“セルフラブ”を体現し、毎日を自分らしく楽しむ元CHAIのメンバー・YUUKIさん。yoi読者にモヤモヤへの向き合い方をアドバイスする大好評連載をまとめてご紹介します。毎回テーマに合わせてYUUKIさん自身が制作したアート作品も必見!
- 30歳、結婚にいいイメージが持てない。けど焦る……。どうしたらいいの?
- お悩み:周囲の結婚している友達、家族からのプレッシャー。
- 迷いや嫉妬って、自分の本当の“これしたい!”を知るチャンス!
- 今回のアートのカイセツ。
- 仕事で自己実現できないかも…。キャリアにとわれない人生の楽しみ方って?
- お悩み:仕事で自己実現しなければならないという考えから脱却したい
- 自分や他人の価値をラベルで判断しない。私たちは生まれ落ちた瞬間から魅力的!
- 今回のアートのカイセツ。
- 大人になってからの友達の作り方、どうすればいい?
- お悩み:大人はどうやって友達を増やせばいいの? 友達の作り方がわからない
- 人間関係が変化することは悪いことじゃない。前へと進んでいる証拠!
- 今回のアートのカイセツ。
- 31年間、男性経験がありません。恋愛するのって、当たり前ですか?
- お悩み:31年間、男性経験がありません。この先、どうすればいいでしょうか?
- 今の自分を受け入れて、周囲に対して感じるコンプレックスを手放す
- 今回のアートのカイセツ。
- 年下とのコミュニケーションに悩む! “古臭い”と思われないためにはどうしたら?
- お悩み:年下との接し方にいつも迷ってしまう。自分が時代遅れの考え方をしていないか不安です…。
- 「あなたの考えを聞かせてほしい」というオープンな姿勢でい続ける。
- 今回のアートのカイセツ。
- 「仕事大変アピール」が上手な同僚にモヤモヤします…!
- お悩み:自己アピールが上手な同僚のようにふるまえず、結果的に自分の仕事量が増えてしまう
- 「大変アピール」は処世術ではない。仕事を任される自分に誇りを持とう!
- 今回のアートのカイセツ。
- 5年間つき合った恋人にフラれました。この喪失感、どうしたら?
- お悩み:5年間つき合った彼にフラれました。この喪失感と孤独感をどうすれば解消できますか?
- 愛は与えられるものではない。自分で自分を愛してあげて!
- 今回のアートのカイセツ。
- 現在34歳、老いが怖い…! 年下と容姿を比べて劣等感を持ってしまいます
- お悩み:見た目の変化に焦りを感じます。年齢を前向きに重ねるにはどうすればいい?
- 年齢を重ねるほどに、私たちはカッコいい大人になっていける
- 今回のアートのカイセツ。
30歳、結婚にいいイメージが持てない。けど焦る……。どうしたらいいの?
お悩み:周囲の結婚している友達、家族からのプレッシャー。
「30歳になって、周囲の友達や同級生が結婚して子どもを持っている人が多くなりました。自分も『ご縁があれば結婚したい』とは思っていますが、焦りを感じてしまいます。また、家族から早く結婚しないのかとせっつかれ、職場でも年下の子が結婚しているのを見ると、『何か始めないといけないのでは?』と思ってしまいます。祖母と母親が共に離婚しているので、正直、結婚に対していいイメージがなく、結婚といっても幸せになれるのはごく一部だけ…とまわりを妬んでしまう自分が嫌になります」(30歳、看護師)
迷いや嫉妬って、自分の本当の“これしたい!”を知るチャンス!

YUUKI:相談者さんは、まず、「自分がいちばん何をしたいか」、「何に幸せを感じるか」といった本心や願望を、自分の視点でしっかり見つけることが大切。まわりが結婚しているからじゃなくて、「自分が心の底から“結婚したい”と思っているか、もしかして結婚以外にしたいことがあるんじゃないか」を見極めたほうがよいかなと。そして、日々の中で「幸せ!」と感じる瞬間に気づいて、選び取る力を鍛えるといいと思います。

YUUKI:自分の本音や願望をはっきりさせたいときにおすすめの方法が、モヤモヤをノートにひたすら書き出すこと! ぼんやりした不安に輪郭を与える作業、とでも言うかな。きれいな文章にする必要は全然ないし、思いつくままに書き殴ってOK。頭の中でグルグルしている考えや感情をノートにすべてさらけ出すことは、少し怖いかもしれないけれど、書いて丸裸になったあとは、気持ちや思考が整理されて、「自分は結婚したいのか、実はそうでもないのか」「結婚したいなら、これから何をすべきか」といったことがクリアになるはず。
今回のアートのカイセツ。
「あなたのこころは ぜんぶ知っている」
考えなくても、焦らなくても、比べなくても大丈夫。気づけばいい。あなたのこころは、ぜんぶ知ってるよ。外ではなく、自分の中に咲き誇る花を感じながら、自由に空を飛びはじめる蝶を描きました(YUUKI)。
仕事で自己実現できないかも…。キャリアにとわれない人生の楽しみ方って?
お悩み:仕事で自己実現しなければならないという考えから脱却したい
「大学院から今までずっと『仕事で自己実現しなきゃ!』と思って生きてきました。でも、30歳を目前に、『仕事で輝く理想の自分』にはなれないかもと思わせるでき事に立て続けにあいました。自分の能力の問題や性別による壁、転勤をし続けなければ会社でよいポジションになれないという組織のルールなどの問題を改めて直視しました。そのため『仕事で自己実現しなきゃ!』という考え方から、『人生色々なことを楽しもう』という考え方に自分の頭の中を変えていきたいのですが、なかなかうまくいきません。頭の中のシフトチェンジを上手にできるようになるにはどうすればよいでしょうか?」(29歳、会社員)
自分や他人の価値をラベルで判断しない。私たちは生まれ落ちた瞬間から魅力的!

YUUKI:相談者さんに伝えたいのは、ラベルに縛られなくていいよってこと。だって、立派な肩書きがなければ、その人に価値がないなんてことは絶対にないよね? 私たちは生まれた時点で十分に魅力的な存在だから、あとはその魅力に自分自身でちゃんと気づき、どう磨いて、どう表現していくかが大事だと思うんです。。
自分の魅力に気づく手がかりは、本当に“幸せ”や“楽しい”と感じること、そして得意なことに隠れているはず。
「どうして楽しむことに罪悪感を感じるんだろう?」と自分に問いかけてみる。すると、好きなことをやって、「まわりから評価されなかったらどうしよう」「もし失敗したら……」といった不安や恐怖、さらには「これを本当に好きと断言してしまっていいのか」といった迷いなど、何かが行動にブレーキをかけていることに気づくはず。それを自覚するだけで罪悪感が減って、人生を楽しむ心の余裕が生まれると思います。

今回のアートのカイセツ。
「今日をどんな私で生きてゆく?」
ただ楽しく生きたいだけ。なのに難しくなる。でもその「楽しさ」って何なの? それに気づくためには、本当に小さな、当たり前すぎて見過ごしてるような美しさやうれしさを、いちいち感じ取ること。自分の中に小さくわいた感情を大事にしてみる。五感をフルに。幸せのハードルなんて、こうなったら思いっきり下げてみて。今日がだめなら、明日また。きっと明るい日にできるよ。(YUUKI)
大人になってからの友達の作り方、どうすればいい?
お悩み:大人はどうやって友達を増やせばいいの? 友達の作り方がわからない
「大人になってからの友達の増やし方は…? 30代になって、結婚などでそれぞれの環境が変わり、会える友達がだんだん限られてきました。なかには音信不通になる友達も(何かした身に覚えなし…)。同じ友達と会うのも楽しいですが、気軽に会える友達を増やしたいという気持ちもあります。一人でカフェや買い物は行きますが、特にそこから何か交友関係が広がることはなく、習い事などで増やしていくしかないのでしょうか。または自分からガツガツ話しかけるしかないのでしょうか。大人になってからの自然な交友関係の増やし方を知りたいです」(32歳、専門職)
人間関係が変化することは悪いことじゃない。前へと進んでいる証拠!

YUUKI:友達が減ったり、変わったりすることはまったく悪いことじゃないし、むしろお互いが成長して前へと進んでいる証拠だと思うんです。
でも、やっぱりずっと一緒に過ごしてきた友達が減るのは寂しいし、怖いよね。ただ、新しい友達を作るために無理に習い事を始めたり、イベントに顔を出したりする必要はないと思います。だって本当に深いつながりは、夢中になれることの先に生まれるはずだから。
例えば、友達作りが目的でパーティに参加したとしても、そこで出会った人と一過性で終わらない強いつながりを築くためは、結局は「もっとこの人と話したい! 知りたい!」と思えるような共通の関心や趣味、“好き”といった話題が必要になるよね? だから、まずは「自分がこれからどうやって生きていきたくて、何をすれば楽しいと感じるかな?」と考えることが大切。
もし、“趣味”や“好きなこと”がまったくない。仕事を優先してきたから、今さら何をすればいいかわからない…という場合は、好きかはどうかわからないけれど、「やってみたい!」とちょっとでも思うことをひとつずつ試してみるとよいと思います。例えば、子どものときにサッカーが好きだったから、サッカー観戦に行くとか、気になっていたカフェに行くとか。そういうことでOK!

今回のアートのカイセツ。
「夢中なあなたにみんな夢中」
「友達が欲しいと思うとき、まず自分だったらどんな人と友達になりたいかな?そう考えてみたら、きっとピンとくるかも。自分を持っていて、趣味や打ち込める何かがある人はそれだけで魅力的だし、何より一緒にいて楽しそう!そんな人に、あなたがなってみない?今いる周りの人と違っても大丈夫だよ。そんなことを、ただただ自分のカタチで咲き誇ってる、二つのお花で表現してみました」(YUUKI)
31年間、男性経験がありません。恋愛するのって、当たり前ですか?
お悩み:31年間、男性経験がありません。この先、どうすればいいでしょうか?
「31歳ですが、男性経験がありません。結婚したい、おつき合いしたいとはあんまり思わないけど、このまま死ぬのかなと不安です。結婚して当たり前、恋愛して当たり前というまわりの考えにも、なんかモヤモヤします」(31歳、公務員)
今の自分を受け入れて、周囲に対して感じるコンプレックスを手放す

YUUKI:これまで恋愛経験がなくても、結婚したいなら、「私は結婚したい!」と堂々と言っていいし、逆に「恋愛・結婚をせずに生きていきたい」と望むなら、それだってすごく素敵な選択なんだから、「そうしたい!」と胸を張って宣言しちゃっていいよ。
とはいえ、社会やまわりから「恋愛や結婚はして当たり前」という価値観を押し付けられると、「恋愛経験がないことは、恥ずかしいことなのかな…」とか、「今さら恋愛を始めるなんて難しいかも…」と考え込んでしまう気持ちもよくわかります。
そんなときは、自分に「それでもいいよ」と声をかけてあげて欲しい! それはつまり、コンプレックスを感じてしまう「自分を許す」ということ。そもそも、コンプレックスというのは、自分で自分に認定してしまっている場合がほとんどなんだよね。まわりから何か言われて傷ついたり、モヤモヤしたりするのも、結局のところ、自分がその部分を認められていないから。

今回のアートのカイセツ。
「You can choose anything 」
「何が好きで何が嫌いか、どんな自分で生きていたいか、全ての選択はあなたが決めていいってこと。自分に見合わないかもなんて思わないで。なりたいあなたで、生きたい生き方を常に選んでいいんだよ。自分には大きすぎるってくらいのものを、あえて掴む気持ちで!そのほうがきっと、人生面白いよ」(YUUKI)
年下とのコミュニケーションに悩む! “古臭い”と思われないためにはどうしたら?
お悩み:年下との接し方にいつも迷ってしまう。自分が時代遅れの考え方をしていないか不安です…。
「会社で年下と接するときに、『この考えは古いかな?』『老害と思われないかな?』『これを言ったら、私世代の価値観を押し付けることになるかな?』などと悩んでしまいます。どうすれば年下とヘルシーな関係を築けますか? 古臭い人にならないためのヒントが欲しいです」(29歳、会社員)
「あなたの考えを聞かせてほしい」というオープンな姿勢でい続ける。

YUUKI:私自身、友人の年齢層が広く、上も下もひと回り以上離れている人がいます。当然、話しているとジェネレーションギャップを感じることもあるけれど、そういうときは素直に「それってどういうこと?」と質問するようにしています。「あなたの考えを聞かせてほしい」というオープンマインドな姿勢で接すると、「私のまわりではこれが流行っています」「私はこう思います」と相手も意見を言ってくれるから。
とはいえ、相談者さんのように会社で上下関係がある環境だと、特に年下は本音を言ってくれないこともあると思う。それでも、焦らずにオープンマインドでい続けてみてほしい! 少しずつ信頼関係が築けてきたら、相手も本音を話してくれるようになるはずです。

今回のアートのカイセツ。
『咲いて枯れて種となる』
「世界のスピードと自分のスピード。追いつけ追い越せで、忙しない。立ち止まってもいい、助けを求めてもいいから、歩みを止めないこと。咲いた頃を思い出せば、枯れるのは怖いかもしれない。けれど種となり、いつ何度でも芽を出せばいい。身体が老いても、心は老いないから。また、種子から始めよう」(YUUKI)
「仕事大変アピール」が上手な同僚にモヤモヤします…!
お悩み:自己アピールが上手な同僚のようにふるまえず、結果的に自分の仕事量が増えてしまう
「『仕事大変アピール』が上手な同僚にモヤモヤします。彼女も私と同じ仕事量だし、大変さも同じはずなのですが、上司などに対して、自分がどれほど大変かをはっきり言葉で伝えるのが上手なんです。結果『〜さんはもう手いっぱいだからあなたお願いできる?』と私に振られることもしばしば。私はなかなか断れない性格だし、『私大変です!』と言うのもなんだか違う気がしてしまい、気づくと自分の仕事量が増えてしまいます...。大変さアピールが上手なことも仕事のスキルなのかもしれないし、羨ましく思う部分もあります。どうすれば、私も上手くアピールできるようになるのでしょうか」(30歳、会社員)
「大変アピール」は処世術ではない。仕事を任される自分に誇りを持とう!

YUUKI:相談者さんは、「大変アピールできること」を処世術だととらえているかもしれないけど、私はそうは思わないし、それができることを羨ましく感じる必要はまったくないと思います。だって、上司やクライアントの立場になって考えたら、そういう人に対して仕事を頼みたくないはずだから。相談者さんが仕事を振られるということは、まわりから信頼されていて、きちんと仕事ができると認められているということだし、それをもっと誇りに思っていいんじゃないかな。
YUUKI: 「アピール上手になること」よりも、与えられた仕事をしっかりこなせる人になることを目指すのはどう? 正直、「大変アピール」を大きな声でできる人はまわりから注目を集めるし、一瞬ヒーローのように見えることもある。でも、見ている人はちゃんと見ていて、相談者さんのように地道にしっかりと、途中で投げ出さずに仕事をしている人を絶対に評価してくれるから。

今回のアートのカイセツ。
『ただひらすらにまっすぐに』
「いま自分の目の前にある物事から目を逸らさず、がむしゃらでも失敗しても、ただひたすらに真摯に向き合っているあなたなら、きっと群を抜いて輝いているよ。処世術なんて屁でもない。真っ直ぐぶつかれるし、だからこそ助けも求められる。そんなカッコいいあなたでいて欲しくて、この絵と言葉を描きました」。(YUUKI)
5年間つき合った恋人にフラれました。この喪失感、どうしたら?
お悩み:5年間つき合った彼にフラれました。この喪失感と孤独感をどうすれば解消できますか?
「5年近くつき合った彼氏にフラれました。 あまり考えないようにしているのですが、 まわりで結婚していたり、長く続いていたりするカップルを見るとモヤモヤしてしまいます。 たまにすごく寂しくなり、誰かに愛されたいなと思います」(23歳、会社員)
愛は与えられるものではない。自分で自分を愛してあげて!

YUUKI:悩みを打ち明けてくれて、ありがとう! 5年間も一緒に過ごした恋人とのお別れは、とっても辛いよね。喪失感を抱くのは当然のことだと思う。でも、その寂しさを埋めるために周りに愛を求めてしまったり、カップルに嫉妬したりしてしまうのは、自分自身を十分に愛せていないからかも。
恋人がいてもいなくても、自分で自分を大切にできたほうがきっと幸せだから、相談者さんは、恋人と別れて自分に集中できる今がチャンスだと思って、自分を愛する練習をしてみるといいんじゃないかな。
例えば、筋トレをしたり、エステに行ったり……何でもいいんだけど、それを「誰かに愛されるため」じゃなくて、「自分に自信を持つため」にする。そうすれば、恋愛だけでなく、いろんな素敵な関係を築けると思います。
YUUKI:もちろん、外からの愛で自分を満たしたくなる気持ちもよくわかるよ。私の場合、寂しさや焦りを感じると、人肌が恋しくなるというより、物欲が爆発しちゃうんだよね(笑)。それで爆買いをして、一時的に満たされた気持ちにはなるんだけど、あとで「なんでこれ買ったんだろう…? 持ってるのと一緒じゃん!」って後悔することがよくある。
だけど、私は、衝動買いに走ってしまった寂しさや焦りの“根本的な原因”をしっかりと探るようにしています。そうすると「恋人が欲しい」「誰かに認めてほしい」とか、自分の本当の気持ちが見えてきて、その願望を認めるだけでも気持ちがラクになるんだよね。
それと同時に、自分がすでに持っているものに目を向けるのもすごく大切。例えば、困ったときに助けてくれる友達がいる、温かい家がある、ホッとした気分になれる可愛いお布団がある……こんなふうに、すでにある幸せに気づいていくと、寂しさや焦りがやわらいで、「与えてほしい」という感情が薄れていくから。

今回のアートのカイセツ。
『愛はここに、はじめから』
「恋人がいない時は1人なのが不安で、恋人がいるときは浮気が不安で。結局そばに誰がいたとしても不安になってしまうのは、自分で自分に愛を感じられてないからだと思う。周りを見ず、比べず、求めず、ただまっすぐに。自分の奥底にある小さな愛情を静かに感じて、満たされていいんだよ。そうすればほら、そばに誰がいてもいなくても、どっしりとブレない、自分に愛された自分のまま、また誰かを愛せるよ」(YUUKI)
現在34歳、老いが怖い…! 年下と容姿を比べて劣等感を持ってしまいます
お悩み:見た目の変化に焦りを感じます。年齢を前向きに重ねるにはどうすればいい?
「現在34歳ですが、急激に老いを感じる日々です。年齢なんて気にしていなかったし、むしろ子どもっぽく見られるのが嫌なくらいだったはずなのに、 ここ2〜3年で見た目がグッと老け込んでしまってめっちゃ焦ります。 若くて可愛い後輩を見ると、どこか妬ましく思ってしまう自分もすごく嫌なんです。どうしたら年齢を重ねることをポジティブにとらえられるのでしょうか」(34歳、会社員)
年齢を重ねるほどに、私たちはカッコいい大人になっていける

YUUKI:「若さは美しいけど、美しさは若さではない」という言葉を聞いたことがあって。若さあふれる肌質や姿に美しさを感じるのは当然だけど、それだけが美しさかと言われたらそうじゃないよね? 年齢を重ねるからこそ得られる品や色気が絶対にあるから、老い=醜いと考えないほうがいいんじゃないかな。
私自身、10代〜20代前半の頃を振り返ると、見た目にすごく迷いがにじみ出ていたなぁって思う(笑)。でも今は、客観的に自分を見られるようになって、何が自分に似合うかがちゃんとわかって、すごくラクになったんだよね。それは昔より洗練されて、自分らしさがちゃんと輝きだしているという証拠だと思うし、月日を重ねたからこそ手に入ったもの。
だから、相談者さんも自分らしさに一度目を向けてみてほしいし、これから先も年齢を重ねることをもっと楽しんでほしいなって思います。

今回のアートのカイセツ。
『あなたは今をかがやける、この瞬間も』
「私は7年以上維持してきた金髪を、30代に入ったのと人生の節目もあって黒髪に戻しました。これからさらに歳を重ねてそのうち白髪もパラパラ生えたりして、それを整えるためにきっとまた髪を染め始める。だから今こそ、地毛の黒が最高に輝くチャンス。今だけの美しさを、過去と未来を羨むのではなくて。いろんな自分に出会っていこう、楽しんでみよう」(YUUKI)