yoiが注目するHOTなアイテムをセレクトし、約1カ月間使用した感想をお届けする連載「Try & Report!」。第33回は、世界じゅうで愛されつづけるロンドン発のコスメブランド『リンメル』から登場した、「カインド&フリー」ラインのベースアイテムをお試し!
『リンメル』の「カインド&フリー」ベースアイテムをTry & Report!
(上段左から)カインド&フリー モイストスキンティント010・201・160(各30ml)各¥1,760・(下段左から)同 プレストパウダー 001・010・020(各10g)各¥1,430/リンメル https://www.rimmellondon.jp/
毎月のように発売する新製品のうち、私はシーズンごとのベースアイテムを試すのが大好きです。なぜなら、スキンケアではフォローしきれない肌悩みを美しく補整してくれるから! 2023年春夏のベースメイクは薄づきのツヤ肌がトレンド傾向にあり、素肌っぽい毛穴レスな仕上がりが多い印象です。ブランドごとの特性と使用感にワクワクしながら、いくつかお気に入りのベースアイテムとの出合いが♡
今回はそのなかから、発売情報が届いた瞬間に衝撃を受けたアイテムをご紹介。心躍るエネルギッシュなカラーアイテムが象徴的な世界的人気ブランド『リンメル』から、人、動物、地球に配慮した100%ヴィーガンコスメライン「カインド&フリー」が誕生したんです! アップサイクルかつクリーンビューティという新しい選択肢が、手に取りやすい価格と広大な販路を確立しているブランドから提供されるだなんて……。これは美容業界とプチプラコスメ市場にとって、メイクの楽しさがグッと広がるきっかけになる大きな進歩!
ベースアイテムのラインナップは3種あり、そのなかでも私の激推しは「モイストスキンティント」と「プレストパウダー」。肌トラブルがなかなかおさまらない3月〜気温が上がりはじめた4月下旬の現在まで毎日使いつづけています。どんな肌状態でも最高のコンディションを演出してくれるので、使うたびに好きになっていくんです。
(上から)010 ローズアイボリー、160 バニラ、201 クラシックベージュ
「モイストスキンティント」は軽くて滑らかなクリームテクスチャー。独自成分のビタミンコンプレックスとアロエエキスがうるおいをキープし、フレッシュな明るさをもたらしてくれます。指でなじませると、するすると肌に溶け込むようになじみ、「スキンティント」の名に違わず、素肌がそのまま美しくなったかと思うほど自然なツヤ感が定着! かといってべたつくわけでもなく、ほんのりエアリーな心地よい仕上がりです。
私の肌トーンにいちばん近いカラーは、標準色の「160 バニラ」。一番自然な色なじみで、肌の赤みをしっかりカバーしたいときにぴったり! もう少しトーンアップ効果がほしいな、という日は「010 ローズアイボリー」を使います。「201 クラシックベージュ」は健康的なカラーなので、夏の日焼けした肌に使ったり、シェーディング使いをして陰影をつけるのによさそう♪
(上から)001 トランスルーセント、010 フェア、020 ライト
「プレストパウダー」はメイクくずれやテカリを防ぐサラサラのフェイスパウダー。こちらにも保湿成分としてアロエエキスが配合されており、マスクをはずしてもつけたてのきれいな仕上がりを長時間キープしてくれます。ちょっと油断するとすぐ汗だくになる今の時期、このパウダーをつけててよかったと何度思ったことか……! そして、毛穴の開きをふわ〜っとぼかして目立たせず、ずっと清潔感のある肌印象で過ごせるんです。
「001 トランスルーセント」はベースの色みを邪魔しないクリアカラーなので、フィニッシュパウダーとして使いやすい! 個人的には、すっぴんで過ごす日のスキンケア後に使うのもあり。つけるだけで肌がすべすべになって気持ちいいんです♡ 色つきの「010 フェア」と「020 ライト」は、日焼け止めや化粧下地&パウダーだけで軽やかに済ませたい人にもおすすめ。
ちなみにプレストパウダーには容器とほぼ同サイズの付属パフが。折り曲げて細かい部分にフィットさせやすい薄型で、起毛はギュッと細かめ。フェイスパウダーはふわふわのブラシでつけたい派の私は、パフを肌にあてたときに「ダイレクトな力が肌に伝わって刺激を与えてしまうのではないか?」とやや不安に。ところが、このきめ細かい起毛こそが、毛穴のブラー効果をアップするために重要だったのです。
毛穴の開きが目立つ小鼻〜小鼻横あたりと額にパウダーをオン。パフの中央を指でグッと押し込み、パフの角を使うと小鼻のきわとカーブにシンデレラフィットします。
(左)モイストスキンティント 010で仕上げた肌 (右)プレストパウダー 001をプラスした肌
すると、頬の毛穴の開きがここまで目立たなくなります! ブラシづけでもふんわりとカバーできるものの、パウダーのキープ力を夜まで実感できたのは、やはり付属パフでつけたとき。乾燥肌ぎみの私は1日中お直しナシでもOKでしたが、メイクくずれが気になる人は、メイク直し用として持ち歩くのもよさそうです。
顔全体の比較はこちら!
スライド写真で、すっぴん、モイストスキンティント、プレストパウダーの仕上がりをご覧くださいませ。おすすめの組み合わせは「モイストスキンティント 010」+「プレストパウダー 001」による、透明感増し増しの肌レシピ♡ 目の下のくまと口角のくすみが気になる朝は「モイストスキンティント 160」にチェンジして、カバー力を高めていました。この写真ではいずれも顔全体に使用していますが、私の場合、パウダーは部分的に使って適度にツヤを残したほうが素肌っぽさを演出できそう!
ミネラルオイルや香料といった不必要な原材料を使用しないミニマムな処方だから、早朝から夜までの長丁場の撮影仕事でも「早くメイクを落としたい!」という気持ちに駆られず、肌も気持ちもノーストレス。自分の肌のみならず地球規模の優しさを考えた「カインド&フリー」のアイテムによるベースメイクMYブームは、まだまだ続きそうです♪
Try&Report 後記
実はこの撮影をする前、連日お酒を飲んでいたせいか、あごにポツンと吹き出物ができてしまった私…。なるべく触れずにいたいところだけど、せっかくなら…と、同シリーズのカインド&フリー コンシーラー(全3色・各¥1,320)で隠してみることに!
モイストスキンティントと、それよりもやや軽やかで薄づきのコンシーラーを手の甲でブレンド。コンシーラーは単品で使うよりも、ファンデーションとミックスさせたほうが肌なじみよし&よりナチュラルなカバー力を発揮してくれます。
(左)モイストスキンティントのみ (右)モイストスキンティント+コンシーラー
コンシーラーをミックスさせると、吹き出物が自然にカバーできました。肌に直接チップオンすると液体の量が調整しづらく、ヨレやすくなるので注意! 衛生面でもおすすめな綿棒を使って、なんの力も感じないくらいの力加減でトントントンとタッピングするようになじませて。
肌トラブルがあっても前向きにメイクできるのは、ノンコメドジェニックテスト済み(※)かつ、自然由来成分を高配合した100%ヴィーガン処方だからこそ。これからメイクを始めるティーン世代から、お肌の曲がり角を迎えてベースメイク迷子な大人まで、幅広い世代に使ってほしいアイテムです!
(※)すべての人にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。
撮影・文/井上ハナエ