オリーブオイルなんて、どれも同じようなものだと思っていました。そう、昨年の秋に旅行で訪れた小豆島で、『東洋オリーブ』のオリーブオイルに出合うまでは――。

今日のEditor's Pick!

『東洋オリーブ』のオリーブオイル

(左から)小豆島産エキストラバージンオリーブオイル 早摘み(136g)¥4,536・小豆島産エキストラバージンオリーブオイル 手摘み(182g)¥4,320/東洋オリーブ株式会社 https://www.toyo-olive.com/

オリーブの栽培に最も適しているといわれる地中海の気候によく似ている瀬戸内海。そこに浮かぶ島・小豆島は、日本で初めてオリーブの栽培に成功した場所であり、現在も国産オリーブの名産地として有名です。

旅行に行ったらご当地のおいしいものを絶対食べたい派の私。昨年の秋に小豆島に行った際のお目当てはもちろんオリーブ! 事前にチェックしていた小豆島産オリーブのブランド『東洋オリーブ』の直営店を訪れると、そこには多種多様なオリーブオイルがずらりと並んでいました。

『東洋オリーブ』で取り扱っているオリーブオイルは小豆島産オリーブを使ったものだけではなく、スペインやイタリアから輸入したオリーブを『東洋オリーブ』のオリーブオイルソムリエたちがブレンドしたものもありますが、私のお目当てはあくまでも小豆島産オリーブオイル! …しかし、値段を見てギョッ。正直、ちょっとお高い(汗)。輸入オリーブのオイルと比べると、その価格は倍以上です。スーパーなどで普段買っているオイルと比べると、10倍近い値段…!

ぶっちゃけ、そこまでの価値があるのか? と、手に取るのをためらっている私に、店員さんが「試飲もできますよ」と声をかけてくれました。それはぜひ! と、小さなプラコップに入った「小豆島産エキストラバージンオリーブオイル 手摘み」を飲んでみると…。

驚愕。なんという爽やかな香りと味わい。油自体を「おいしい」と感じた経験はこれまでありませんでしたが、これは紛れもなくおいしい。塩などは入っていないのにしっかりと味があり、これだけで白ワインが何杯でも飲めそうなくらい。少し舌にのせただけで、オリーブの新鮮なうま味が口いっぱいに広がります。

「買います」。さっきまでのためらいが嘘のようなスピードで決断しレジへ。

シンプルな料理が最高においしくなる魔法

『東洋オリーブ』の小豆島産オリーブオイルは、オイル自体がめちゃくちゃおいしいので、加熱せずそのままの状態で味わうのが至高!

サラダやカルパッチョなどにオイルをさっと回しかけ、塩こしょうでシンプルに味つけするだけで、どんな高級レストランのアンティパストにも負けない、最高の一品が完成。

QOL爆上がり!『東洋オリーブ』のオリーブオイルがないと、もう生きていけません_2_1
QOL爆上がり!『東洋オリーブ』のオリーブオイルがないと、もう生きていけません_2_2

テクいらず、手間いらずでここまでハイクオリティに仕上がるなんて! この値段でも全然高くない。むしろ安いくらいと思ってしまいます。

パンにオリーブオイルをつける

オイルのおいしさをいちばんシンプルに味わいたいなら、そのままパンにつけて食べるのがおすすめ。私はいつもオイルに少し塩を混ぜていますが、オイルだけでも十分イケちゃいます。

オリーブオイル炊き込みご飯

私が最近ハマっているのは、オリーブの実を入れて炊き込んだご飯の仕上げに、オリーブオイルと黒こしょうをかけて食べること。炊きたてのお米の甘い香りと、青さのあるオリーブオイルの香りのコンビネーションがなんとも新鮮! 炊き込みご飯は和食系のメニューに合わせることが多いですが、これなら洋食系のメニューにもバッチリ合います。

オリーブつくしのメニュー

もう、家にないと落ち着かない。我が家の必需品に

夕飯のメニューを考えるときに、もう『東洋オリーブ』のオリーブオイル抜きでは成り立たなくなってしまった我が家。小豆島で最初に購入したオイルが切れてしまって数日後、「こんなの耐えられない!」と、すぐに通販で取り寄せました。

『東洋オリーブ』のオリーブオイル

小豆島で買ってきたのは写真右の「手摘み」のものでしたが、通販サイトに買いに行くと、小豆島の店舗にはなかった「早摘み」という商品が。実はこちらは季節限定で、販売時期が限られているものとのこと! 熟度の若い、青い果実を使った希少なオイルなんだとか。

これも気になる! と購入し、現在の我が家は「手摘み」と「早摘み」の2本体制。比較すると「手摘み」のほうがまろやかな味わいで、「早摘み」のほうがよりフレッシュで青さのある味です。料理や気分に合わせて使い分けを楽しんでいます。

家に1本、『東洋オリーブ』のオリーブオイルがあるだけで、毎日が確実に素敵に。QOL向上のための投資として、自信を持っておすすめします!

写真・文/木村美紀(yoi)