食べること飲むこと大好きなアラサーyoiエディターの木村とライター海渡が、同い年のグルメ雑誌エディター嵩倉さんをゲストに迎え、「ウェルネス酒場」について五月雨トークを展開! 今回のテーマは、「本を読みながらお酒や食事を楽しめるお店」。「ブックバー」と言いつつ、もちろんノンアル派も大歓迎!

♡メンバープロフィール♡
エディター嵩倉:1991年生まれ。グルメ情報誌「東京カレンダー」の編集者。仕事柄、リサーチのために週7で外食。ラグジュアリーレストランから大衆居酒屋まで知り尽くしている。
エディター木村:1992年生まれ。yoi編集部員。食べることと飲むことが生きがい。主な飲食エリアは品川区・大田区・新宿区。
ライター海渡:1991年生まれ。どんなに忙しくても、三食必食。渋谷〜中目黒、新大久保周辺のごはん屋に出没しがち。最近は、オーガニックレストランを開拓中!

帰宅前に疲れをリセットするなら、ブックバーで一杯。

ライター海渡:自分の琴線に触れる一冊を探す時間や、それを静かに読む時間って豊かで、ストレスを軽減してくれますよね。

エディター木村:わかる! “読むこと”に没頭すると、忙しい日常から離れられるのがいいよね。

エディター嵩倉:本を読むだけでも十分癒されるけど、そこにおいしいお酒があると、さらにリラックスできて贅沢な時間になりますよね。

昼は喫茶店、夜はブックバーになる神楽坂のBook &Bar 余白は、そんな特別な時間が過ごせる場所。優しいご夫婦が営むコージーな空間で、蔵書は約2000冊!

エディター木村:外観からして素敵なムードが漂っていますね。飲んだり、食べたりしながら読書を楽しめる空間といえば、渋谷にある森の図書室は有名だよね。遅くまで営業しているから、
仕事帰りにふらっと立ち寄れるし、一日滞在プランで時間を気にせず過ごすのも最高!

ライター海渡:読書スペースって私語厳禁なイメージが強いけど、ここはおしゃべりOKだから、本好きの友人と一緒に行くのもいいよね。で、それぞれの好きな本についてプレゼンし合う。

エディター嵩倉:楽しそう。ここの名物、作品をテーマにした一品を味わいながらね。

ライター海渡:あ〜いい。ワクワクするね‼︎  フードが充実しているところは、お酒を飲まない日でも行きたくなっちゃう。

渋谷 森の図書室

「森の図書室」

ライター海渡:おしゃべりといえば、上野のBar BookShelffが気になってて。本の話ができるバーとして有名で、友人に勧められたんです。関心のあるトピックについて同じ熱量で話せると、すごく心が満たされるじゃないですか。ここなら、そんな体験ができそう!

エディター木村
:店内の写真を見たけど、重厚な書斎のような造りで素敵だね。お酒も本格派で、特にウイスキーが充実しているみたい。

私がおすすめしたいブックバーは、西荻窪にあるBREWBOOKSや、出版関係者がよく集まるという四谷のブックバーひらづみ

あと、本の街・神保町にあるブックバー リリパットこのバーは絵本専門店「ブックハウスカフェ」の奥にあって、ナイトミュージアムのようなワクワクドキドキ感が味わえます。絵本は購入することもできるとのこと。

エディター嵩倉
:童心に返れるブックバーっていいですね、素敵。

エディター木村:神保町といえばのカレーも食べられるので、バー使いとしてでなくてもぜひ!

神保町 ブックバーリリパット

「ブックバー リリパット」

ライター海渡:神保町なら、stacks bookstoreも激推し。ストリートカルチャー関連の書籍やZINEが充実していて、バーカウンターではクラフトビールやナチュラルワインも楽しめるんです。

エディター嵩倉:今どきの雰囲気が漂うおしゃれな本屋!

エディター木村
:ほぼ毎日、神保町にいるのに知らなかった。かわいいアパレルや雑貨も売ってて、楽しそう! 今度のぞきに行かなきゃ。






ライター海渡:あと、恵比寿の写真食堂めぐたまはカメラ好きにおすすめ。写真評論家の方が運営していて、数千冊の写真集が壁一面の本棚にびっしり! 高額でなかなか手に取る機会が少ない写真集も、ここでは読み放題。体に優しい定食もおすすめです〜!

エディター木村:百合漫画好きは、新宿にあるANCHORへ。ここはスイーツも充実しているので、お茶やコーヒーと甘いもので楽しむのもアリ♡

エディター嵩倉:写真集や百合漫画……ひとつのジャンルに特化したブックバーもいいですね。新しい友達が見つかりそう。




ライター海渡:ビール片手に本探しができる下北沢の本屋B&Bも好き。ここは面白いトークイベントを頻繁に開催していて、行くたびに知的好奇心を刺激してくれます!

あと、中目黒駅近くの複合ショップ「the GARDEN」内にある書房 石もいいよ。ブックディレクターの幅允孝さんがセレクトしていて、哲学や自然科学、芸術論といった、読み応えのある本がそろっています。本棚上部に明言が流れる電光掲示板あって、ついつい面白いから見入ってしまうし、その明言が載った本が欲しくなる!

エディター木村:比較的新しいブックカフェ&バーといえば、学芸大学にあるCOUNTER BOOKS。ここも本のセレクトが素晴らしいし、本に関するイベントを定期開催していて行くたびに発見があります! オーガニックなフード類もおすすめ。 

エディター嵩倉
:それは気になる。本とお酒を同時に満喫できるスポットって、こんなにたくさんあるんですね! 今度仕事終わりに寄ってみますね。

取材にご協力いただいた嵩倉さんが編集担当!

東京カレンダー 表紙

取材・文/海渡理恵 企画・編集/木村美紀(yoi)