「空を飛ぶような感覚が楽しい!」と話題の“バンジー”エクササイズ。全身を使った効果的な新感覚ワークアウトとして、近年注目を集めています。今回は、運動神経に自信がないyoiエディターの高浦が、バンジーコードを使ったエクササイズを体験! 浮遊感と楽しさをあじわいながら体幹を鍛えられるこのプログラムを、リアルな体験レポートとともにお届けします。
Burn-G トレーナー
全米ヨガアライアンスRYT200取得後、溶岩石ホットヨガスタジオにてインストラクターを経験。現在は、今までの経験を活かせることを始めたいと思い、Antigravity®Fitness、Burn G、ヨガインストラクターとして幅広く活動中。「体を動かす楽しさを実感していただきたい」という気持ちを込めてレッスンを行っている。
バンジーエクササイズとは?
バンジーエクササイズは、バンジーコードを使った新しいフィットネスプログラムです。空中に浮かぶような感覚を楽しみながら、トレーニングできるのが特徴。ストレス発散にも効果的で、韓国でも人気急上昇中!
Burn-Gのバンジーエクササイズプログラムはポーランドと日本が共同で開発し、空中での浮遊感を楽しみながら全身を鍛えられる点が特徴。日本人の体に合うように専用のハーネスも開発しているそうです。
バンジーエクササイズの効果と人気の理由
バンジーエクササイズは、有酸素運動と筋力トレーニングを同時に行えるのが最大のメリット。空中で体を支えるバンジーコードが負荷を調整してくれるので、膝や腰に負担をかけずに、全身をしっかり動かせます。さらに、効率的にカロリーを消費でき、脂肪燃焼効果が高いことも人気の理由のひとつ。
また、バンジーコードがあることで、インナーマッスルを鍛えることができ、体幹や姿勢改善にもつながります。姿勢がよくなると、見た目だけでなく、体全体のバランスが整い、普段の生活も快適に過ごせるようになるとのこと!
いよいよ体験! 初心者でも安心
まずはトレーニングウエアに着替え、スタジオへ。最初に行うのは、専用ハーネスの装着です。今回のレッスンを担当してくれたのは、インストラクターのYuiさん。ハーネスの使い方やレッスンの流れを説明してもらえるので、初心者の緊張も少し和らぎます。
ハーネスは腰だけで支えるものだと思っていたのですが、実際には下半身全体をサポートしてくれるものでした。これなら体の負担も少なく動けそうです!
音楽が流れ始め、まずはバンジーコードを使わずに軽いウォーミングアップからスタート。5分ほど体をほぐし、柔軟性や可動域を広げていきます。体が温まったところで、バンジーエクササイズで行うステップを、鏡を見ながら確認。音楽に合わせたステップが不安でも、Yuiさんのわかりやすい指導で少しずつ慣れていきます。
わたしはダンスが苦手なので、音楽に合わせながらのステップがかなり不安でした。でも、手の動きを覚えてから足の動きをつけるなど、初心者にも優しい教え方だったので、無理なくついていける気がしました。
バンジーコードを装着してエクササイズ開始
次は、バンジーコードを装着し、本格的なエクササイズへ。まずはコードに体を預け、プランクの姿勢で体幹の意識を高めます。コードに引っ張られすぎないよう、お腹に力を入れてコントロールする感覚を体で覚えていきます。
最初はコードに体を預けるのが怖く、吊るされている感覚が強かったのですが、慣れてくると逆に安定感がありました。体幹をしっかり使うことで、浮遊感を楽しみながらも、体をコントロールできるようになります。
徐々に体がバンジーに慣れてきたところで、エクササイズ本番へ。音楽に合わせて、スクワットや左右へのステップ、その場でのダッシュなど、全身を使ったダイナミックな動きが続きます。バンジーがサポートしてくれるので、通常よりも大きく軽やかに動け、まるで体が軽くなったかのような感覚をあじわえます。
ジャンプやスクワットなど、ほどよく筋肉を使いながらも、膝に負担をかけすぎないので、久しぶりに運動する方でも安心だと思います。
バンジーエクササイズ最大の見せ場はダイナミックなジャンプ!
バンジーエクササイズの最大の見せ場ともいえるのが、ダイナミックなジャンプ。ホップステップジャンプの要領で、音楽に合わせながら軽やかに飛びます。空中での浮遊感は、他のエクササイズではあじわえない独特な感覚。
ジャンプ中は、バンジーコードが体を引っ張りすぎないよう、腹圧をしっかりとかけることが重要。インストラクターのYuiさんからは、「体勢を崩さず、安定した着地をするためには、腹筋を意識するのがコツ」とアドバイスをいただきました。
ジャンプしていると、まるでミュージカル俳優になった気分でした! 今までにない高揚感があって、飛んでいる最中はとても楽しかったです。最初から高く飛べた気がしたのですが、写真で確認すると意外に低かったんです(笑)。でも、レッスンの終盤にはフォームがかなり整い、最初よりもきれいに高く飛べるようになりました。もっと高く飛べるようになりたい!
バンジーエクササイズで全身をしっかり動かした後は、ストレッチをしてクールダウン。上半身を回したり、下半身を伸ばしたりして、体をほぐしていきます。ジャンプやステップで使った筋肉をゆっくりとケアすることで、翌日の筋肉痛を和らげることができます。
気づけばあっという間にレッスンが終了。インストラクターのYuiさんからは、「初心者とは思えないくらいスムーズに動けていて上手でしたよ。あと2回ほどレッスンすれば、もっと高く、きれいに飛べるはずです。こればかりはコツなので、回数を重ねれば自然に上達します」とのフィードバックをいただきました。
バンジーエクササイズを体験してみて感じた効果
バンジーエクササイズを実際に体験してみて感じたのは、思った以上に全身を使うエクササイズだということです。特に体幹やインナーマッスルをしっかりと意識しながら動く必要があり、これまで行ってきたヨガやピラティスよりも、可動域が広い運動でした。
また、終わった直後の疲労感もそれほど強くなく、次の日に、もも裏や背中に軽い筋肉痛がある程度。普段の運動では意識しにくいインナーマッスルをしっかり使うことで、自然と姿勢が整い、体幹が鍛えられた感覚も残ります。筋トレやランニングが苦手な人でも、楽しく全身を動かせる点がバンジーエクササイズの魅力だと思いました。
バンジーエクササイズを楽しめるスタジオはコチラ
──Studio NAVI 藤沢
住所:神奈川県藤沢市藤沢969-1 グランドメゾン藤沢弐番館204
営業時間:平日 10:00〜21:00、土日祝 10:00〜20:00(火曜定休)
公式サイト
──Studio NAVI 自由が丘
住所:東京都目黒区自由が丘1-5-1 B1F
営業時間:平日 9:30〜21:30、土日祝 8:30〜20:00(不定休)
公式サイト
──Studio NAVI 難波
住所:大阪府大阪市浪速区幸町1-2-36
営業時間:平日 10:00〜21:30、土祝 9:30〜17:00(日曜定休)
公式サイト
他にも提携スタジオで「Burn-G」のバンジーエクササイズプログラムが楽しめる場所もあるので、ぜひ体験してみてください。
撮影/三浦晴 構成・取材・文/高浦彩加