる、そんな存在。だから『ハグしてもらいたい』という気持ちでつけるのですが、でも、怒ったり笑ったりおびえたり、喜怒哀楽が激しくて、いつもせっせせっせと必死に動きまわっているようなイメージの悪魔といるほうがしっくりくるときもあるなぁと思って。それで悪魔のタトゥーシールをつくったんです。

天使の日も、悪魔の日もあっていいと思っています。どんな感情も大切にしたいし、それも自分だと受け入れたい。たとえ自分でも説明しようがない、意味不明な気持ちにも、タトゥーシールは寄り添ってくれるような気がします。

今、Instagram用のタロットカードの絵柄をつくっているのですが、そこに添えた言葉は、まさに今、大きな挑戦を前にナーバスになっている自分を励ますために書いたもの。『“逃げる”もただの選択のひとつ』『握りしめたグー ほどいてパーに』『自分を待ってあげる』そんな言葉たちを身につければ、きっと『大丈夫』と思えるような気がして。もちろん、それが誰かを励ますものになってくれたら、もっとうれしいですね」

岩谷香穂 opnner 目線なし

撮影/長田果純 取材・文/秦レンナ