【自分でできる！足裏セルフゾーンセラピー】不眠・食べ過ぎ・だるい…心と体の不調を簡単ケア。おすすめグッズも！

鈴木先生：独自の技術「ゾーンセラピー」の土台となっているのは、東洋医学の経絡上にあるツボを刺激する“経絡セラピー”、そして体を縦のゾーンにわけて、ゾーンと関係の深い箇所を刺激する“リフレクソロジー”、東西ふたつの足裏療法です。

足裏は内臓の不調や血液の滞りを反映したり、老廃物が溜まりやすい場所。30万人以上の臨床経験の中で、体調やストレス度合いなどによって足裏の形や色、肌の状態などが変化することに気がつきました。内臓を直接触ってケアすることはできなくても、足裏からアプローチするゾーンセラピーなら、特別なテクは不要で簡単にケアすることができます。毎日のセルフケアとして、ぜひゾーンセラピーを取り入れてみて。

ピンポイントで刺激をしたいときは、こちらの手の形がおすすめ。利き手の人差し指の第二関節を左側の手の親指にかけます。人差し指の第二関節でつくった指角で、狙ったゾーンを刺激します。

手を軽く握り、握りこぶしを作ります。親指以外の4指の第一関節から第二関節を使い、足裏全体や甲など幅の広い面を刺激するときに使用します。

鈴木先生：不安感を落ち着けて、質のよい睡眠を得るためには、脳の緊張をゆるめることが重要です。脳のツボが集まる“親指”をケアしていきましょう。

1.利き手の親指で、左足親指を下から上へ向かって、摩るようにしてよく揉み上げる。（6回×3セットずつ）
2.親指をストレッチするようによく回す。

鈴木先生：イライラして食べすぎてしまうときは、胃のツボを刺激していきましょう。逆流性食道炎などのトラブルにも効果的です。

基本の手の形をつくり、胃のゾーンを上から下に向けてさすっていく。（6回×3セットずつ）

鈴木先生：緊張するとお腹を下してしまうことがあるように、お腹は肝と考え、不安定になるとお腹に力が入らなくなってやる気が出ない、だるいなどにつながります。足裏中央部にある神経の束、“腹腔神経叢（ふくくうしんけいそう）”を刺激していきましょう。

左足を両手で掴み、腹腔神経叢のゾーンに左右の親指の腹を当て、上から下へ滑らせるように動かす。（6回×3セットずつ）

ゾーンセラピーをもっと楽しむために、鈴木先生おすすめのグッズをご紹介。とっておきのグッズで、サロンのようなセルフケアを叶えて。

鈴木先生オリジナルデザインの指圧棒。女性の柔らかなボディラインをイメージしたこだわりの指圧棒は、手のひらにフィットするような極上の握りやすさ。軽く押すだけで、反射区を刺激しやすいと大好評。すぐに使える反射区表つき。

肌の角質を柔らかくして、たっぷりのうるおいを与えてくれる保湿クリーム。溶けこむようになじみながら、べたつかず、さらりとした使用感。体を温めて心身をリラックスさせてくれるスイートオレンジ・イランイラン・マジョラムのアロマほか、和漢配合で血行も促進。

撮影／柳 香穂　構成・取材・文／木土さや