【伊藤千晃のフェムケアライフ vol.16 デリケートゾーンの肌悩み】痒みや黒ずみが気になったら？

「Ｉゾーンの黒ずみや、薬を使わずに済む程度ですが、たまに痒くなることが気になっています」（29歳・会社員）

伊藤さん：痒みに関するお悩みは、ほとんどの女性が経験したことがあるのではないでしょうか。まずは、“デリケートゾーンの痒みが気になるのは特別なことではないよ”、ということをお伝えしたいです。

——千晃さん自身も痒みに悩んだことはありますか？ 

伊藤さん：もちろんあります！ そうならないために、デリケートゾーンはいつでも清潔な状態をキープできるように気をつけていますが、それでも痒みが気になってしまうことってあるんですよね。

私の場合は、我慢できるレベルの痒みが長引いてしまったことがあって、これはおかしいと思い、病院へ駆け込んだこともあります。そのときの原因はなんと「腟カンジダ」だったんです。

当時の私は“腟カンジダ＝性病”というイメージを持ってしまっていたのですが、実は感染するリスクはセックスだけではないんですよね。体の抵抗力が弱っていると腟に常在するカンジダ菌が増殖してしまうそうで、体調が悪い日に温泉に入ったら腟カンジダになってしまった、風邪をひいて寝込んでいたら併発してしまった、という話も聞いたことがあるくらいです。

——病院ではどんな処置をしたんですか？ 

伊藤さん：私の場合は錠剤とステロイドの塗り薬を処方していただいたのですが、1日で痒みがすっと引きました。そのときのカウンセリングで「忙しくてストレスがたまっても、自分の心と体は大事にしましょうね」と励まされて、お医者さんは偉大だなぁと思いました（笑）。

そのとき、悩む時間があったらすぐに病院に行くべきだったと後悔したので、痒みは我慢せずにお医者さんに相談するのがいちばんのおすすめです。婦人科と皮膚科、どちらに行けばいいのかな？という方もいると思うのですが、デリケートゾーンの痒みの場合はまずは婦人科です。

——デリケートゾーンの黒ずみや乾燥対策はしていますか？ 

伊藤さん：乾燥や摩擦などが黒ずみの大きな原因のひとつだと思います。特に下着の選び方は重要。昔は下着もファッションと同じように楽しむことを優先していたのですが、出産してからは完全に素材と着心地を重視するようになりました。特に生理前や生理中は肌が敏感になっているので、極力刺激や摩擦を与えないようにしています。

年齢を重ねると肌の乾燥やくすみが気になるのと同じで、デリケートゾーンも悩みが増えてくるものなので、これまで以上に目を向けることが大切。

最近はVIOの脱毛をする方も多いですが、その後の保湿を怠っている方が多い印象です。乾燥すると黒ずみだけでなく痒みも招いてしまうので、最低限の保湿を日課に。

あとはデリケートゾーンを健康チェックくらいの気持ちで目視して、今どんな状態かをいつも知っておくことも大事だと思います。 

伊藤さん：お肌に優しい弱酸性かつブライトニング・肌荒れ防止のW有効成分も。デリケートなお肌をととのえ保湿もできるので、デリケートゾーンのケアをステップアップさせたい方にも。

伊藤さん：なんといってもおしゃれなパッケージにひと目惚れ。痒みが気になったらこれでケアしていつも清潔に。安心して使える天然由来成分99%配合の低刺激設計で、出先でも手軽に使える個包装のワイプです。1枚でしっかり拭き取りできる植物由来繊維100%の大判シートで、デリケートゾーンだけでなく、汗をかいたボディのケアとしても重宝。子どもにも使えるので、いつでもポーチに忍ばせておきたい！ 

伊藤さん：こだわりの厳選ハーブを使っていることを売りにしているブランドだけに、使用感への期待も高まります。きめ細かなふわふわ泡はデリケートゾーンだけでなく、おしりのザラザラやニキビ、黒ずみ、においにも働きかけるというから頼もしい。ティーツリーを基調とした清涼感のある香りなので、PMS期にも頼れそう。さらに、ワキや足裏にも使えるマルチタスクっぷりに惚れました！

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撮影／松岡一哲（人物）、田村伊吹（静物）　ヘア&メイク／松永奈巳　スタイリスト／藥澤真澄　画像デザイン／前原悠花　取材・文／通山奈津子　構成／渋谷香菜子