WEEKLY NEO HOROSCOPE

早いもので、2023年ももうそろそろ4分の1が終わろうとしています。ついこのあいだ新年を迎えたばっかりなのに…と思ってしまいますが、実は、西洋占星術の世界では、明日の3月21日こそが1年の始まりだということをご存じでしたか? その理由は、始まりの星座であるおひつじ座に太陽が入るから。太陽が365日かけて12星座を1周するスタートの日が明日やってきて、新しい運気のサイクルが始まっていくのです。

そんな節目の日を目前に控えた今日、yoiのウィークリーホロスコープ連載が大リニューアル! yoi読者の皆さんが、占いを通して新たな自分の一面を知り、日々を前向きに過ごせますように…という願いを込めてyoiオリジナルで作り上げた新占いの魅力と楽しみ方を、占いを手がけた星乃せいこさんと、記事を担当したエディターKが語り合いました!

占いは時代を切り取るもの。2023年に生きる私たちのための言葉とは?

占い師・星乃せいこさんに聞く! yoiオリジナルの新占い「WEEKLY NEO HOROSCOPE」の魅力と楽しみ方_2

現在はアメリカにお住まいの星乃さん。時差を越えて、リモートでお話しさせていただきました。

星乃せいこ

占い師

星乃せいこ

京都府生まれ。東京大学文学部社会心理学科を卒業後、一般企業での10年間の勤務経験を経て、占い師に。メディアでの執筆のほか、不定期でオンラインでの個人鑑定も受付中。また、コーチングを学んだ経験から、おもに女性へのコーチングも行なっている。

エディターK:星乃さん、こんにちは! いえ、星乃さんにとっては、こんばんはですね。遅い時間にありがとうございます。新占い「WEEKLY NEO HOROSCOPE」がいよいよ3月20日から始まります! 今回は、新占いの魅力や、星乃さんが占いに込めた思いなどをお聞きします。

星乃さん:こんばんは! いよいよ始まりますね。

エディターK:今回の占いのテーマは、「占いを通して自分をもっと知り、日々を前向きに生きること」。今の時代を生きる私たちの心が健やかになるような占いをyoi読者に届けたいと思い、企画を考えました。ベースとなっている西洋占星術はとても歴史が深いもので、「この星座はこんなキャラ」といったようなイメージも根強くあるかと思います。ただ、価値観や環境が目まぐるしく変わっている今の時代においては、これまでされてきた解釈ではとらえきれていない12星座それぞれの魅力もたくさんあるのではないかな…と思い、「NEO HOROSCOPE」と題して、それぞれのキャラクターを星乃さんに再解釈していただきました。西洋占星術は、時代や状況に合わせて読み解き方を変えることができるのが面白いですよね。

星乃さん:そうですね。そもそも、星の動きが伝えていることというのは、かなり抽象的な概念なんですよね。なのでそれをどう解釈するのかは、そのときの状況や占う対象によって、ケースバイケースで変わっていくものなんです。例えば個人鑑定なら、その人がこれまでどんな人生を歩んできたかによって、星の意味するところの解釈は変わりますし、占ったタイミングがどんな時代かによっても変わります。

エディターK:今回の占いでは、どういった基準を持って星の動きを読み解いていったのでしょうか?

星乃さん:今回は、yoiというメディアがどんな場所なのかということを念頭において読み解いています。2019年の終わり頃、西洋占星術の世界では大きな時代の転換点がありました。それは、物質的な豊かさや地位・名誉を求める“土の時代”から、精神的な豊かさや皆にとってよりよい世の中を求める“風の時代”への転換です。2021年にローンチされたyoiはすごく、“新しい風”が吹いているメディアだな、と思ったんですよね。

時代が変わると、個人の生き方も変わっていきます。yoiに吹いているような新しい風にどう乗っていくのがいいのか、新しい時代のなかでは、この星座はこんな強みを生かしてこんな面を担っていくんじゃないか、といったようなことを想像しながら書きました。

風の時代のイメージ

自分の個性をもっと知る! 12星座をさらに3分割して占いました

エディターK:今回の占いの最大のポイントは、12星座のキャラクターをさらに3つに分けて占っているところですよね。

星乃さん:そうなんです。例えば同じおひつじ座でも、生まれた日によってちょっとずつ特性が違うんですよね。今回は、12星座の誕生日を前半、中間、後半の3つに分ける、西洋占星術の「デカン」という分け方を使って占っていますが、普通の12星座占いよりも、より自分の個性を深掘りできる占いになったんじゃないかと思います!

エディターK:デカンで分けた3タイプそれぞれにつけた、ネーミングが面白いですよね! 私はやぎ座の中間の生まれですが、「美意識が高く、品格や優雅さ<エレガント>のただよう人」とのことで、「エレガント・ヤギ」というキャラネームがついています。個人的には、エレガントか!? と思いますが(笑)、そういう面もあるのかなあ〜と、自分の知らなかった一面を教えてもらったような気がしています。

星乃さん:自分で思っている自分って、過去に誰かに言われたことだったりとか、自分が経験したことをもとに認識している面が多いですが、実は自分が思っている以上に、別の側面を持っていることもあるんですよね。

「あなたはこういう特徴を持っているよ」とか「こういうことが得意だよ」とか、自分がこれまで見ていなかった視野から教えてくれるというのは、占いのいいところかなと思っています。それを受けて「そういえばそうかも!」と思うことで、自分自身の可能性を広げられたらいいですよね。

占い師・星乃せいこさんに聞く! yoiオリジナルの新占い「WEEKLY NEO HOROSCOPE」の魅力と楽しみ方_4

自分と話すきっかけになる、星乃さんからの“贈る言葉”

エディターK:今回の占いでもうひとつこだわった点は、36キャラそれぞれへの“贈る言葉”です。占いというと、「今週はこういうことが起こりますよ」と物事を予測するようなものが多いですが、この“贈る言葉”が伝えているのは、その週、自分と話すためのトークテーマのようなものなんですよね。例えば、3/20週のエレガント・ヤギに贈られたのは、「お気に入りだけのワードローブをつくるとしたら、どの服を選ぶ? 古びた服や活用できていないモノを手放せば、今あるモノの価値にもっと気づけるかも。」という言葉なのですが、この問いかけをきっかけに、今の自分に本当に必要なものはなんなのか、といったようなことを考えられるようになっています。

この“贈る言葉”は、星乃さんが勉強されてきたという「コーチング」の考え方が生かされていると思うのですが、そもそも、コーチングとはどういうものなのでしょう?

星乃さん:コーチングというのはスポーツのコーチと同じで、次の目標や今抱えている問題について依頼者と話し、伴走するような役割や、そうしたアプローチのことです。私の場合は、その方が過去にどんな子ども時代を過ごしたのか、どういう成功体験があるか、どんなことに満足感や喜びを感じるのかなどを伺って、その方の強みや思考を知ることで、どうしたら幸せになれるのかということを一緒に考えていきます。

“贈る言葉”は、基本的に質問系になっていて、読んだ人が自分で答えを探すようになっているのですが、それはコーチングのやり方と同じなんですよね。自分はどう思っているのか? その答えを知っているのはコーチではなく、本人だけなんです。自分自身の中に眠っている答えを引き出す質問をしていったり、視野を広げる手伝いをするのがコーチングであり、今回の“贈る言葉”もそんなふうに使えるものになっています。

エディターK:自分をよく知るためには、自分との対話を重ねることが不可欠だと思いますが、そのきっかけをつかむのが難しいこともありますよね。何をどう対話したらいいかわからないというか…。でも、毎週占いでテーマを提示されて、それについて考えることで、自分のなかに答えを見つけられたり、新たな気づきが生まれそうです!

星乃さん:そんなふうに使ってもらえたらうれしいですね。“贈る言葉”はそれぞれのキャラごとにありますが、自分のキャラに向けられた言葉以外でも、ピンとくるものがあれば、ワーク的に考えてみるのもおすすめです。

エディターK:それ、面白そうですね。自分の星座以外の占いも読んでみたくなります。この占いをきっかけに、読者の皆さんが新しい自分の魅力を発見できますように!

占い師・星乃せいこさんに聞く! yoiオリジナルの新占い「WEEKLY NEO HOROSCOPE」の魅力と楽しみ方_5

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取材・文・企画・編集/木村美紀(yoi) 撮影/伊藤奈穂実 イラスト/akira muracco 画像/Photos by Rieko Honma , FUTURE LIGHT / getty images