お笑い芸人の野田クリスタルさんが塾長を務める「クリスタルジム」は、トレーナーが全員お笑い芸人! 運動をしない(!)プログラムもある“笑いと健康”にフォーカスしたジムなので、運動が苦手な人でも安心。今回は初心者にオススメのピラティスを、エディターの菊池と木村が体験してきました。

お笑い芸人
2001年2月13日生まれ。京都府出身。芸人としてのキャリアは6年目。現在はお笑いコンビ「かなとガッパイ」として活動中。「クリスタルジム」では、ヨガやピラティス、ストレッチのクラスを受け持っている。自然が大好きで、休みの日には海や山に行くことが多いのだとか。
笑いがちりばめられているので、運動が苦手&初心者でもやりきれる!

太陽の日差しが降り注ぐ、白を基調とした開放感があるスタジオで、菊池と木村が体験するのは“ととのうピラティス”。その名の通り“ととのう”ことを意識したマットピラティスのクラスで、運動が苦手な人やこれから始めようと思う人にオススメなのだとか。
担当トレーナーは、かなとガッパイというお笑いコンビとして活動しているかなさん。
菊池:お笑い芸人がトレーナーとの前情報から、失礼ながら熱血系の圧が強い男性が多いのかな? と思っていたのでひと安心(笑)。
木村:リラックスして楽しくできそう!

簡単にプログラムの流れを説明したらスタート。
“ととのうピラティス”をはじめ、「クリスタルジム」のスタジオプログラムは、内容にかかわらずすべて60分で構成されています。
かなさんいわく「時間をかけて体を動かすことで、普段あまり使わない筋肉にアプローチすることができる」とのことでしたが、始めてすぐにそれを体感することに。
ゆっくりと呼吸を意識して首を上下に動かしたり、マットに寝転がって脚の筋肉をじっくり伸ばしたりすることで、こり固まった体が解放されていきます。
木村:ピラティスは初体験だから緊張していたけれど、ストレッチの要素が強めで簡単にできた!
菊池:家でやるストレッチは短時間で済ませちゃうことが多いから、ここまで伸びを感じることはなかったかも。


じんわりと体が温まってくると同時に、脇腹、お尻、脚など、部位別に鍛える動きが増えてきます。
菊池:ゆっくりな動きだから簡単と思いきや、丁寧にやらないといけないから地味にキツイ。
木村:かなさんが的確な指示を出してくれるのはもちろん、笑わせてくれるからなんとか頑張れた!


短めの休憩を挟んだらラストスパート。寝転んだまま、左右の脚を上げ下げする動きを続けていると、脚だけでなく腹筋までもがぷるぷるしてきます。
ここでかなさんが真骨頂を発揮!
かなさん:私がこれからする質問に対してYESなら右脚を、NOなら左脚を上げてください。
簡単な質問を矢継ぎ早に投げかけられることで、キツイけど動けるというスパイラルに入ることができ、木村も菊池も笑顔でフィニッシュ!
木村:ヨガやピラティスってリラックス系の印象が強く、最後まで飽きずにできるか不安だったのですが、かなさんはさすが芸人さん! しゃべりが本当に面白くて、あっという間に時間が過ぎて気づいたら終わってた!
菊池:本当にあっという間だったね。こんなに楽しい気持ちで満たされるピラティス、なかなかないと思う。
木村:かなさんのクラスなら通いたいって思った! トレーナーにまた会いたい、あの空間にもう一度行きたい、と思えるのってジム通いを続けるのに大事だと思う。
菊池:ジムを選ぶとき、家や会社から行きやすいかを優先して選びがちだけど、「クリスタルジム」なら、わざわざ行く価値がある気がしたよ。
木村:まさか“笑い”がこんなにモチベにつながるとは思わなかった!
「クリスタルジム」には、笑いの絶えないプログラムしか存在しない!?

──かなさんがプログラムを行ううえで大切にされていることを教えてください。
かなさん:参加してくださる方々、みんなで一緒に楽しめる空間を作れるように心がけています。やっぱり楽しくないと続かないし、楽しいことをしていたら健康にもなれたっていうのが最高じゃないですか(笑)。もちろんプログラムの内容は、しっかり効果が出るように考えて組んであります。
実は私、もともとインストラクターをやっていたわけではなく、「クリスタルジム」でインストラクターを始めるために資格を取得したんです。トレーナーとしてのキャリアが長いわけではないし、もともとすごく体が硬いからこそ、お客さんと同じ目線で運動することができる気がしています。
──私たちが参加させてもらった“ととのうピラティス”は、参加し続けるとどんな効果が期待できますか?
かなさん:実は私、反り腰だったのですが、このプログラムを持つようになって解消されたんです! 参加してくださるお客さんからは、肩こりがラクになったとか、猫背が改善されたという声も多く聞くので、週に2〜3回通えば、3ヶ月くらいで体がととのう感覚が得られると思います。
──かなさんのプログラム以外で、オススメがあればぜひ教えてください!
かなさん:「クリスタルジム」には、完全に運動をしないプログラムというのも存在するのですが、アイパー滝沢さんの編み物教室は楽しすぎて2回連続で参加しました! それからモルックもオススメです。木の棒(モルック)を投げて、木のピン(スキットル)を倒して得点を競うフィンランド発祥のゲームなのですが、運動の得意不得意、経験の有無にかかわらず楽しめるし、スタジオ内でいちばん歓声が上がるプログラムです。
どのプログラムも絶対に笑いの要素が入っているので、終わった後に楽しかったと感じられることは間違いありません。私がお客さんだったとしても、通いたいと思える理想的なジムなので、ぜひ一度足を運んでみてください!
撮影/細谷悠美 構成・取材・文/菊池美里