女性の多くは「生理痛が重い」「生理前になるとイライラが抑えられない」「つわりがつらい」など、女性特有の心身の不調を抱えています。その反面、「家族やパートナー、会社がつらさを理解してくれない」「なぜ会社に必要な制度がないんだろう」と困る局面も少なくないのでは?
こうした実情を踏まえ、女性特有の健康課題に関する調査を「ネクイノ」が実施。自社のオンラインピル処方サービス「スマルナ」を利用するユーザー320名を対象に、「東京都議会会派 無所属東京みらい」と共同で行いました。パートナーや職場、そして行政に、今、女性たちが望むこととは? その調査データや回答者の意見に、思わずうなずいてしまう人も多いはず!
8割の女性が「ピル」に関心あり
7割以上の女性が「生理やPMS」について配偶者やパートナーに知ってほしいと思っている
フェムテック商品やサービスに最も期待することは「生理痛・PMSなどの解決方法」
職場で力を入れて取り組んでほしいこと1位は「生理休暇の取得しやすさ」
「ピルに関する啓発やアクセス改善」に自治体が注力すべき!
約7割の女性が、東京都の女性特有の健康課題への取り組みを知らない
生理、PMS、不妊、妊娠、更年期障害、婦人科系疾患といった心身の健康に関する不調や悩みは、女性なら誰にでも、一生涯にわたって起きうる課題です。一方で、妊娠出産や不妊など、パートナーとシェアしていくべき問題も、身体的・経済的負担は女性の側により大きくのしかかってきます。
東京都の議会会派との共同で行われた今回の調査結果を踏まえて、東京都はもちろん、全国の行政機関が具体的な政策に展開していくことに期待したいもの。また、既存の行政サービスについては、私たちも積極的に知り、有効活用する必要がありそうです。制度が変わり、多くの人の意識が変わることで、女性がもっと働きやすく、過ごしやすい社会環境がきっとつくれるはずです。
■女性の健康課題に関する調査概要
調査期間:2021年12月9日〜2021年12月16日
調査対象:2021年6月〜11月にピルの配送先を東京都としたスマルナユーザー 320名
調査方法:インターネット調査(スマルナメールマガジンにて回答者を募集)
引用元:「ネクイノが東京都議会会派と女性特有の健康課題に関する調査を実施」
(株式会社ネクイノ プレスリリース 2022年1月27日)
構成・文/宮平なつき Photo by Tero Vesalainen / iStock / Getty Images Plus