登山時のマストアイテム、トレッキングシューズ。足首をホールドする丈感や素材感、ソールの機能などのほか、長時間歩いても疲れにくい、ぬかるんだ地面などでも安定している、捻挫を起こしにくいなど、さまざまなシチュエーションに対応したスペックが求められます。今回はおすすめの3ブランドをご紹介。初めてシューズを買うなら、登山用品専門店などに足を運んで自分の足に合った一足をお店の人と一緒に選んでみても。選び方だけでなく、はき方、そして登山後のシューズのケアの仕方など専門家ならではのアドバイスをもらえる。
北欧が生んだ「アイスピーク」が作る、クッション性に優れた一足
トレッキングシューズ「AKAA」¥15290/ルフタスポーツウェアジャパン(アイスピーク) ソックス¥2420/プロップスストア
1996年にフィンランドで誕生したアイスピークは、アウトドア環境下や極寒地でも耐え得るシューズやウェアを展開するアウトドアブランド。温もりのあるカラーリングやデザインには北欧らしさを感じる。
今回レコメンドするのは、歩行時の柔軟性とサポート性を両立したミッドカットのシューズ「AKAA」。足全体を靴下のように包み込むウォータープルーフのメンブレンや、通気性のよいメッシュのライニングによって足もとをドライにキープしてくれる。レタリングが可愛いラインソックスはシューズと色合わせで。
「メレル」はハイキングシューズとトレイルランニングシューズをいいとこ取り!
ハイキングシューズ「MOAB SPEED 2 MID GORE-TEX®︎」¥25300/丸紅コンシューマーブランズ(メレル) ソックス¥2970/UTS PR(ラングル)
サンダルなどで人気を博しているメレルは、幼少期からアウトドアを愛していたアメリカのウエスタンブーツ職人ランディ・メレルが理想のハイキングブーツを作ったことから生まれたブランド。
アイコンモデル「MOAB (モアブ)」をベースに最新技術を踏襲した「MOAB SPEED 2 MID GORE-TEX®︎」は、異素材をミックスしたアッパーのレイヤードがグラフィカルに映る。安定性を重視する“ハイキングシューズ”と俊敏性が求められる“トレイルランニングシューズ”のメリットを融合した一足。
「ホカ®︎」のソールが、スムーズな足運びを実現
ハイキングシューズ「ANACAPA 2 MID GTX」¥33000/デッカーズジャパン(ホカ®︎) ソックス¥3740/エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター(エル・エル・ビーン)
ランニングシューズとしても地位を確立しているホカ®︎。いちばんの魅力は、安定感のある厚底ソール! トレイル向けのシューズになってもその特徴は変わらず、グリップ力に優れたVibram®ソールを使用している。かかと部分が飛び出ている独特な形状は、クッション性と推進力をもたらすシューズの証。登山やハイキングなどのアウトドアシーンに幅広く対応する。
足の形状に沿ったアキレス腱を包み込む構造や、環境に配慮した防水のヌバックレザーなど、ディテールや素材に至るまでこだわり尽くしたアイテム。
問い合わせ先
・エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター 0422-79-9131
・デッカーズジャパン 0120-710-844
・プロップスストア 03-3796-0960
・丸紅コンシューマーブランズ https://merrell.jp/
・UTS PR 03-6427-1030
・ルフタスポーツウェアジャパン 03-6455-3242
フォトグラファー
1992年大阪生まれ。2015年に大阪芸術大学写真学科卒業。フリーのアシスタントとして経験を積み、2017年に独立。今年4月には個展「Point to Point」を開催した。
撮影/Nobuko Baba(SIGNO) スタイリスト/嶋﨑由依 モデル/Nono Horii(SATORU JAPAN), SORA(MOMENT) 編集・構成・文/岡島みのり