2023年9月に公開した第1回、2024年3月に公開した第2回に続き、第3回目となる「フェムテック&フェムケアアワード」を公開! 2024年以降に発売されたフェムテック&フェムケアアイテムからyoiがセレクトした全52点のアイテムがノミネート。それらを、yoiに関わるエディターやスタッフ、フェムテック業界の方など25人の審査員がお試しし、特に評価の高かったアイテムを部門ごとに発表します。今回は【テクノロジー大賞 BEST3】を発表!
テクノロジー大賞1位:AQUA QUTTO/MYTREX
AQUA QUTTO ¥22880/MYTREX
お風呂に浸かるだけで骨盤底筋トレーニングが可能!
20代~60代女性の尿漏れなどのトイレ悩みに関する声をきっかけに、美容健康機器ブランド『MYTREX』から誕生したテクノロジーの力で手軽に骨盤の筋肉を鍛える骨盤底筋専用EMS(電気刺激)トレーニングマシン。デリケートゾーンでも安心して使えるように、柔らかく優しい素材を採用。独自のEMSプログラムと製品設計で、お風呂で15分間座るだけで鍛えづらい骨盤底筋にしっかりアプローチします。腟圧試験の結果、わずか3週間で腟口の筋収縮力が最大11.7%もアップし、年齢や出産経験の有無を問わず有意な結果が認められたそう。直径約30cmの、UFOのようなユニークなルックスに皆さん興味津々! 「画期的」、「実際に試してみたい」という声が多く挙げられました。
推薦コメント
「やったほうがいいと思っていても、つい面倒で遠回しになっていた骨盤底筋トレーニング。けれども、浴槽の中でただ座っているだけで自動的にトレーニングができるとなれば乗らない手はない! こういったマシーンにありがちな、大きくて場所をとるという問題もなく、驚くべき薄さとコンパクトさも素晴らしい。テクノロジーが未来を変えてしまうかも!とワクワクさせてくれるようなアイテムだと思います」(ライター・木土さやさん)
「お風呂で使えるのが画期的。なかなかトレーニングしづらい部位なので、手軽に鍛えられるのはうれしい!」(『DISCO』レセプション・川島七海さん)
「お風呂で骨盤底筋トレーニングできるアイテムは、初めて見ました! 腟に挿入してトレーニングするより手軽だし、なんだかワクワク! ぜひ使ってみたいです」(集英社yoiエディターズ MAQUIA編集部所属・エディターH)
「骨盤筋トレーニングというとハードルが高いけれど、『AQUA QUTTO』はお風呂の中で座りながらという手軽さが魅力的。効率的かつ簡単に鍛えられるので便利!」(集英社yoiエディターズ BAILA編集部所属・エディターT)
「長時間PC作業をしているせいか、骨盤がズレやすく、
「骨盤底筋トレーニングアイテムの中でも、お風呂の中で座っているだけでOKという手軽さが面白い。ぜひ実際に試してみたいです」(フリーランスPRコンサルタント・池田志乃さん)
テクノロジー大賞2位:乳がんリスクチェックキット/DearS
乳がんリスクチェックキット ¥9900/DearS
自分を思いやる第一歩に。自宅でできる乳がんリスクチェッカー
日本人女性の乳がん罹患数は2021年予測で94,400人。女性の約9人に1人が生涯の内で乳がんになると言われており、乳がんの罹患者数は30代から年齢とともに急激に増加していきます。毎日が忙しく、わざわざ病院へ行く時間がなくても自宅で気軽に体の状態をチェックすることができたら…そんな不安を抱くすべての女性たちに寄り添い、サポートしていきたいという想いのもと誕生したセルフ乳がんリスク検査キット。時間も費用もかからず、キットの配送や返送も不要です。その手軽さと、こだわりのデザインから大切な人へプレゼントしたという声も多く聞かれました。体への負担が少なく、定期的な乳がんリスクのセルフチェックにもおすすめ。
*本検査キットはセルフチェックを目的としており、病気の診断の目的としては使用できません。結果にご不安のある方はお近くの病院や乳腺専門クリニックなどの医療機関への相談を推奨いたします。
推薦コメント
「自分の体を粗末にしているつもりはないけれど、気づいたら定期検診の間隔が空いてしまっていることが。予約をして、その時間をとって…というのがハードルが高い。でもそれに対して、どこか自分の中で不安もあって。でも『DearS』でセルフケアの一環として自宅で手軽に検査できることで、自分の意識も大きく変わると思う」(ライター・中西彩乃さん)
「普段から意識して年に一回は検診に行っています。実は、健康診断で引っかかって精密検査をしたことも。病院ではなく自宅でいろいろな病気にアプローチできることも増えているので、女性特有の病気についてもチェックする機会が多くなるのはいいと思います。ただ、病院に行かないとわからないことがたくさんあるのも事実。検査に行く前に手軽に踏み込める、入口になるのが大事だと思います」(アイドル・和田彩花さん)
「検査へ行かなきゃと思っていても、面倒だったりハードルが高い。自宅で簡単にチェックできるのはありがたいです」(集英社yoiエディターズ SPUR編集部所属・道下杏香)
「私自身も婦人科系の病にかかったことで検査の大切さを実感した一人。婦人科系の検査になかなか行けない、親しい友人や後輩にプレゼントしたいです」(『Hogara』プロジェクトリーダー・大川侑穂さん)
「検査に行く手前の最初の一歩として、多くの人が使えそう!」(『DISCO』レセプション・川島七海さん)
テクノロジー大賞3位:おりものセルフ検査キットselfem デリケートゾーンチェックツール/エオストレ
おりものセルフ検査キットselfem デリケートゾーンチェックツール 1キット入り¥1650・3キット入り¥4,450/エオストレ
セルフ検査はここまで進化! 自宅でわずか5分で判定
続いて3位にランクインしたのは、同じくセルフ検査キットアイテムの『selfem(セルフェム)』。女性が自分の体への知識と関心を深め、健康維持につなげることを目指し、産婦人科医監修のもと開発された、おりものセルフ検査キットです。自身で採取したおりもののpH(酸性かアルカリ性かを表す尺度)を付属の判定シートで測定するだけで5分で結果が判定。ウェブサイトの質問に答えると、医師の診断チャートに基づき、6つのパターンから判定された結果が表示されます。予防法や受診の必要性が分かり、適切な処置につなげられます。
推薦コメント
「検査のためにまず病院へ行ってほしいけれど、はじめの一歩にはぴったりなアイテム。乳がんリスクチェックキットの『DearS』と同じく、親しい友人へのギフトにしたい!」(『Hogara』プロジェクトリーダー・大川侑穂さん)
「体調によって、おりものの色や量が変わることがあり、ピル処方のついでに診てもらうことも。病院に行くまでじゃないけれど、ちょっとした違和感があるときなど、自宅ですぐに検査できるというのは心強いです」(集英社yoiエディターズ non-no編集部所属・石井瑛子)
「その場で簡単にチェックできるのと、わざわざ郵送する手間がないのもいい。プチギフトとしても喜ばれそうです」(ライター・海渡理恵さん)
「ポストに入るサイズで届くのが◎。においなどちょっとしたことが気になるけれど、病院へ行くまでも…というときに自宅で手軽に検査できるのがうれしい」(集英社yoiエディターズ BAILA編集部所属・エディターT)
テクノロジー大賞3位:ミルクリア/ビズジーン
ミルクリア 1箱(2セット入り) ¥1628/ビズジーン
アルコールチェッカーで母乳育児のストレスを軽減
「もっと早く知りたかった!」と、支持を集めたのがこちら。授乳中でも時にはお酒を楽しみたい。でも、安心して母乳はあげたい。そんなママの想いをもとに開発された、母乳アルコールチェッカー「ミルクリア」。カップに採取した母乳を付属の綿棒に染みこませ、テストパッドに押し当てるだけでOK。2分で簡単に母乳に含まれるアルコール濃度を測定できます。卒乳の時期などにお酒をたしなんだらきちんとチェックし、検出された場合はミルクに切り替える、授乳までの時間をしっかりとる、といった対処もできます。自己管理をすることで、安全に母乳育児を続けられると好評を博しています。
※本製品は、授乳中の飲酒を推奨するものではありません。
推薦コメント
「お酒好きな友人は、授乳の間隔があいてきたとき、少量なら大丈夫なのかな?と。母乳のことをママ一人が考えるのは可哀想だと思う。友人に教えてあげたいです」(ライター・中西彩乃さん)
「授乳中にこれを知っていたら…! 不安な中で授乳をするのはストレスなので、手軽にすぐ検査できるのはよいと思います」(yoi副編集長 福井小夜子)
「妊娠や出産では心も体もたくさんの変化があり、大変なことも多いはず。テクノロジーの進歩で、安心できることがひとつ増えるというのはうれしいですよね。」(yoi編集員 木村)
「まわりに2,3歳の子を持つ友人が多く、ちょうど卒乳しかけで、ディナーや飲み会にも参加できる時期なんですよね。「これで調べてみて!」と渡したいです」(フリーランスPRコンサルタント・池田志乃さん)
「ちょうどまわりで出産する子が多く、お酒を我慢しなきゃという話を聞いていたところ。今すぐママになる予定があるわけじゃないけれど、きちんと検査すればお酒を楽しむこともできるかもしれませんね。友人同士でプレゼントし合うのもよさそう」(yoiクリエイター・石坂友里さん)
「母乳に含まれるアルコール濃度が簡単にわかることで、うれしい人や安心できる人は多いと思います」(集英社yoiエディターズ MAQUIA編集部所属・エディターH)
フリーランスPRコンサルタント
ナチュラル系コスメから韓国コスメで、幅広く美容アイテムのPRをサポート。
『Hogara』プロジェクトリーダー
2015年、豊島株式会社入社。入社当時女性総合職が一人もいない状況だったが、徐々に女性総合職が増えてきたタイミングで、「私たちが今本当にほしいものを作らないか?」という一声で、フェムケアブランド『Hogara』を立ち上げ、朗らかな明日を模索。『Hogara』は、『国際⼥性デー表彰式|HAPPY WOMAN AWARD 2022 for SDGs』で「女性応援ブランド賞」、『Femtech Japan Award 2023』で銅賞を受賞するなど、受賞歴も多数。
ライター
インタビューやヒューマンテーマを主に担当。海外ドラマ&セレブリティ、東南アジア、占いをこよなく好む。
yoi副編集長
入社以来13年間MOREでファッションを担当し、今年の春からyoi編集部副編集長に。吸水ショーツやPMSサプリなど、フェムテック関連のアイテムは昔から積極的に取り入れてきた。今気になっているアイテムは月経ディスク。もうすぐ小学生になる男の子の母。
yoi編集員
2022年の6月にyoiに異動してきた、11年目エディター。yoiでさまざまなフェムテック&フェムケア情報に触れることで日々関心が高まり、いまや吸水ショーツやデリケートゾーンソープは手放せない存在に。
集英社yoiエディターズ non-no編集部所属
女性誌、文芸誌、少女漫画など、各編集部から選出されたyoi委員会メンバーの一人。入社3年目で現在はnon-no編集部に勤務。主にビューティやインタビューページを担当。yoi委員としての仕事を通して、フェムテック&フェムケアやウェルネスに関する知識を日々習得中。
集英社yoiエディターズ MAQUIA編集部所属
yoi委員会メンバー1年目。入社以来MAQUIA編集部に勤務し、主にビューティや、インタビュー企画を担当。フェムケアは初心者ですが吸水ショーツは長らく愛用中。
集英社yoiエディターズ BAILA編集部所属
女性誌、文芸誌、少女漫画など、各編集部から選出されたyoi委員会メンバーの一人。入社以来BAILA編集部に勤務し、今年で7年目。BAILAでは主にビューティや読み物、インタビュー企画を担当。自立心の強い長毛さび猫と暮らしている。
集英社yoiエディターズ SPUR編集部所属
yoi委員会に所属したばかり。普段はSPUR編集部にて、ファッション/ビューティ担当。ズボラな性格で「時短」「簡単」という言葉に弱いので、面倒くさがりでも楽々試せるフェムテックを探しています。
ライター
yoiライター。産後をきっかけに、ホルモンバランス&免疫力がガタ落ちしたのを痛感。医師もびっくりな高スパンでのトラブル多発に悩んでいたところに、yoiでの執筆の機会が。心身を立て直すべくフェムテック&インナーケアを導入し、現在の推しサプリは、エクエルと婦宝当帰膠。今年の目標は、分子栄養療法と婦人科でのモナリザタッチ。
yoiクリエイター
1988年、東京生まれ。スカウトされ2001年『週刊朝日』表紙モデルでデビューする。雑誌、広告のほか、CMやMV、SHOW、映画にも出演。韓国人デュオBrown eyesのMVに出演したことをきっかけに、活動の幅を韓国にも広げる。現在はライターや、ときどき韓日翻訳家としても活動中。
【yoiクリエイターズとは?】
yoiの読者としての目線を生かし、語学やアート、文章表現などのクリエイティブスキルを発揮して、情報を発信していくクリエイターのこと。ビューティーやウェルネス、カルチャーや社会派の記事など、それぞれの得意分野でyoi読者におすすめのコンテンツを毎月配信します。
撮影/森川英里 ロゴデザイン/齋藤春香 取材・文/木土さや 企画・構成/yoi編集部