yoiで提案しているファッションウェルネスを軸に、ライター堀越さんが今気になるアイテムを試着、リアルな使用感をお届けする連載『着心地のいい服 Dig＆Report！』。第26回は、『サロモン』の隠れた名品、リカバリーシューズをdig。
『SALOMON（サロモン）』のリカバリーシューズ「RX SLIDE 3.0」をDig & Report！
RX SLIDE 3.0 ¥15400／サロモン
『SALOMON（サロモン）』とは
『SALOMON（サロモン）』は1947年にフランスで誕生したアウトドアブランド。アスリートとともに開発を行うなど、マウンテンスポーツ・ウィンタースポーツ界をリードし続けています。機能性だけでなくデザイン性の高さにも定評があり、近年ではセレクトショップなどでも多く取り扱われたり、新しいショップがオープンしたりと注目を集めています。
『SALOMON（サロモン）』の「RX SLIDE 3.0」を試着！
最近よく見る「リカバリー」というワード。身につけるだけで疲労回復をサポートしてくれるもので、一昔前まではアスリートが使うもの、というイメージが強かった気がします。しかし最近ではリカバリーサンダルやリカバリーウェアなど、アスリートじゃない人でも気軽に使えるものが多くなりましたよね。そんな今気になるリカバリーアイテムを、『サロモン』でも見つけました。
以前ご紹介した「XT-6 GORE-TEX」はキュッと締めるシューレースが印象的なデザインでしたが、今回試着するのは足をすべり入れるスライドタイプのシューズです。前回はいたスニーカーはゴアテックスの水に強いシューズだったため硬さがありましたが、リカバリーシューズの「RX SLIDE 3.0」はかなり薄手で柔らかいアッパーが特徴的。
ソックスとのコーディネートも楽しめるデザイン。
上から見ると、アッパーの内側半分ほどがメッシュ素材。通気性も軽さも抜群です！ 柔らかいアッパーは爪が当たると破れてしまったり、使うことでつま先部分にダメージが出やすい…というイメージがあったのですが、先端だけは硬めの合成素材で補強してあるのでそんな心配もいりません。
アウトソールはビビッドカラーがポイントに。ちなみにインソール部分はコルク素材になっていて、足の形に合わせて少し沈むようなはき心地です。速く走るためのランニングシューズのようなバネや、トレッキングシューズのような保護力はありませんが、サンダル感覚でサッと“気軽にはける”雰囲気があり、気持ちまで楽にしてくれるよう。今回はソックス合わせでコーディネートしましたが、もちろん素足ではいても可愛いし、さらっとしているのではき心地抜群です。
運動はしない私ですが…例えば終日取材で歩き回ったり、高いヒールをはいた翌日など、足を労わりたい日もあるもの。疲れた日もそうでない日もはきやすく、味方でいてくれる。そんな唯一無二の存在になってくれそうです。
ライター
主にwebメディアで活動。文化女子大学（現・文化学園大学）でファッションを学び、ショップスタッフとして5年ほど勤務経験あり。身長が170cmあり、服のサイズ選びが難しい。プチプラファッションに目がなかったが、yoiでの執筆を機にウェルネスに開眼。ファッションウェルネスについて絶賛勉強中。
取材・文／堀越美香子 企画・構成／福井小夜子（yoi）
