yoiで提案しているファッションウェルネスを軸に、ライター堀越さんが今気になるアイテムを試着、リアルな使用感をお届けする連載『着心地のいい服 Dig&Report!』。第40回は、『パタゴニア』と『アークテリクス』の新作リュックをdig。
『パタゴニア』の新作リュックをDig & Report!

『パタゴニア』とは
『Patagonia(パタゴニア)』は、1973年にアメリカ・カリフォルニア州ベンチュラで創業されたアウトドア・アパレル企業。アウトドアスポーツを楽しむ人々のために、高品質で機能性と耐久性に優れた製品を提供しています。 「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む」というミッションを掲げ、環境問題に積極的に取り組んでいます。Bコーポレーション認証を取得し、1%for the Planetの創設メンバーでもあるパタゴニアは、高品質で環境負荷を最小限に抑えたな製品の提供に加え、環境保護活動や環境団体に寄付など、多岐にわたる取り組みを推進しています。
テラヴィア・トート・パック 24L

テラヴィア・トート・パック 24L ¥14850/パタゴニア
2月に発売されたばかりの新作「テラヴィア・トート・パック 24L」は、リュックとトートバッグの2WAYで使えるトートパック。

容量は24Lと大きめ。でも薄手の素材でとても軽いので、背負っても大きすぎる印象はありません。

トート型だとこんな感じ。肩にかけられる少し長めの持ち手でとっても便利そう。

薄手素材である理由のひとつがこちら。コンパクトにたためるポケッタブルタイプなんです。容量24Lでこの小ささになるのはかなりすごい…! これをメインのバッグに使ってもいいし、旅先に持っていってエコバッグのように使うのもよさそうです。

メインの大きなファスナーを開けると、中には2本のベルトが。これはバックパックについているコンプレッションストラップと同じ役目で、荷物の多さに合わせてボディの厚みを調整することができます。
またファスナーの上にはさらにドローコードが通してあり、トップを巾着型に絞ることも可能。荷物が少ないときは絞って、よりスマートなシルエットを実現します。
本体の前面・背面ともにポケット付き。前面のポケットはファスナー付きで、よく使う小物を入れておくのにぴったり。背面のポケットはリュックのショルダーストラップを収納することもできます。
リュックとトートはどちらもそれぞれに使いたいタイミングがあるアイテムだから、ひとつで2役を担ってくれるのは頼もしいですよね。しかも、それぞれがちゃんと使いやすく設計されている点が素晴らしい!
『アークテリクス』のリュックをDig & Report!

アークテリクスとは
『ARC'TERYX(アークテリクス)』は、1989年にカナダで誕生したアウトドアブランド。「地球上にある最高の素材、最高の技術、革新的なデザインで製品を作る」をコンセプトに掲げています。クライミング用ハーネスの製造・販売からスタートしたブランドですが、現在ではバックパックやウェアなど幅広いアイテムを展開中。特にバックパックはファッション性の高さにも定評があり、タウンユースとしても人気のアイテムです。
グランヴィル 16 バックパック

グランヴィル 16 バックパック ¥34100/アークテリクス

ファッション好きの定番リュックと言っても過言ではない『アークテリクス』。今回はタウンユースにぴったりのスマートなモデル「グランヴィル 16 バックパック」をお試ししてみました。容量16Lですが少し大きめに見えるのは、とにかく素材がしっかりしているから! ナイロン素材に耐久性を高めるコーティングを施してあり、悪天候でも安心して使えます。

しっかりと止水ファスナーが使用されています。ゲリラ豪雨でリュックの中身がびしょ濡れに…という悲劇はもう起こしません。
内側にはクッション性があるノートパソコン用スリーブが。ストレッチメッシュのファスナー付きポケットもあるので、手帳やケーブル類をまとめておけます。
そして本体上部のファスナーを開けると浅めのトップポケットがあり、スマホやカードケースなどすぐに取り出したいものを入れておくのに便利そう。赤色のキーストラップには鍵をつけておきましょう。

背面はドット柄のようにポコポコとした凹凸があり、通気性を確保しています。ショルダーストラップも風通しのいいパッド入り。通気性が高いのに厚みがあり、快適に肩への負担を減らしてくれます。
新生活に向けて準備したいリュックは、毎日でも使えるものがいいはず。全天候型の『アークテリクス』なら、雨の日でも気分よく外出できそうです。

ライター
主にwebメディアで活動。文化女子大学(現・文化学園大学)でファッションを学び、ショップスタッフとして5年ほど勤務経験あり。身長が170cmあり、服のサイズ選びが難しい。プチプラファッションに目がなかったが、yoiでの執筆を機にウェルネスに開眼。ファッションウェルネスについて絶賛勉強中。
取材・文/堀越美香子 企画・構成/福井小夜子(yoi)