「ブレインスリープ ピロー」「今治睡眠用タオル2」をお試し！大人気枕の寝心地は？【最新眠テック（ネムテック）】

夜中に目覚めたり、悪夢を見たりすることが続いた時、よっぽど自分はストレスが溜まっているのかと思っていたら、答えはシンプル。暑さによる寝苦しさが原因でした（笑）。毛量多め、くるくる天パである私の頭部は熱がこもりやすく、当時はサラサラのリネン素材の枕カバーに買い替えて対処したものです。

睡眠研究の権威、スタンフォード大学医学部精神科教授の西野精治さんが創業したブレインスリープによると、質の高い睡眠では“枕の通気性”がポイントに。頭を冷やし深い眠りへ誘う、という理論から生まれたのがこの「ブレイン スリープ ピロー」なんです。

今回お試しでお借りしたのは、「ブレイン スリープ ピロー」で最も低いロータイプ。首のカーブが緩い方がお好みの方や、ストレートネックの方におすすめなんだそう。なだらかな傾斜のある設計で、どちらの向きも使用OKですが、私は低い方を首の根元を当てて、寝てみました。

枕の中材は、同ブランドのマットレスと同じポリエチレンファイバー。太さや密度の異なる繊維を組み合わせ、90%以上が空気層でできています。なので、持ってみると驚くほど軽い！ この独自の構造が、抜群の通気性を叶えるというわけです。

実際に頭をのせてみると、ファーストインプレッションはやや硬めなフィット感。頭の形や重さに合わせ一週間ほどかけて馴染んでいくそうなので、一晩の使用感で判断するのは難しく、この点についてはスルーしたいと思います。

どんな寝姿勢でも安定させるために、枕の弾力はグラデーションがあり、中央が一番柔らかく、外に向かって弾力が高まっていく仕様に。私は寝返りが多く、横向きで寝るタイプなのですが、グラデーション構造のサポートで首や肩に負担を感じませんでした。

そして、肝心の通気性はというと素晴らしかった！ 蒸れることがなく不快感ゼロ、風通しの良い場所にいるようなイメージです。

この優れた通気性は快適さを担保するだけでなく、高温多湿の日本の気候にぴったり。湿度をため込まないので、カビの発生がしにくいのです。シャワーで水洗いもでき、すぐ乾いて衛生的。私は寝汗が気になって、シーツや枕カバーなどを週1回以上は洗いたいので、中材までケアできるのは嬉しいポイントでした。

最先端の科学理論に基づきアプローチしながら、中材の繊維は100%リサイクルすることができるなど、今らしい枕としても注目度の高い「ブレインスリープ ピロー」。ドライな状態をキープできる枕を探している人や、衛生面が気になる人も満足できるプロダクトです。

・サイズ：【ロー】H6（8）xW60xD35cm、【スタンダード】H9（11）xW60xD35cm、【ハイ】H12（14）xW60xD35cm
・返品保証：8日間（未使用・未開封に限る）
・品質保証：１年

寝心地の好みは人それぞれ。エビデンスを基に作られたプロダクトであっても、結局は自分に合うかどうかが決め手に。「今治睡眠用タオル2」は、どんな枕よりもくるくる巻いたタオルが好きという人や枕なし派の人に向いたアイディア枕。自分で高さを調整できるので、私のように薄い枕が苦手なタイプも大丈夫ですよ！

「今治睡眠用タオル2」は、広げるとバスタオルほどの大きさ。頭側には綿が詰められており、逆サイドから丸めていき高さを調整します。私は丸める際に付属の専用ポールを使用、海苔巻きを作る時に具材を巻くようなイメージでしょうか（笑）。芯があることでかっちりと首が支えられ、薄い枕で心配だったポイントが解消されました。

実際に寝てみて感じた、手持ちタオルとの決定的な違いは、頭をのせる部分の心地よさ。ふっくらと柔らかく、マットレスの当たりが気になることがありません。また、今治タオルブランドならではのふかふかの肌触りも幸福感アップに。私の場合はポールありの方が好みの寝心地だったので、その点も含めて専用に作られた商品の良さを感じました。

そして丸洗いできるのも、大きなメリット。人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われていて、とくに頭は蒸れやすい部分のひとつ。洗濯機で毎日洗えて、とくに汗や匂いが気になる夏場も気持ちよく使えます。億劫になりがちなケアが楽ちんというのは、衛生面はもちろん、美容のためにもいいことしかないと思いました！

・サイズ：H2xW60xD135cm（フラットにした時）
・返品保証：未開封の場合に限り、到着から7日以内
・品質保証：なし

撮影／田村 伊吹　取材・文／横溝桃子