プラダ・グループとユネスコ政府間海洋学委員会(UNESCO-IOC)は、持続可能性と海洋保全の意識啓発を目指す「SEA BEYOND」プロジェクトの一環として、「海洋リテラシー世界会議」を開催。海洋に対する人類の理解を広め、地域社会が海洋環境を尊重し世界各地の海洋文化の保全と目的とするものです。

若い世代の海洋保全に対する意識向上を目指す「SEA BEYOND」

【プラダ】UNESCO-IOCと共に「海洋リテラシー世界会議」を主催、「海洋リテラシーアクションのためのヴェネツィア宣言」を採択

「SEA BEYOND」は、ユネスコ政府間海洋学委員会(UNESCO-IOC)と提携し、持続可能性と海洋保全の意識啓発を目指し、2019年からプラダ・グループが支援する教育プログラム。特に若い世代の海洋保全への意識を向上させ、世界規模での海洋教育の進歩に貢献しています。

プラダ 海洋リテラシー世界会議 会議の様子

「海洋リテラシー世界会議」で行われたのは、教育、科学、政策、経済、文化の各分野で海洋リテラシーを確立する新たな行動の波を引き起こすことを目的とした「海洋リテラシーアクションのためのヴェネツィア宣言」の採択。海洋に対する人類の理解を広めることで、地域社会が海洋環境を尊重し、世界各地の海洋文化を保全できるようにするもの。最終的には、より幅広い持続可能な開発への礎ともなるものです。

プラダ 海洋リテラシー世界会議 子供向けのワークショップ

宣言発表に続き発表されたのは、恵まれない地域の子供たちや若者が教育を受けられるようにすることを活動目的とする国際NGO団体Bibliothèques Sans Frontières(国境なき図書館)と提携した「SEA BEYONDアイデアボックス」第一弾。


フィリップ・スタルクが2014年に考案した「アイデアボックス」は、100平方メートル以上ある移動式マルチメディアセンター。インターネット接続、タブレット端末やノートパソコン、250冊以上の書籍やゲーム、何百もの研修教材が備えられ、あらゆる環境にいる子供達が平等に教育の機会が得ることができるもの。イベントでは80名以上のヴェネツィアの子供たちと若者が「SEA BEYONDアイデアボックス」を体験しました。

「SEA BEYOND」
プラダ・グループがユネスコ政府間海洋学委員会(UNESCO-IOC)と提携し、持続可能性と海洋保全の意識啓発を目指す教育プログラム。若い世代を対象とした研修を通じ、世界規模での海洋教育の進歩に貢献。発足以来、第1弾から第3弾まで展開した教育モジュールでは、世界中で35000名以上の中高生と海洋リテラシーの基本的な考え方を共有してきました。さらに、未就学児を対象にヴェネツィアで屋外教育活動を行う「ラグーン幼稚園」プロジェクトが、子供たちと潟の生態系の間につながりを構築する目的で2023年に開始。


持続可能性と海洋保全の意識啓発を目指す教育プログラム「SEA BEYOND」。今後もさまざまな取り組みが予定されています。この機会にぜひ注目してみて!