3月8日は国際女性デー。イタリアではミモザの花がその象徴とされ、ミモザのイエローは国際女性デーのシンボルカラーのひとつとなっています。そこで今回はイエローにまつわるフレグランスをピックアップ。黄色いボトルや、黄色い花やフルーツなどを用いた香水で心をエナジャイズしながら、女性の権利について改めて考えるきっかけにしてみませんか?
「ルイ・ヴィトン」の『LV ラバーズ』

オー ドゥ パルファン「LV LOVERS」LV ラバーズ (100ml)¥46200/ルイ・ヴィトン クライアントサービス
ミュージシャン兼「ルイ・ヴィトン」のメンズ クリエイティブ・ディレクターとして活躍するファレル・ウィリアムスと、調香師ジャック・キャヴァリエ・ベルトリュードとのクリエイティブな対話から生まれた『LV LOVERS』。インスピレーション源は2023年6月にポンヌフをランウェイとして開催された、ファレルのデビューショーのテーマになった太陽の光。そこからもたらされる光合成のイメージを表現したフレグランスです。
グリーンノートが特徴のガルバナム、クリアな透明感がフレッシュな印象を与えるジンジャー、そこにシダーウッドのウッディーな香りが重なります。爽やかだけど、それだけじゃない。クリーミーなまろやかさと、生気に満ちたアーシーさと深み、そして「ルイ・ヴィトン」らしい洗練が共存しています。まるで纏った瞬間、キラキラと輝くポジティブなエネルギーに包まれるような......。
イエローのボトルが光の反射で虹色に煌めく様子を眺めるだけでも、幸せな気分に!
「エルメス」の『バレニア オー ド パルファム』

バレニア オー ド パルファム(100ml) ¥25630/エルメスジャポン
『バレニア』は、「エルメス」のレザーの中でも独特の存在感を持つなめし革の名前。その繊細でしなやかなテクスチャーのイメージ通り、メゾン初のシプレ系の香りは優しく肌に寄り添うようなセンシュアルな香り立ちが魅力です。
ジンジャーリリーとミラクルベリーという意外な組み合わせから生まれるハーモニーに、オークウッド、パチョリが重なり合い、個性的で忘れられない、深みのある香りが広がります。特徴的なフラコンは、デザイナーのフィリップ・ムケがメゾンを代表するブレスレット《コリエ・ド・シアン》から着想を得てクリエイトしたもの。ブレスレットを思わせる楕円のフォルムに、メタルパーツで表面を覆った滑らかなピラミッド型の4つのスタッズ。エルメスらしさが調和したデザインに心躍ります。
「Maison Francis Kurkdjian Paris(メゾン フランシス クルジャン)」の『Petit Matin』

メゾン フランシス クルジャン プティ マタン オードパルファム (70ml) ¥39600/ブルーベル・ジャパン 香水・化粧品事業本部
フランシス・クルジャンが愛するパリの朝を表現したフレグランス『Petit Matin』。まず鼻をくすぐるのはレモングラスのような爽やかさのインドネシア産リツェアクベバとカラブリア産レモンがもたらす明るくいきいきとした香り。続いて、サンザシとプロヴァンス産ラヴァンディンからなる柔らかなフローラルに、ムスクやアンバーのあたたかみが加わります。
石畳の道を歩いたり、テラスでコーヒーを飲んだり、公園で読書をしたり。やわらかな日差しに包まれた、清々しいパリの街並みを想像しながら、幸せな気分に浸って。
「PRADA」の『インフュージョン ドゥ プラダ イラン オーデパルファム』

インフュージョン ドゥ プラダ イラン オーデパルファム(100ml)¥30800/プラダ ビューティ
肌に溶け合うようになじみ、一人一人の個性を引き立てる、プラダ ビューティのセカンドスキン フレグランス コレクション。なかでも『インフュージョン ドゥ プラダ イラン オーデパルファム』は、ビジュアルのフレッシュなイメージそのままに、シトラスが弾けるような高揚感のある香り。スイートで優美なイランイランを、ナチュラルなベルガモットとスパイシーなカルダモンが彩ります。
ラグジュアリーなボトルに入ったジュースや、「プラダ」を象徴するサフィアーノ レザーから着想を得たキャップに用いられているイエローの色彩は、メイン香料のイランイランとその華やかさを表現したもの。出掛けに手にとり、シュッとひと吹きするだけで、1日中ポジティブに過ごせそう。
問い合わせ先
・ルイ・ヴィトン クライアントサービス 0120-00-1854
・エルメスジャポン 03-3569-3300
・ブルーベル・ジャパン 香水・化粧品事業本部 0120-005-130
・プラダ ビューティ 03-6911-8440
撮影/植田 翔 取材・文/横溝 なおこ