凍えるような寒さから解放されて、花見や新生活など楽しいイベントが目白押しのシーズンは目前。気持ちはすっかり春だけど、一方、天気はまだまだ不安定な日が続きます。ロンT一枚で出かけられると思ったら、気温が急激に下がり薄手のアウターが必要になるなど、日々のスタイリングに迷ってしまう季節。今回は、“花冷え”という名で呼ばれるこの現象に合わせた春のスタイリングをお届けします。ここでは単体だけでなく、レイヤリングを楽しめる、軽やかなアウターをご紹介します。

春アウター 花冷え

ロングコートは春色で軽やかな素材のものを選んで

花冷え 春 コート ファッション イレーヴ YLEVE

コート¥68200/イレーヴ(Y) ジャケット¥90200・パンツ¥46200/アーニーパロ シャツ¥39600/ケイル パンツ¥28600/ショールーム セッション(アダワス×イージー) シューズ¥56100/カチム リング¥61600/フィルグ ショールーム(サピア バハール) 襟につけているジュエリー¥69300/ロンハーマン(アクセップ)

ときに重く見えてしまうロングコート。初春にはもう少しライトに取り入れたいアイテムです。そこで真似したいのが、アウターの素材と色で軽やかさを演出すること。ウールではなくコットンなどの軽やかな素材を選んだり、つい選びがちな黒やグレーではなく、ピュアなホワイトやベージュに。それだけでスタイリング全体の雰囲気が明るく華やかなムードに。

今回のスタイリングでは、イレーヴのやわらかな色調のロングコートを主役に。中には春らしいベージュやブラウンなどの淡い色のシャツとジャケット、ハーフパンツとシースルー素材のパンツをレイヤード。今の季節だからこそ楽しめる重ね着スタイルに挑戦して。

急な冷えから体を守る、ボリュームのあるジャケット

花冷え 春 コート ファッション ロルフ エクロス  ROLF EKROTH

コート¥237000/バウ インク(ロルフ エクロス) ニットベスト¥38500/ケイル カーディガンともに¥51700/リーミルズ エージェンシー(ジョン スメドレー) デニム¥42900/エドストローム オフィス(トゥ エ モン トレゾア) ベルト¥50600/エスアンドティ(デアンシェ)

長く厳しい冬が続く北欧を拠点に置くブランド、ロルフ エクロスからは光沢感のあるオーバーシルエットのジャケットコートをリコメンド。フィンランド・ヘルシンキの自然豊かな土地で培った色彩感覚を生かした、ナチュラルなグリーンカラーが優しげな雰囲気を演出する一着です。

花冷え 春 コート ファッション ロルフ エクロス  ROLF EKROTH 2

コート¥237000/バウ インク(ロルフ エクロス) ニットベスト¥38500/ケイル カーディガンともに¥51700/リーミルズ エージェンシー(ジョン スメドレー) デニム¥42900/エドストローム オフィス(トゥ エ モン トレゾア) ベルト¥50600/エスアンドティ(デアンシェ) リング¥39600/フィルグ ショールーム(サピア バハール)

春が訪れても冷えは大敵。インナーはジョン スメドレーのシグネチャーでもあるニットカーディガンとベストを3枚重ね着して。トレンドのレイヤリングで、冷え対策も万全に。

柔らかなペールトーンでまとめたスタイリングには、モダンなベルトを合わせてさりげなくエッジィに。シルエットにコントラストをつけることで、洗練された佇まいにアップデートされます。

デニム地のカバーオールを上品に着るには?

花冷え 春 ジャケット ファッション トゥ エ モン トレゾア Tu es mon Tresor

アウター¥68200/エドストローム オフィス(トゥ エ モン トレゾア)

シグネチャーのデニムパンツが人気なトゥ エ モン トレゾア。大人にふさわしい美しいシルエットのデニムに定評があるブランドが、ジャケットなどパンツ以外のカテゴリのアイテムを続々とリリース。

ブランドが大切にしている核は変わらず、カジュアルになりやすいデニム素材のアイテムとエレガンスの共存をかなえたウェアがラインナップしています。ワークウェアがルーツのカバーオールは、柔和なベージュとブラウンの配色で幅広い装いにマッチ

花冷え 春 ジャケット ファッション スポーティ アンド リッチ Sporty & Rich

アウター¥107800(参考価格)/ザ・ウォール ショールーム(スポーティー&リッチ)

スポーティな雰囲気を醸し出すスタジアムジャケットを春仕様にアップデートするなら、コンパクトなシルエットを選んで。体に沿うサイズを選ぶことで、軽やかなムードを演出してくれます。

スポーツウェアのデザインと、トレンドを組み合わせたデザインを提案するスポーティ & リッチからは、シックなダークブラウンが上品なアウターが到着。ホワイトの切り替えがクリーンな印象のジャケットをはおれば、肌寒くても心躍る春の装いに。

問い合わせ先 
・アーニーパロ 
info@erniepalo.com
・イレーヴ 03-5785-6447
・エスアンドティ 03-4530-3241
・エドストローム オフィス 03-6427-5901
・カチム info@katim.sc
・ケイル www.kayle-tokyo.com
・ザ・ウォール ショールーム 050-3802-5577
・ショールーム セッション 03-5464-9975
・バウ インク 070-9199-0913
・フィルグ ショールーム 03-5357-8771
・リーミルズ エージェンシー 03-5784-1238
・ロンハーマン 0120-008-752

Local Artist

フォトグラファー

Local Artist

2017年に金山木子とともにセレクトショップEsmeralda Serviced Departmentを立ち上げ。 ファッションの仕事が多いが、取材やポートレートの撮影も楽しく取り組んでいる。

中澤咲希

スタイリスト

中澤咲希

2021年に椎名直子氏から独立。主にファッション誌、広告をベースに活躍中。2024年のベストバイは、アムステルダムのセレクトショップで購入した、ドリス ヴァン ノッテンのシューズ。今年の目標は脱ペーパードライバー。



撮影/Local Artist スタイリスト/中澤咲希 ヘア/KAZUHIRO NAKA メイク/SUZUKI  モデル/DANA 編集・構成・文/岡島みのり