春の花が咲き始める頃、一時的に寒さが戻る"花冷え"。新しい季節の訪れをセレブレートする装いを楽しみつつも、冷え対策も万全に。
yoi編集部がおすすめするのは、着脱が簡単で持ち運びもできる巻き物。スカーフやボンネットなど、昨今のトレンドをとらえたアイテムと、そのスタイリングを提案します。

春色スカーフはネクタイ結びで首元もあたたかく

スカーフ¥28600/エスアンドティ(バウム・ウンド・ヘルガーデン) シャツ¥41800/アーニーパロ 肩にかけているニット¥127600/リーミルズ エージェンシー(ジョン スメドレー)
厚手のウールをはじめとした冬仕様のマフラーはもう身につけたくないーー。そんなときは、華やかなカラーパレットのスカーフで首元を彩りたい。ネクタイのように巻きつけたら、いつもの装いを春らしくアップデート。トラッドなチェックシャツにニットを肩がけして、抜け感のあるムードに。
シャツに仕込んで内側からちらりと見せる、レーススカーフ

スカーフ¥13200/フィルグ ショールーム(シモーネ ワイルド) デニムシャツ¥39600/ロンハーマン イエローネックレス¥18700/フィルグ ショールーム(ジャコブ) ゴールドネックレス¥110000/フィルグ ショールーム(サピア バハール)
春先になってネックが開いたトップスを着る機会が増えても、朝晩の冷え込みは気になるもの。可憐なレース編みの小さな三角スカーフがあれば、シャツの襟元に仕込むだけで防寒対策することも可能に。デニム素材のようなカジュアルな素材とも相性は抜群。チェーンや、キッチュなビーズのネックレスを重ねづけして、さらに首元に華やぎを添えて。

スカーフ¥39600/H3Oファッションビュロー(グーニャ プロジェクト) タートルトップス¥45100/リーミルズ エージェンシー(ジョン スメドレー)
スカラップデザインのスカーフで、静謐な佇まいを演出
ウクライナ・キーウを拠点に活動しているライフスタイルブランド、グーニャ プロジェクト。キーウに伝わる伝統的なクラフツマンシップとデザインから着想を得ている。手仕事ならではのあたたかみを感じるスカラップデザインが印象的なスカーフを背中にはおれば、付け襟のように。生地に施された刺繍もウクライナ発祥のモチーフを再解釈し、モダンにアレンジしたもの。
顔まわりをあたたかく包む、ニット素材のボンネット

ボンネット¥41800・ワンピース¥132000/ザ・ウォール ショールーム(フェティコ) タートルトップス¥45100/リーミルズ エージェンシー(ジョン スメドレー)
“The Figure: Feminine”をコンセプトに掲げ、フェミニンの新しいあり方を模索し続ける日本発のブランドfetico。センシュアリティと力強さを感じる服づくりに定評があります。
そんなfeticoから今シーズン登場したのが、フラワーモチーフをニット編みで繊細に表現したボンネット。クラシカルでガーリーなイメージがあるプロダクトながら、耳からフェイスラインを覆うシルエットがモダンなムードを演出。ボーイッシュになりやすいニット帽よりもマチュアな女性像にマッチ。バッグに忍ばせておくだけで、肌寒くなったときなどの防寒具としても活躍します。

問い合わせ先
・アーニーパロ info@erniepalo.com
・H3Oファッションビュロー 03-6712-6180
・エスアンドティ 03-4530-3241
・ザ・ウォール ショールーム 050-3802-5577
・フィルグ ショールーム 03-5357-8771
・リーミルズ エージェンシー 03-5784-1238
・ロンハーマン 0120-008-752
フォトグラファー
2017年に金山木子とともにセレクトショップEsmeralda Serviced Departmentを立ち上げ。 ファッションの仕事が多いが、取材やポートレートの撮影も楽しく取り組んでいる。
撮影/Local Artist スタイリスト/中澤咲希 ヘア/KAZUHIRO NAKA メイク/SUZUKI モデル/DANA 編集・構成・文/岡島みのり